自主練とコーチング


日本の中学高校においては今でも講義形式の授業が中心だが講義を聴いて何かを理解するのは簡単ではない。科目にもよるが自身の経験を振り返っても講義を聴いて理解できるケースはあまり多くなかったように思う。歴史や公民のようにストーリー性があるものは授業から面白く学べることもあるが英語、数学、理科といった科目は授業中に理解して自分のものにできることはあまりなかった記憶がある。英語は勉強の時間としては自分で単語を覚えたり音読したりネイティブの音声を聴いたりする時間が大半を占める。もちろん授業の中で学んできたこともあるし強制的に時間を確保されるのは重要だった気もするが学びという意味では講義を聴くより自分でやることの方がはるかに大事だった。数学や理科は英語より一層自分で問題を解く時間の重要性が高い。駿台の講習に参加して数学や物理でそういう考え方があるのかと大きな学びを得た気がしたこともあったが振り返ってみると自身の問題演習の積み重ねがあってこその学びだった。社会科目も授業でわかった気になっても自分で説明できるようになるのとは違う。結局自分で考えて整理しないと自分のものにはならない。

音楽やスポーツと一緒で学業も授業を聴いているだけで自分のものになることはない。音楽やスポーツだと自分の練習の時間の方が大事であることは直感的に理解しやすいが学業も基本的には同じで自分でやらないとできるようにならない。語学の習得は特にそうで体で覚える感覚が大事だ。他の科目でも朝から晩まで予備校の授業を受け続けるみたいなのはそれがインプットばかりだと効果としてはかなり怪しい。予習復習が大事、ということはよく言われるが、どちらかというと予習復習がメインで授業は補助的であるくらいでちょうどよいかもしれない。もちろん音楽やスポーツでもコーチングが大事であるように学業においても適切なフィードバックは効果的だ。現在の状況の確認をして課題の整理をして次にやるべきことを確認する、という作業は客観的な視点を提供してくれるコーチと一緒にできるといい。毎日自主練をして1週間に1回コーチングを受けるくらいでちょうどよいように思う。


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