家にいる時間が長くなるに伴って、テレビのワイドショーやスマホのニュースアプリなんかをよく見るようになった。それを観ていて思うのは、特に最近になってかもしれないけれど、「○○さんの〇〇行動に非難殺到」といった記事や話題が実に多いこと。説明するまでもないと思うけれど、有名人や政治家がこんな発言をした、とかこんな施策を打ち出した、とかそういうやつだ。 僕だって、どちらかと言えば斜に構えた見方をする人間だし、誰かを非難したくなったり、そもそも嫌いな人だったらその一挙手一投足にケチをつけたくなる気持ちは分 [→続きを読む]

非常事態宣言が出たのは4月に入ってからだけど、おそらく都民がコロナの強烈な影響を受け始めたポイントは、前回の記事にも書いた通り3月25日の小池都知事の会見だ。つまりかれこれ3週間以上経った。しかし残念ながら依然として新規感染者数の増加は止まらない。 僕の生活もやはり多大なる影響を受けていて、会社は原則在宅勤務、ジムは閉鎖、行きつけの呑み屋も営業休止。こうなってみて初めて気付かされたけど、そしてあまり胸を張って言えることではないけれど、普段の僕の生活において、その三ヶ所は外出の9割を占めているよう [→続きを読む]

徐々に、でも確実に勢力を増してきているコロナウイルスは、もれなく僕の生活にも多大なる影響を及ぼしている。金曜日の小池都知事の「感染爆発の重大局面」会見を機に、ついに弊社にも(というより僕の所属している部署にも)原則的に出社停止:特別休暇で自宅待機命令が出た。不要不急の仕事は全てリスケし、自宅で様子をみるのだ。 言うまでもないが、僕は家でジッとしているのが苦手だ。用がなくても外をブラブラしたい人間だ。しかし今回ばっかりは仕方ない。家でできうる限りの時間を使って、ただただ我慢して3日目。どうしようも [→続きを読む]

さて、走り切って思ったことをいくつか書いておく。 今回悔しかったのは、進めど進めど、ふざけた格好で走っている人たちが前にいたことだ。僕は結局最後までカマキリを抜けなかった。どうやら“ふざけた格好をしている奴は速い”らしい。分析するに、普通に走ってタイムを狙うのに飽きた走りのベテランたちが、ふざけた格好で出ていることが多いのかもしれない。例えるならば、僕らが今趣味で柔道の試合に出たとして、柔道を初めてまだ1年の選手と片手で戦ったら負けますか?という状態なのだろう。 走る前は、次はフルマラソンかな、 [→続きを読む]

折り返す頃には、周りに自分と同じくらいのペースの人が増えてきた。復路は基本的に下りが多いため往路よりもだいぶ走りやすい。ただ着実に疲れてきている感覚はあって、徐々に周りを気にする余裕がなくなってきた。そのせいか、すれ違うSさんを見つけることができなかった。徐々にすれ違う人もまばらになって、最終的には当然最後尾の人たちとすれ違う。今にも膝をついてしまいそうにヨロヨロと進み、今しも収容バスに拾われそうな彼らを見て一瞬気の毒だなと思ったけれど、すぐに、自主的に走っているのだから同情の余地はないことに気 [→続きを読む]

走り出してまず思い知らされたのは、全然自分のペースで走れないということ。人が多くてなかなか前に出られないのだ。最初の1km、そういうものなのかなぁくらいの気持ちで周りに合わせて走っていたら6分もかかってしまった(kmあたりのスピードを、音声でイヤホンを通じてリアルタイムで教えてくれるアプリのおかげで、常にペースを把握できるのだ)。「これはマズい」と思った。周りに合わせて走っていたら日が暮れる。そこで一気にギアを3つくらい上げて、人込みを掻き分けるようにドンドン抜かしていくことにした。東京マラソン [→続きを読む]

準備段階の反省はいくつかある。まず12月、1月は仕事がとても忙しい時期で、当初立てた計画ほどは走り込むことができなかったこと。次はもう少しバランスを考えたプランを立てることにする。 体重に関しては、前日90kgを切ったことを確認してから柔道の計量後さながらに炭水化物をたくさん食べた。本番の朝、ごはんを食べた後の体重は94.3kgだったから「5%ルール」ギリギリで、ここだけの話、100kg級で試合に出ていた時よりリバウンド幅が大きい。計画よりかなり無理をしたキツい減量だったということになる。達成感 [→続きを読む]

2/16(日)、青梅マラソンに出場した。今年第54回ということで、日本で最初に始まった市民マラソンである。旧石原都知事に、「青梅なんてあんなチベットみたいなところじゃなく都心で」と日にちをぶつけて東京マラソンを開催される、なんて苦境を乗り越えて青梅マラソンは健在である。10kmと30kmの部があって、僕が出たのはもちろん30kmの方。青梅線の東青梅駅と河辺駅の真ん中くらいからスタートして、線路と多摩川の間を通る青梅街道を奥多摩の方へズーッと行って、奥多摩線の川井駅あたりで折り返して、河辺駅の青梅 [→続きを読む]

昨日、自転車を買い替えた。それまで乗っていた自転車にはずいぶんとお世話になった。大学4年時、寮を出たタイミングで買った。6年と少し乗ったことになる。僕にとっては初めてのちゃんとした自転車だった。太いタイヤとフレームの、いかにも超級の人が乗ってます、といった厳ついやつだった。 たくさん乗るのだけれど、だんだん日々のケアが疎かになって、最後の1年間くらいは間違いなくボロボロの状態だった。握り続けたグリップには最早凸凹がなくなり汚らしくツルツルしていた。サスペンションは効かないし、ギアも壊れていた。チ [→続きを読む]

青梅マラソンまであと1週間となった。年末年始は仕事が忙しかった、とか、足首を故障した、とか、色々な言い訳はあるものの、結局、当初計画していたほどの準備:走り込みは出来ていない。 走った距離は最長で25km。残りの5kmは本番で初めて踏み込む未知の領域ということだ。今は、きっとキツいんだろうなぁ、という憂鬱な気持ちと、いったい自分がどうなってしまうのだろうというワクワク感で、よく分からない心持ちだ。 距離としてはあまり走れていない一方で、タイムは当初見込んでいたものよりはだいぶいい感じだ。今まで最 [→続きを読む]