今年はコロナ禍3年目に入り、洋々でもwithコロナの形を探る年となった。国内の感染者数は今年も多かったが、緊急事態宣言が出ることもなく、洋々でも幸いなことにクラスターが発生することもなく、1年間校舎を開け続けることができた。個別指導の実施は渋谷本校か、Zoomか、できる限り受講生の希望に沿うようにしているが、一昨年には3割程度まで下がった渋谷本校でのサポートの実施が、今年は半分くらいまで戻ってきた。説明会等のイベントもしばらくは渋谷とオンラインのハイブリッドでの開催を続けていたが秋くらいから渋谷だけの開催のものも増やしてきた。コロナ以前と比較すると渋谷に来られる人でもオンラインでのサポートにメリットを感じる人が増えたので元と同じようにはならないとは考えているが引き続きよりよいサポートの形を探っていきたい。

大学の入学者に占める総合型・学校推薦型選抜の割合がついに5割を超え、入試の多様化がますます進み、洋々でも単に書類作成や面接の準備のサポートをするだけでなく、志望校の選定等、受験戦略の部分でも頼られるケースが増えてきた。そういった需要に応えるために今年新たに書類作成のための「併願プラン」という講座を設定した。これまでの洋々の講座は志望校を絞ってサポートする形をとっていたが併願プランは進捗を確認しながら後から受験校を追加できる。その際に追加の費用も発生しないようにした。2024年度入試に向けて併願プランはさらに発展させて小論文や面接の準備についても途中で受験校が増えても追加の費用なしにすべてサポートできるようにした。

毎年出願締切間際になって洋々に駆け込む受講生が少なからずいて、そのような場合でもできる限り価値のあるサポートを提供できるように心掛けてきた。しかし、やはりもっと早く来てくれれば、という思いがあり、今年は高1、高2向けの講座を改編し、早めに準備をした方が余裕を持って準備できるだけでなく、費用的な負担も抑えられるようにした。高2の8月までに「総合型選抜定期 H2」を開始すると高3で複数校受験のサポートが受けられる「総合型選抜定期 H3」の受講ができるようになる。

これらの新しい講座はいかに洋々のサービスの質を高めるか、という議論の中から生まれてきた。サービスの質を高める、洋々のことを広く正しく知ってもらう、ということがこの1年最も力を入れてやってきたことだ。

メンター主導で始まった洋々アンバサダーズの活動は3年目に入り、今年もYouTube、インスタグラム、Twitter等で様々な発信をしてくれている。メンター同士の集まりである洋々会も定期的に開催してくれて私もGM江口とともに何度か参加させてもらった。3月にはアンバサダーズ主催で受講生の卒業式も実施してくれた。アンオフィシャルの形で全員に声をかけられたわけではないがそれなりの数の受講生が集まり盛り上がった。たまたまではあるが新聞社の方が取材に来てくださりコロナ禍下での受験にからめて大きく取り上げていただいた。

洋々は本日27日が年内の最終営業日になります。Zoomでの時間外のサポートは年末年始も予定されていますが、電話の受付も残り時間僅か、後は大掃除と納会を残すのみになりました。2022年も皆様のおかげでここまで来ることができました。2023年も何卒よろしくお願いいたします。皆様、よいお年をお迎えくださいませ。