前回に引き続き、どんな人が二度目の出願をすべきかを述べていきます。 ・活動、実績が増えた人 I期出願から、II期出願までの間に、何かしらの表彰を受けたり、何かしらの活動を行い、自らの能力を証明する者が増えたりした人は、それだけAO入試において評価するポイントが増えたわけですから再出願する価値はあります。その際、その実績に関して、評価の中枢である志望理由書に記述したほうがよいでしょう。 ・面接まで進んだが、面接では自分の能力をうまくあらわせた気がしない人 全ての教授が面接のプロというわけではありま [→続きを読む]

昨年度は書類内容の削減もあいまって、空前の志願者増がみられたと言われています。以下、最新の出願者数、倍率をのせておきます。(2009年度募集要項より一部抜粋したものです。) 2007年9月入学A方式(倍率5,1) 国内出願者数 第1次合格者数 第2次合格者数 総合政策 51(18) 19(8) 10(3) 環境情報 26(15) 10(5) 5(2) 合計 77(33) 29(13) 15(5) 2008年4月I期入学A方式(倍率6.5) 国内出願者数 第1次合格者数 第2次合格者数 総合政策 [→続きを読む]

今週は添付資料について詳しくお伝えします。 段ボールいっぱいに送った方が有利か? ビデオテープや分厚い資料を送る受験生の中に、所定の封筒に入りきらず段ボール一杯に入れて送り届ける人がいます。彼らが合格し、その体験談を見た新たな受験生の中には「段ボール一杯にして送らなければ受からない」といった不安を感じる人もいるようですが、はっきり言って添付資料は「量より質」です。  教授たちは送った資料全てに目を通し、1次選考を行ってくれると思っている人もいるかもしれませんが、実はそんなことありません。SFCの [→続きを読む]

添付資料 少し先輩の話を聞いたり、ネットで合格者の体験記を見たことある人は「隠れ出願書類」とも言える添付書類の存在を知っていることと思われます。「段ボール一杯送った人がいた」だとか「~kgもあった」など色々な噂を聞く添付資料ですが、実際どれほど必要なのでしょうか? まずは形式的なことから 募集要項にはA~C方式共通して、 〈別添資料について〉 中学校卒業以降からAO入試出願に至る期間における、さまざまな分野での取り組みとその成果、および大学入学後の目標や構想実現に必要な意欲や能力等を示すものがあ [→続きを読む]

2008年度SFC AO入試ではA方式のみに課せられていた「自由記述欄」。 真っ白な紙を二枚渡され、「一体何をすればいいんだ・・・」と呆然とされた方もいるのではないでしょうか? 「慶應義塾大学SFCのAO何だからきっとPCを駆使して、抜群のアイデアで、色鮮やかで・・・」と考えている方もいると思われます。今までの自由記述欄の使い方として特徴的なものには 「自分検定~対策問題」 「ひたすら文章(わりといる)」 「写真つきの自伝」 「紙粘土作成」 といったものがありました。   SFCは自由 [→続きを読む]

前回の続きです。   手法3 「真実を書く」ことからの脱却 「真実を書く」ことからの脱却と言いましたが、志望理由書を含め出願書類全般にわたって嘘を書いたら絶対にいけません。 しかしながら、「100%保障できないが、本当かもしれない大きなこと」や「軽い冗談」ならば書いても大丈夫でしょう。まず、大きなことの方からですが、例えば私の志望理由書の冒頭部分で書いた 私はSFCを必要としている。そしてSFCの一員に許されたならば、SFCを世界で最も注目される学部にしてみせる。 といったもののことを [→続きを読む]

4.表現技法による差別化の二回目です。具体的手法を紹介してきます。 手法1 時間軸からの脱却 時間軸からの脱却といってもピンとこないかもしれませんが、「脱却」ですので堅苦しく考えないでください。何でも良いのです。○○を△△にするという作業を自由におこなってください。 例えば、「志望理由書の中の自分を未来にする。」と以下のような文章が考えられます。  2070年、地球温暖化は止まり、石油に代わる新たな代替エネルギーも開発され、この星は持続可能な未来へ向けて歩んでいる。  しかしながらほんの60年ほ [→続きを読む]

2008年度9月入学用AOに合格された皆さん!本当におめでとうございます。これからは同じSFC生として一緒に頑張りましょう! 今回は3.経験による差別化からです。   3.経験による差別化 SFCのAO入試で一番大切となってくるのはこの部分です。 いくら「これが問題だ」「これがやりたい」などといって言っても、それはたかが「一時的」なもの、嘘の可能性があります。受験生の能力が主に判断されるのは受験生自身の過去の経験です。 ただここでいう「過去の経験」とは今までも述べたようにかたちに残って [→続きを読む]

2.解決案による差別化の第三回です。   とうとう、9月入学用AOの面接&合格発表となりました。ちょうど私がSFCそしてAOというものに出会って1年経つのかと、大学生となってからの日々が懐かしく感じられます。 9月入学について「それってなんだ?」と思われている方は、以前記事を書いたことがあるのでそちらをご覧ください。   今回は、問題解決、発見法の一つとして「システムシンキング」という考え方を簡単に紹介します。 これは「何故あの人の解決策はいつもうまくいくのか」という本の中で [→続きを読む]

2.解決案による差別化の第二回です。   一目おかれるような解決案の見つけるには 広い視野で物事を見ろ!だとか真の問題発見をしろ!などと言われても「一体どうすればいいんだ」と思う方がほとんどだと思います。 しかし、実際に魅力的な解決案を探り当てることというのは、ある程度決まった手法を用い、あとは論理展開を繰り返すことでもあります。 具体的に私が問題解決を図るときいつも意識していることを挙げると、 ・全てを疑え ・あらゆるカテゴリーから接近しろ ・論理を通せ この3つです。これらはこの順 [→続きを読む]