SFCは春休みに入りました。私は来期小熊英二さんの研究会で、AO入試を社会学的に研究しようかなと考えています。  前回は、環境問題のレジ袋に関して別の視点を話しました。今回も引き続き環境問題を、今度は「割り箸」に関してお話しようと思います。(再び武田邦彦さんの「偽善エコロジー」をもとにお話しいたします。)  レジ袋と同様に、森林保護の観点から、「割り箸削減運動」「マイ箸運動」が盛んになっています。ファミレスなどのレストランでも、割り箸ではなく普通の箸がおかれている店がちらほら見えるようになりまし [→続きを読む]

凄く寒いですね….でも桜はたんたんと咲く準備を続けていることでしょう!!  前回の続きです。 さらに、レジ袋を減らしたところでほとんどエネルギーに対する影響はない、というとらえ方もあるので、そこはそのまま引用してみます。レジ袋に使っている石油重量(消費量)は現在25万トン。仮に、百歩譲って、レジ袋を追放し、専用ゴミ袋とエコバックを使うことで石油消費量が半分になり、12.5万トンになったとしても、全体のエネルギー量からすると、わずか0.023%の削減にしかなりません。SFCは24時間キャンパスで、 [→続きを読む]

バレンタインデーがやってこようとしていますね。私が勤めているスターバックスでもバレンタインデーモードが始まりました。  悲しい季節です。はい!今回から数回にわたって。武田邦彦さんの「偽善エコロジー」という本をもとに、環境問題についてお話しようと思います。  武田さんは現在、内閣府原子力安全委員会専門委員、文部科学省科学審議会専門委員を務められており、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか1,2」という本で最近世を騒がせました。彼の考えを大雑把に言うと、環境によいと言われてとられているアクションの多 [→続きを読む]

2009年がやってきて、そろそろ来年度のAO入試(あるいは今年度の9月入試!?)を考える人もでてきているのではないでしょうか??  今回は一年生の時、私が実際に印南教授の「戦略的交渉論」という授業で提出したレポートを紹介してみます。(一年前なので少し現在と変わっている部分がありますがご了承ください!)  [問1] 自分の日常生活を振り返って見て、交渉術や交渉戦略として面白いと思われるものを、具体的な事例(授業中のケース以外)とともに記述しなさい。それがなぜ面白いのか、どういう場合に有効か、あるい [→続きを読む]

発展途上国をもっと発展させたい。何かしらの援助を行いたい。  AO入試の際に、こういったことを述べてやってくる生徒もいると思います。途上国と呼ばれる地域を訪れた際に目にした貧しい現状、自分たちとかけはなれた生活をしている様子、それらを原体験として「格差を直したい」「ODAに関わりたい」と感じたのだと思います。そういった考え方の根本に恐らくあるのは「発展途上国」はいつか「発展」するという概念。国家単位あるいは民族単位で、前近代的な社会がだんだんと発展していき、いつかは先進国のようになる、発展途上国 [→続きを読む]

前にも述べたかもしれないのですが、人間って脳の中に、「側坐核」という『ここが刺激された時やる気が起こる』という部分があって、要は自分を客観的にとらえて、刺激していく作業が、やる気を保つ作業だと、僕はとらえています。「側坐核」のことが書いてある「最新脳科学が教える高校生の勉強法」には「とりあえず勉強を始めれば、その部分が刺激され、やる気が回復する」と書かれていますが、とりあえず始めるのが難しいんですよね…でも大丈夫です。経験上、その部分は他にも、「いつもと違う環境にいる時」と「人と接している時」こ [→続きを読む]

小小論の途中ですが、AOのシーズンも終わりつつあるので、少し前に触れた『やる気』の脳科学的要素について、少し触れようと思います。 逆に一般入試は最も重要な時期であると思われますので、何かしらの参考になればと思います。SFC生は全体としてこの時期『中だるみ』の時期で、(いや、私のまわりだけかもしれません!なんだかんだでみんなやることはやっています!)多くの人が、長い夏休みから明けて、「おら~!勉強したるぞ!」という勢いがなくなり、 「朝起きれない~~」  「1限出るの面倒臭い~~」なんて言っている [→続きを読む]

※この記事には古い情報が含まれています。 現在は面接当日の作文は実施されていません。 小小論の3,4を述べます。 3.自分の将来を語らせるもの 今度は未来に限定されているので「1テーマによる差別化」と「4表現方法による差別化」を用いることとなりますが、基本的には自分の過去を語らせるものと対処方法は同じです。 4.アイデア、発想力を試しているもの さてさて、これも志望理由書において紹介したものを使うのみです。使うものは「2解決案による差別化」で述べた3つの要素 ・全てを疑え ・あらゆるカテゴリーか [→続きを読む]

※この記事には古い情報が含まれています。 現在は面接当日の作文は実施されていません。 小小論の続きです。 自分の過去を語らせるもの  自文の過去を語らせるものは基本的に志望理由書で書いた手順と同じです。ここでは「過去」に限定されているので、「3経験による差別化」と「4表現方法による差別化」が行えるでしょう。今回は「あなたの高校生活を漢字一字で表現すると何か?理由とともに教えろ。」を例にとっておこなっていきます。  ここでは、高校生活という漠然としたお題、さらに短い文章で20分という制限もついてい [→続きを読む]

※この記事には古い情報が含まれています。 現在は面接当日の作文は実施されていません。 「小小論」の続きです。 今回から、「文章例」もいくつか挙げていきます。例えば発展途上国への支援を今の専門としている人、次のような文章が考えられます。   「私は英語教育についてはよく知らないのではっきりと賛成、反対を断言することは差し控えたいが、私のテーマである発展途上国への支援という観点から見ると、是非とも賛成したい。例え英語圏でなくとも、海外での活動の際には英語が使われることがこの世界では多い。私は高校生の [→続きを読む]