ラグビー!


残念ながら生放送では見られなかったが結果を知った後、録画放送でラグビー日本代表の対南アフリカの試合を観た。優勝候補の一角である南アフリカに対して終始リードを許しながらも食い下がり最後の最後で逆転のトライを決めて番狂わせを演じたゲームは感動ものだった。29対29の同点のまま試合時間残り10分を切ったところで得たペナルティによるチャンスでトライを狙わずにPGで確実に3点を取りにいった南アフリカと、試合終了直前にPGではなくリスクを取ってトライを狙いにいった日本との差が象徴的だった。

日本代表のメンバーには海外出身の選手が多い。31人のうち、10人が海外出身でそのうち5人は日本国籍を持たない。「36カ月以上、その国・地域に居住」していれば、その国の代表として選ばれることが可能だというから条件は緩めだ。試合に出ている15名のメンバーを見ていると31分の10以上に外国出身の割合が多いような印象を受ける。それでもそこまで「外人部隊」である感じがしないのは日本の高校や大学出身の選手が多いからだろうか。

国際色豊かな日本代表も悪くない。「日本人」が少ないことを批判する人もいるみたいだが私はむしろいろいろな人種や民族に属する人が日の丸を背負って戦うことの方がすばらしいことに感じる。もちろん日本に興味を持っていない人がラグビーワールドカップに出るためだけに3年住んで出場するとかであれば大いに違和感を覚えるだろうが日本の文化を理解して日本のことが好きな人が代表として活躍するならば出身地に関わらず誇りに思うし応援したくなる。朝日新聞に「我々のチームは多国籍だが、異文化交流の良き先例になれればいい」というエディ・ジョーンズヘッドコーチの言葉が紹介されていた。シリア難民の受け入れについて世界中で議論されている中、また、日本政府も少子高齢化による労働力不足を補うための移民の受け入れを検討している中、ラグビーの盛り上がりとともに、日本人って何だ?という議論が深まってもいい。

今晩は強豪スコットランド戦。イングランドで開催されている割には試合時間も悪くない。連休は今日で終わり明日からまた忙しい日々が始まるけれど今晩は生放送を見ながら応援しようかな。


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