ときには決め打ちの判断も


選択肢1:東京発大阪行の新幹線の切符:12,000円
選択肢2:東京発大阪行の新幹線の切符、ただし、当日、羽田-伊丹の飛行機チケットにも変更可能:12,000円

基本的には新幹線に乗るつもりである場合、あなたならどちらを選びますか?

以前の私であれば迷わず選択肢2を選んだと思う。なぜなら同じ値段で選択肢2は選択肢1を含んでおり、どちらが得かということを考えると新幹線の切符 + 「選択権」をもった2の方が得に思えるからだ。万が一、新幹線が止まって使えなくなっても、代わりに飛行機で行ける。しかし今の私であれば1を選ぶ。なぜなら「選択権」が「重荷」になるからだ。ただでさえ日頃から決断しなければいけないことが多いのに、大阪まで新幹線で行くか、飛行機で行くかを考えるために時間を使いたくない。そんなことはさっさと決断して、忘れてしまいたい。新幹線で行くことを決断して、それでも、2を買っておけばいいのでは?という意見もあると思うが、そこが人間の弱いところで、選択権があるとどうしても考えてしまう。むしろ、自ら退路を断った方がうまくいくケースが多い。

私は横浜に住んでいるのだが東京都心の場所に電車で行く場合、大抵のケースで何通りもの行き方がある。出発する時刻によってもどの路線を使うと最短で着けるかが変わる。路線によって運賃が数十円から数百円異なり、時間も数分から十数分変わる。運賃にしても時間にしても大した違いはないのだが、つい、乗換案内を駆使して、最善の方法を探してしまう。まあたまには頭の体操にいいのだがいつもこんなことに時間を使っていてはもったいない。

車のガソリンをどのガソリンスタンドで入れるかでも今まで何度迷ったことか。ガソリンを入れた直後に1リットル2円でも安いガソリンスタンドを見つけたときの悔しさといったらない。1リットル5円安いところなんて見つけてしまったらこの上ない悔しさだ。なので、いつもガソリンがなくなりそうでやきもきしながらも少しでも安いガソリンスタンドに行こうとしていた。でも40リットル入れたとして、1リットル5円違っても200円しか違わない。もちろん貧乏性の私には200円の違いは小さくないのだが、ガソリンスタンドのことばかり考えている時間をもっと他のことを考えている時間に変えられるのであれば200円は安いかもしれない。

振り返ってみるとどうも自分にとって重要な判断に時間をかけるのではなく、些細なことでも、ゲームのルールが明確で、選択肢による損得がはっきりしていることに時間をかけてきたように思う。今後は大局を見て、重要度から判断すべき事項を決め、瑣末な事柄に対しては、決め打ちの判断をする、といったことも必要かなと思う。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。