継続は力


何かを成し遂げるために努力を継続することは大事だ。他人より高い塔を建てるためにはひたすら積み上げていくしかない。しかし、いろいろな誘惑がある中、継続するということはとても大変だ。ごく簡単なこと、たとえば、一日10個の英単語を覚えること、でさえ毎日欠かさず続けるのは意外と難しい。意志の強さも大事だが、それよりも自分の意志を過信せず、続けるための仕組みづくりをすることはさらに重要だ。たとえば以下のような工夫ができる。

a) 自分が今までやってきたことや成果を記録する

記録をつけることは自分の強くない意志をサポートするために最も簡単で効果的な方法だと思う。自分が今どのあたりまで登ってきたのかということを把握することはさらに登り続けるためのモチベーションとなる。ちょっと前にベストセラーになった「いつまでもデブと思うなよ」の著者・岡田斗司夫氏が紹介しているレコーディングダイエットの本質も記録することにある。何をやってきたかということに加えて、その成果まで明らかにできるとさらにいいが、やってきたことを記録するだけでも十分な効果がある。本をたくさん読もうと思ったら、読んだ本の記録をつける。お金をためようと思ったら、すべての出金・入金記録をつける。

b) 目標を明確にする

たとえば英語だったらTOEICの点数でもいい。何らかの目標があった方が人は努力することができる。よくいわれることだが目標は簡単に達成できるものでは意味がないし、そうかといって難しすぎて実現の可能性が低すぎるものではモチベーションがあがらない。ちょっと難しそうだが頑張れば何とかなるくらいのところに置くのがちょうどいい。

c) ライバルを設定する

ライバルの存在は、つらいとき、あきらめそうになったときに「何くそ」と自分を奮い立たせる力になる。目標と同様、弱すぎず、強すぎないライバルを設定できると効果的だ。

d) 障壁を出来るだけ減らす

たとえば何かの勉強をするのであれば、教科書なり、問題集なりを常に手元に置いておくことが大事だ。手に取るために椅子から立ち上がる必要のある棚に置くのと、座ったまま手の届く机の上に置くのとでは大違いだ。とても些細なことでもすぐに「やらない」理由になる。未来の自分がごたごた言い訳を言わないように出来る限り「やらない」理由を排除しておいてあげることが大事だ。

上記のような仕組みを作っておけばやる気の出ない日でもやる気のないなりに頑張ることができると思う。もちろんこれらは例に過ぎず、自分なりにもっといい仕組みが思いつけばそれに越したことはない。日によってやる気が出たり出なかったりするのはある程度仕方ない。モチベーションの高いときに未来のモチベーションの下がった自分をサポートする仕組みを作っておけるといい。


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