コロナ禍2年目となる今年もかなりの期間を緊急事態宣言の下で活動することになった。とはいえ昨年4月から6月にかけて行ったようなオフィス完全閉鎖のような事態に陥ることはなく、感染対策を徹底しながら1年間渋谷本校を開け続けることができた。緊急事態宣言中は平日の閉室時刻を20時と1時間早めたり、説明会の実施をZoomだけにしたり、といった対策を取ってきたが、受講生にはオンラインでの受講を薦めつつ、希望者には渋谷本校でのサポートも実施してきた。バトルロイヤルやワールドカフェは渋谷アネックスで実施し、自習室も開けていたので、渋谷に来ることができる受講生はコロナ禍の中でも横のつながりを作ることができていたように見えた。メンター常駐の自習室（渋谷およびオンライン）は今年から洋トピアと命名し、開催日も増やし、多くの受講生に活用してもらうことができた。

講座の体系は今年も大きく変えることなく、大学受験、高校受験のサポートを行ってきた。今年の受講生が出願した2022年度入試は入試改革2年目ということで前年からの大幅な変更があるところは少数だった。コロナ禍の下での入試も2年目で、面接がオンラインで行われるなどの変更が一部あったものの、昨年のような想定外の動きはあまりなく、洋々の受講生も大きな混乱なく準備を進めることができたように思う。小論文や学科系については「自分プランLT（Long Term）」という講座を新設した。長期的にじっくり実力を養うことを目指した高1、高2生向けの講座だ。小論文については高校に洋々のエキスパート講師を派遣する形も始めている。

昨年に引き続き大学入試改革やコロナ禍に関連して意見を求められることが多くあった。大学受験の多様化、総合型・推薦型選抜志願者の増加、オンライン面接の場合の心構え、等について、GM江口や私がインタビューに答え、新聞や雑誌でも記事になった。大学受験情報は、洋々LABOで発信を続けており、複雑な総合型選抜の検索機能も充実させている。洋々LABOは高校受験版を独立させ、高校受験の記事も探しやすくした。発信については、昨年メンター主導で発足した洋々アンバサダーズの活動が拡大している。YouTube、Instagram、Twitter、noteで継続的に発信してもらっており、公開したYouTube動画は60本を超え、Instagramのフォロワー数は3000人を超えた。

2021年は本日が営業最終日です（一部年末までZoom時間外サポートが残っていますが）。本年もどうもありがとうございました。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまよいお年をお迎えくださいませ。