ペルー
今、南米ペルーの首都リマに来ている。
父がペルーに旅行中に体調を崩し、現地の病院に入院した。見舞いと帰国の際の付き添いのため24時間かけて日本から来た。幸い病状はそれほど重くなく、もうすぐ日本に戻ることができそうだ。
基本的にはホテルと病院の行き来だけなのだが、折角来たので昼食がてらリマ市内を少し観光した。留学したときの同級生で現在ロンドンで働いているペルー出身の友人に事情を話し、リマ市内で”Must See”の場所を聞いたところ、Plaza de Armas、the Cathedral、San Francisco Churchの3か所を勧めてくれた。いずれもペルーの旧市街にあり、新市街にある病院からは少し離れているのでタクシーを使って行った。幸い、現地のツアー会社の日本人でスペイン語に堪能な方に付き添ってもらうことができた。スペイン語が話せないとタクシーに乗るのも一苦労だ。こっちのタクシーは料金メーターなどなく、基本的に値段は交渉で決まる。タクシーに乗る前に行き先を伝え、いくらで乗せてくれるかという話になる。交渉がまとまらないと乗る方は断り、タクシーは去っていく。交渉をしていると次のタクシーが後ろにつけて、交渉が決裂するのを待っている。市の中心に近いところではタクシーはいくらでも来るのでどちらかといえば買い手市場ではある。日本や他の先進国に比べるとタクシー代はかなり安い。車で20分くらい離れたところに行くのに日本円で200円くらいだ。交通マナーはかなり悪い。付き添ってもらった現地のツアー会社の方は、以前メキシコに住んでいた際は自分で運転していたが、ここではさすがに運転できないと言っていた。メキシコもかなり交通マナーの悪い国と思っていたが、それよりひどいらしい。確かに自動車レースのようにわずかなすきを見てどんどん割り込みながら進んでいく。それがこっちでは普通なのだと思いかけていたのだが、度を超えていたのか、途中、隣の車の運転手が怒って、私の乗っていたタクシーの運転手とスペイン語で何か言い合っていた。それでも腹の虫が治まらないのか、今度は後ろに座っている私たちに向かって英語で、「この運転手はCrazyだ。今すぐに降りたほうがいい。さもないとこの運転手に殺されるぞ。」と言って去っていった。ちょっと心配になったが幸い何事もなく無事目的地に着いた。
リマは年間を通してほとんど雨が降らない。今日もいい天気だった。旧市街は予想していたよりもかなりきれいな街だった。ペルー出身の友人お薦めの上述3か所はいずれも素晴らしい場所だった。素晴らしいと思う反面、インカ帝国がありながらそれを滅亡させ新しくこれだけ立派な都市を作ってしまうなんて当時のスペインは強大で強引だったんだろうなと考えてしまう。
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。