繰り返しになるが、1日たりとも自転車のない生活が嫌だったから、二代目を見捨てる判断をしたその場で、その店に在庫のあるものから次の相棒を見繕った。三代目だ。自転車は僕にとって掛け替えのない存在ではあるが、今回の見捨てる決断も経て、完全に消耗品であることも痛感した。となると大事なのはコストパフォーマンスである。安価で壊れにくいというのが最も重要な条件。見た目のオシャレさとか、軽さとか、出せるスピードの要素は、選択にあたって劣後する。店員さんは色々頑張って高価な最新機種なんかを勧めてくれるが、1-2台 [→続きを読む]

ある日の夜、仕事終わり、いつものようにジムのお風呂をいただこうと自転車に乗ったら、パンクしていた。何か尖ったものを踏んだとか、勢いよく段差を乗り越えたとか、そういう問題じゃない。素人の僕の目から見ても分かったが、タイヤの寿命だ。グリップの凹凸がほぼ無くなって久しいし、その平になった表面には全体的にヒビがたくさん入っていた。この時パンクしたのは後輪だったが、前輪もいつ逝ってもおかしくないように見えた。 自転車なしの生活は1日たりとも耐えられない僕は、仕方ないからこの日のジムを諦めて、そのまま行きつ [→続きを読む]

Mr.Childrenのライブに当選した。先月に応募して、今月の半ばに当選連絡が来た。少し先だけど9月末の”さいたまスーパーアリーナ”だ。アリーナツアーで、ドームやスタジアムに比べて客席数が少ないから、まず当たらないだろうと思っていたところの吉報でなかなかに嬉しかった。アリーナの中でも比較的大きいさいたまスーパーアリーナで、土曜日・日曜日に比べて競争率が若干低くなるはずの金曜日に応募した戦略が功を奏したのかもしれない。あとは誕生日プレゼント的な運が少なからず味方してくれたのかもしれない。 今回は [→続きを読む]

5月30日に、33歳になった。33歳に対して特に感想はないけれど、着実に僕は大人になっている。 33歳、社会人としてはそれなりに脂が乗ってきて、それなりに周りが見えてきて、色々と楽しくなってくるこの頃ではあるが、やはり身体的には少しずつ衰えを感じてくるものである。26歳の3月に現役を引退するまで、毎日過度な運動をして、普通よりかなり頑丈な身体を作ってきた。そこを発射台とすると、やはり普通の人よりも台が高い分、体力が衰える角度は急だ。引退直後は、個人的なトレーニングでスクワット160kgくらい挙げ [→続きを読む]

自分で面白いと思うと、周りの人間とそれを分かち合いたく、共感したくなるもの。会社で、部署のメンバーに片っ端から「”シックス・センス”観たことあるよね?」と話かけたのだが・・・、観たことあると答えてくれたのは5人中1人しかいなかった。僕より5歳くらい下の女の子たち、まぁそれくらいなら百歩譲ってジェネレーションギャップで許せる。僕と同じ歳の男、僕より5歳くらい上の男、それが観たことないのはビックリした。存在は知っていても「だってホラーでしょ?怖いじゃん!」と言われた。僕の中では”名作”というジャンル [→続きを読む]

2週間くらい前に、映画”シックス・センス”を観た。珍しく真面目に観た。 そう、別に胸を張って言えることではないが、最近真面目に映画を観ることが少なくなった。まず映画館に行くことがめっきり減った。もちろん観たい映画が、それほど出てきていないというのが前提ではあるものの、なんだか映画館に行って2-3時間じっとしているのが億劫に感じてしまうこの頃。家のテレビでNetflixやらAmazon Primeやらで観ることはあるけれど、かなり不真面目に観ている。ご飯食べたり、掃除をしたり、携帯ゲームをしたり、 [→続きを読む]

最近、寝力の弱体化が著しい。平日は割と早い時間、22時とか23時とかにちゃんと眠たくなって一度は入眠するのだが、夜深い1-2時くらいに目が覚めてしまうことがチラホラある。そして、そこからはかなり寝つきが悪い。布団に入って目を瞑っていても一向に眠りは訪れない。いつも1時間くらいは粘るのだが、しまいには諦めてベッドから這い出る。そこからは仕方ないから映画を見たり本を読んだり、よほど意識が高ければ勉強したりして、なんだかんだ起きる時間になっている。 これはポジティブに言えばショートスリーパーになりつつ [→続きを読む]

さてさて、如何なる物事もポジティブに受け止めて、自分の成長に結びつけることが重要だ。”シャイロックの子供たち”を読み終わった時には、さすがの僕も一瞬陰鬱な気持ちになりかけたものの、自分はそんな風にならないように気をつけようと思うことにした。適度なプレッシャーの中で、しっかり努力しつつ適度に自分に期待をして、たまに挫折や敗北も味わって、でもまたちゃんと自分に期待をして、そしてできれば仲間や家族で支え合って、明るく楽しく働いていかないとと決めた。加えて、少なくとも今はそうやって働かせてもらえているこ [→続きを読む]

まずはその感想に至る本編の話を少し。 支店で稼ぎ頭と言われていた人物が、厳しい営業ノルマ達成のために架空融資に手を染める一編がある。ひょんなことからその不正が銀行にバレ、おそらく解雇は免れないだろうとなった日の夜、何も知らない家族の元に帰る。奥さんと子供とご飯を食べながら、「いつから間違えた?」と後悔しながら、最後の団欒を味わうという話。 この話について解説では、「必死に働く者すべての心に訴えかける」、「涙なしには読むことができない」と書いてあった。分かるような分からないような、上手く自分の気持 [→続きを読む]

ジムのサウナに入る時、僕はだいたい文庫本の小説を読んでいる。家から200mくらいのところにあるブックオフで100円まで値下げされた本棚コーナーで、適当に気になったものを買い求めて読んでいる。読み終わったものはまた同じブックオフに持って行って買い取ってもらう。サウナで読んでいるが故に、ページによっては汗滲みができていたり、熱でよれた部分があったりもするのだが、だいたい5~10円くらいで買ってもらえる。キャッシュフロー的には1冊95~90円くらいで読ませてもらっているということ、手頃な娯楽だ。 僕は [→続きを読む]