英語で本を読む
元々英語で書かれた本を日本語訳で読むか、英語でそのまま読むかはいまだに迷う。日本語で読む方が知らない単語も少ないし、読むスピードも速い。英語の本1冊読んでいるうちに日本語だと多分2冊読める。一方で英語で読む方が著者の意図がそのまま伝わってくる感じがするのと自身の語彙が少ない分、新しい学びも多い。翻訳されたものを読むと原書ではどう書かれていたのだろう、と知りたくなることが少なくないし、日本語にすることでかえってわかりにくくなっていることもある。毎回迷いはするが今は英語で読むことを選ぶ方が多い。好きな作家の最新刊やNew York Timesのベストセラーで気になったもの、等、日本語訳が出ていなくて選択の余地がないこともある。
英語の勉強のために英語の本を読んだり、イギリス留学中に半強制的に英語の教科書を読まされたりしたことはあったが、普段の読書で英語の本を読むようになったのは30歳くらいの頃からだっただろうか。たくさん読むにつれてスピードも上がるし抵抗感もゼロにはならないが小さくはなる。ただ、もっと早くに、たとえば大学生の頃から多少無理をしてでも英語で読むようにしていたら今頃日本語で読むのと変わらないようなスピードで読めるようになっていたかも、と思ったりもする。
有難いことに日本では独自の文学の世界が確立していて母語で読める秀逸な文学作品がいくらでもある。各学界に優れた研究者も多く、それぞれの分野の専門家が書いた本も充実している。とはいえ世界的な視点で見れば日本語で書かれた本のプレゼンスは小さい。経済やビジネスの分野であっても自然科学やコンピュータサイエンスであっても英語で書かれた本の質と量に勝つことは難しい。
英語で本を読むことは世界の知に直接触れるチャンスにもなる。AIが今よりさらに発達して英語で書かれた本が瞬時に自然な日本語に翻訳されるようになる可能性は十分にあるが、それでも英語の本を英語のままで読むことの意義はなくならない。英語と日本語は1対1対応しているわけではなく日本語に変換すると日本語で表現できることに限定された記述になり、元々の文章にある概念が伝わらないところがどうしても出てくる。英語を英語のまま理解することで日本語で記述された世界とは異なる英語ならではの世界をそのまま体験することができる。少しでも多くの本を読みたいと思うと迷ってしまうが、早いうちから挑戦すれば長い目で見ると十分なメリットを得られるように思う。
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。
