週刊・SFCキャンパスライフ 慶應義塾大学総合政策学部、環境情報学部のAO入試についての特設ページです。AO入試制度の概要、AO入試対策の情報などを掲載中です。

(前回の続きです) 受験というものが活発化し、1960年代には「受験地獄」と呼ばれる過度の受験競争が問題視されていました。高校生が受験勉強の負担により青春時代をのびのびと過ごすことができていない。今も存在するそういった状況への批判が高まり、まず「推薦入試」という制度が、文部省(当時)の制度として打ち出されました。下は、1965年の朝日新聞の記事の内容です。  もちろん、「推薦入学制」にせよ、「能研テスト」にせよ、今後検討すべき問題点は少なくない。ただ、はっきり言えることは、いまの入試制度は精神的 [→続きを読む]

100回+αで、しばらく続いた連載も、今回を含めて後2回で終了。おむです。 ここまで長く書き続けたのは、この連載と、自分のブログだけ。最終章となる最後2回は、ブログと同じような感じで書いていこうと思います。「おむです。」の「おむ」は尾室拓史がよく呼ばれるあだ名で、ブログの最初には「おむです。」といつもつけています。そしてもう一つこんな感じでつける。ただの、連載です。自分が書くもの、描くもの、考えるもの、作るもの、そういったものをまとめて創造するものと言うなら、創造するものは、その時の自分の気分や [→続きを読む]

(前回の続きです。)  「高校出たら働きたい」という高校生に対して、「せめて大学だけは出なさい」と大卒でなければ良い給料がもらえなかった世代の親は言います。  が、実質的に大卒であっても高卒と同じような給料、それどころか大学に行かせるのにはものすごく高いお金がかかるし、「むしろ高卒で働き契約社員として早い段階から昇進していった」方が、早く正社員になれる、そのような環境の中に育った親は、恐らく、自分が大卒であっても、子どもに高卒で働かせることを許す場合は多くなるでしょう。今のところ、「大卒の方が給 [→続きを読む]

大学の「位置」そのものの変化  これからのAO入試の最後として、今回からは大学の「位置」そのものの変化について論じてみようと思います。  大学の「位置」そのものというのは、社会における大学というものの位置、存在、価値観ということ。現在の大学の「位置」というのは、約50%の高校生が進学し、卒業したら、「大卒」しか募集していない企業に入社できる、正確には入社試験を受けることができる場所である、そういったものと考えられます。しっかりと教育する大学もみられてきましたが、どちらかというと人生の中のモラトリ [→続きを読む]

(前回の続きです。)  インターンをAO入試で考える。実際には大学の中で就職活動のインターンに当たるものはないため、完全に何かに当てはめることはできません。が、現在でも似たような事例はいくつか見られます。  早慶MARCHの中から見てみます。現在はありませんが、中央大学総合政策学部が以前とっていたAS方式は、 エントリー→課題論文提出→アドミッションセミナー(ディスカッションン、プレゼンテーション、レポートなど)→小論文・面接(ここから通常の自己推薦入試と同じ扱い)→合格発表 といったように、小 [→続きを読む]

対策の変化 これからのAO入試、6回目の今回は「対策の変化」を考えてみようと思います。 AO入試人口の部分で、おそらくAO対策予備校・塾は全国へと拡大し、それによってAO入試の人口も増えるだろうと予測しましたが、その中身は一体どのようになる、一体どのような指導がなされるのでしょうか?  これを考える前に、就職活動における対策の変化をみてみようと思います。一昔前は学歴が直に就職に結びつくという観念があり、確かに対策はありましたが、大学のブランドに依存する部分が多々ありました。それはおそらく今も残っ [→続きを読む]

(前回の続きです。)   「知識は社会のため、いまこのときに差別に苦しんでいる人びとのために必要なのであり、人々が死に絶えたあとに真実がみつかっても意味がない。多少のまちがいがあろうと、いまこのときに問題に取り組んでいることが必要なのだというのが、喜田の一貫した考えであった。彼はそのとおりにみずからの身を挺して問題にむかい、その死の直前まで奮闘した。」 これは最近私が読んでいる、小熊英二の「単一民族思想の起源」という本の中にでてくる喜田という人物に関する文です。研究者は中立公平の立場に身を置き、 [→続きを読む]

(前回の続きです。)  受験人口とAO入試  AO入試の未来を考える前に、将来大学入試の受験人口や受験層はどうなるか?を考えてみたいと思います。 大学という場所は、一昔前は一部のエリートが通う場所で、高等学校からの進学率もあまり高くありませんでした。高度経済成長期の中、一般家庭が裕福になるにつれ、子どもを大学に通わせる家が増え、大学進学率は急上昇、大学の定員も拡大、新しい大学、学部も新設されていきました。しかしながら、ここを読んでいる方は大学進学を当り前のように考えていると思うので信じられないか [→続きを読む]

(前回の続きです。)  AO入試予備校の全国化  恐らく、AO入試が全国化していく主な原因となるのは、AO対策予備校・塾の拡大であることは前回述べました。それではそもそも、AO対策予備校・塾が全国に生まれることはあるのでしょうか?  ここ関東におけるAO入試対策予備校・塾の始まりは、もともと少し推薦対策をしていた場所が、AO入試の大幅な定員増加による受験者増加により、大きなニーズを得るようになり、AO・推薦対策予備校・塾として本格化し始めたもの、キャリア教育一般的に関わろうとしていた場所がもっと [→続きを読む]

4月Ⅱ期の出願が終わりました。とはいっても、一般入試にとっても大切な時期でもあるので、良い意味で期待はせず、すぐに切り替えて勉強を開始してください。 また、1次合格が決まってしまうと、ほぼAO入試に時間を費やしてしまいがちになるので、その覚悟で勉強のプランもたてておいてください。今月より、本格的に「AO入試のこれから」を予測していきます。  全国への拡大  AO入試のこれからを考える最初のステップとして、AO入試は、現在よりも地理的制約から拡大していくか?すなわち、現在特定の地域にAO入試受験者 [→続きを読む]

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