得意不得意の分類


人には得意不得意がある。それは仕方のないことだと思うが自分の得意不得意を必要以上に決めつけて自分の能力を見限ってしまうのは勿体ない。私自身のことを振り返ってみても中高生の頃、歴史、地理のような科目が好きでなかったし成績もあまりよくなかった。自分は理系だと思っていたし、理系は社会系の科目が不得意なものだと思っていて、勉強にもあまり時間をかけなかった。しかし、理系、文系というのはそこまで明確に分けられるものではない。私は大学院でビジネスを学んだが、ビジネスは理系か文系かと言われるとよくわからない。日本で商学部とか経営学部というと文系のイメージがあるがファイナンス理論などは日本人の感覚だと理系に分類されるのではないか。逆にコンピュータのプログラミングは理系の人が行うようなイメージがあるが文系出身のプログラマも少なくない。プログラミングを覚えることが一種の言語の習得であることを考えれば文系で得意な人がいるのも不思議はない。

甘い物が好き、辛い物が好き、というような好みの話もあまり決めつけるのはよくない。人によってある程度の傾向はあるとは思うがそこまで明確に決められるようなものではない。チョコレートは好きだけど和菓子はそれほどでもないかもしれないし、辛いカレーは好きでも辛子蓮根のようなものは嫌いかもしれない。自分は辛い物は嫌い、というように決めつけると本当は好きであるかもしれないものとの出会いを遮断することになる。

自分はこれは無理、とか、あれは苦手というときにその分類の方法が適切でないと不必要に自分の可能性を否定することになる。ITは苦手、と一言でいっても、メールのやり取りも難しい、という人もいれば、パワポやエクセルはできるけどホームページは作れない、というような人もいる。やってみたら簡単にできることを自分に対する思いこみのためにやらないのは惜しい。

人は自分の周りの世界を認識するために分類して単純化しようとする。それ自体はおそらく必要なことだが、本来はそこまで明確に分けられないことに無理やりラベルを貼って分類しているようなところがある。○○な人は無理、とか、運動は苦手、とか、決めつけずに柔軟に自分自身のことを考えると自分の可能性を広げることができる。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。