1cm刻みの記録更新
我々の年代で棒高跳び選手と言えば旧ソビエト連邦(現ウクライナ)のセルゲイ・ブブカ選手を思い浮かべる。鳥人と呼ばれ何度も棒高跳びの世界記録を更新し、1988年のソウルオリンピックでは金メダルを獲得した。世界記録を1cm刻みで更新していった(そのたびに新聞の小さな記事になった)ことから、本当はもっと一気に更新できるのではないか、1cm刻みで設定するのは記録を更新するたびに賞金をもらえるからではないか、等の声もあった。でも、何といっても世界記録だ。1cm刻みだって更新するのが簡単なわけがない。
100m走の世界記録を0.01秒更新するのだって、マラソンの世界記録を1秒更新するのだって、野球のピッチャーの球速最速記録を1km/h更新するのだって、簡単なわけがない。これまで存在した人類の中で最高の記録なのだ。自分が記録を持っていたとしてそれを再度達成するのだって簡単ではない。
一部のエリートスポーツ選手を除くほとんどの人にとって世界記録の更新は現実的ではない。ただ、どのような分野であっても自己最高を更新することは頑張れば誰にでもできる。スポーツはもちろん、勉強でも仕事でも。
世界記録を更新するのはすばらしいことだけどそうでなかったとしても自己最高を更新できればそれは自分にとって嬉しいことだ。その記録がたまたま世界で一番だったら世界記録になるがそうでなくてもやることは変わらない。ブブカ選手は常に世界最高を意識していただろうがだからといってやることは変わらない。自己最高を更新するだけだ。
しっかり準備して全力を尽くして実現したこれまでの自己最高記録を更新するのは簡単ではない。それが1cmの更新であってもだ。他の人に比べて絶対的なレベルが高いか低いかは関係ない。
記録更新には棒高跳びの記録のように能力の改善が必要なものもあれば生涯ホームラン記録のように積み重ねていくものもある。マラソンの自己最高記録を更新するのは簡単ではないが、マラソンの出場回数の自己記録を伸ばすことは比較的やりやすい。まずは1cmでもよい記録を目指す、それが難しくてもトライした回数の記録を更新し続けたい。
洋々ではプロフェッショナルによる無料の個別相談を承っております。
個別相談申込ページからご予約いただくか、
電話またはメールにてご連絡ください。
電話:03-6433-5130(平日1400-2100、土1000-1900。水日祝休み。)
Eメール:you2_info@you2.jp
お気軽にご相談ください。
洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。
