明日死ぬかのように、永遠に生きるかのように
「もし今日が人生最後の日だとしてもそれをやるだろうか?」スティーブ・ジョブズは毎日鏡に向かってそう問いかけていたという。人生最後の日だったらやらない、という結論が何日も続くようであれば生き方を見直した方がいい、とジョブズは諭す。1日1日を大事に生きる、本当に自分がやりたいことをやるためにそう自問する価値はある。もし惰性で毎日を過ごしているようであれば何か変えた方がよいのかもしれない。一方で、人生最後の日だと思うと将来のためのことはやる気が失せるかもしれない。勉強はその最たるものだ。勉強は嫌いだけど将来のために頑張ろうと思ってきた人は今日が人生最後の日だったら勉強などしないと思うかもしれない。
そういうときはマハトマ・ガンディーの「明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ」という言葉も合わせて思い出したい。今日という日を全力で生きるのは同じだ。本当に自分がやりたいと思うことをやっているかも確認したい。加えて、考えたいのが長期的な視点だ。今日やることは今日のためのことだけではない。この先のことも考えながら今日やるべきことを考える。今日一日今日が最後の日だと思って精一杯頑張る。でも、同時にこれからもずっと続くと考えて貪欲に学ぶ。
今日だけのことを考えるのであれば全力疾走してもいい。一日だけだったら寝ずに過ごしたっていいし、食事を抜いても大したことはない。ただ、明日、明後日と続いていくのであれば心身のいい状態を維持し続けることの優先度が高くなる。短距離走ではなく、マラソンのように考える必要がある。今日は今日でできる限りのことをするが今日で終わりではなく明日も明後日も走り続ける。
全力疾走どころかマラソンのペースだって一日を走り切るのは簡単ではない。一日一日ベストを尽くしてやり切ったと思いながら夜眠りにつけるといい。まずは今日、今日が最後の日だと思って頑張りたい。
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。
