「一足早い誕生日プレゼント」と、一冊の本をもらった。本を贈ってくるなんてお洒落じゃないか、と思いつつ、カバーの付けられた文庫本を開くと「走ることについて語るときに僕の語ること」だった。趣味がランニングの村上春樹が、それについて書いた本だ。 もしかしたらお気づきかもしれないが、僕は村上春樹の本で、読んでいないものはほとんど無い。若干退屈な旅行記とか、インタビュー集とかを除いて、ほぼ読んできたつもりだ。なのでこの、「走ることについて語るときに僕の語ること」も既読である。ブログを読み返すと、どうやら2 [→続きを読む]