自分で面白いと思うと、周りの人間とそれを分かち合いたく、共感したくなるもの。会社で、部署のメンバーに片っ端から「”シックス・センス”観たことあるよね?」と話かけたのだが・・・、観たことあると答えてくれたのは5人中1人しかいなかった。僕より5歳くらい下の女の子たち、まぁそれくらいなら百歩譲ってジェネレーションギャップで許せる。僕と同じ歳の男、僕より5歳くらい上の男、それが観たことないのはビックリした。存在は知っていても「だってホラーでしょ?怖いじゃん!」と言われた。僕の中では”名作”というジャンル [→続きを読む]

2週間くらい前に、映画”シックス・センス”を観た。珍しく真面目に観た。 そう、別に胸を張って言えることではないが、最近真面目に映画を観ることが少なくなった。まず映画館に行くことがめっきり減った。もちろん観たい映画が、それほど出てきていないというのが前提ではあるものの、なんだか映画館に行って2-3時間じっとしているのが億劫に感じてしまうこの頃。家のテレビでNetflixやらAmazon Primeやらで観ることはあるけれど、かなり不真面目に観ている。ご飯食べたり、掃除をしたり、携帯ゲームをしたり、 [→続きを読む]

最近、寝力の弱体化が著しい。平日は割と早い時間、22時とか23時とかにちゃんと眠たくなって一度は入眠するのだが、夜深い1-2時くらいに目が覚めてしまうことがチラホラある。そして、そこからはかなり寝つきが悪い。布団に入って目を瞑っていても一向に眠りは訪れない。いつも1時間くらいは粘るのだが、しまいには諦めてベッドから這い出る。そこからは仕方ないから映画を見たり本を読んだり、よほど意識が高ければ勉強したりして、なんだかんだ起きる時間になっている。 これはポジティブに言えばショートスリーパーになりつつ [→続きを読む]

さてさて、如何なる物事もポジティブに受け止めて、自分の成長に結びつけることが重要だ。”シャイロックの子供たち”を読み終わった時には、さすがの僕も一瞬陰鬱な気持ちになりかけたものの、自分はそんな風にならないように気をつけようと思うことにした。適度なプレッシャーの中で、しっかり努力しつつ適度に自分に期待をして、たまに挫折や敗北も味わって、でもまたちゃんと自分に期待をして、そしてできれば仲間や家族で支え合って、明るく楽しく働いていかないとと決めた。加えて、少なくとも今はそうやって働かせてもらえているこ [→続きを読む]

まずはその感想に至る本編の話を少し。 支店で稼ぎ頭と言われていた人物が、厳しい営業ノルマ達成のために架空融資に手を染める一編がある。ひょんなことからその不正が銀行にバレ、おそらく解雇は免れないだろうとなった日の夜、何も知らない家族の元に帰る。奥さんと子供とご飯を食べながら、「いつから間違えた?」と後悔しながら、最後の団欒を味わうという話。 この話について解説では、「必死に働く者すべての心に訴えかける」、「涙なしには読むことができない」と書いてあった。分かるような分からないような、上手く自分の気持 [→続きを読む]

ジムのサウナに入る時、僕はだいたい文庫本の小説を読んでいる。家から200mくらいのところにあるブックオフで100円まで値下げされた本棚コーナーで、適当に気になったものを買い求めて読んでいる。読み終わったものはまた同じブックオフに持って行って買い取ってもらう。サウナで読んでいるが故に、ページによっては汗滲みができていたり、熱でよれた部分があったりもするのだが、だいたい5~10円くらいで買ってもらえる。キャッシュフロー的には1冊95~90円くらいで読ませてもらっているということ、手頃な娯楽だ。 僕は [→続きを読む]

今年はなかなか桜が咲かない。僕はあいにく花を愛でるタイプの人間ではないけれど、せっかく目黒川沿いに会社があるから毎日ちゃんと気にするようにはしている。けれど、今年はまだ咲いていない。 今週、僕らの会社前を上流の中目黒駅方向に遊覧船が何隻も通って行ったけれど、ちょっと気の毒だった。日本人ならまだしも、わざわざ時期を合わせてきたのであろう海外の人なんかは特に可哀想だった。たしか目黒川の”さくらまつり”もこの3月最後の週末に設定されていたみたいだけど、残念な感じだったに違いない。桜の咲いていない目黒川 [→続きを読む]

日経平均株価は今年の2月22日に、1989年末につけたこれまでの最高値を更新した。 この日の夜は会社の部署メンツでの飲み会があって、二次会の居酒屋のテレビで盛んにそれが取り上げられているのをボンヤリ観た。仕事柄、株価や経済の動きには割と敏感な方だから、当然ながらこの事実は知っていたけれど、その取り上げられ方を見ていると、改めてその重みを感じた気がした。 1989年と言ったら、僕が生まれる2年前だ。「バブルが弾けてから”失われた30年間”だった」、この最高値行くか行かないかの前後数ヶ月、よくこんな [→続きを読む]

さてその答えは、つまり映画は、思った以上に映像としてホラー寄りで描写もグロテスクだった。僕が原作をなんで気に入っていたかって、要はお化けとか超常現象的なものじゃなくて生きた人間の怖さで、ビックリさせられる系の怖さではなく自分で想像してゾワッとなる系の怖さだったからだ。ところが映画は、映像にしようとすると仕方ない部分もあるんだろうけど、割とお化けチックな匂わせや、ビックリさせられる系のホラー要素が強めだった。んでもって思った以上に血が出てきたりもして、ちょっと期待してたのとは違うんだけどな、とは思 [→続きを読む]

この前、久しぶりに映画館で映画を観た。それが “変な家”だ。例えばデートとかで映画を「観る」ことが目的で観たというのではなく、付き合いや暇つぶしとかではなく、自分で観たいと思った映画だった。そういうのって、映画館で映画を観る以上になんだかすごく久しぶりな気がした。 “変な家”は漫画の原作(漫画よりさらに原作があったらごめんなさい)があって、それを眠れない日の夜に携帯でボーッと読んだことがあった。InstagramかTwitterの鬱陶しい広告の一つで、暇だからともポチッて読んでみた感じだったと思 [→続きを読む]