リセット
子どもの頃、海で遊んで帰るときに足についた砂をどう落とすかを自分なりに考えた。バスタオルで払えばよいのだがタオルが砂まみれになってしまうのがちょっと嫌だ。ビーチサンダルを履いて海に入って一旦砂を全部洗い落として砂浜をそっと歩こうとしてもどうしても濡れた足にはすぐ砂がついてしまう。砂がつくとまた一旦きれいにしたくなり海に戻り洗い流すが戻る途中でまたすぐ砂まみれになる。何度か繰り返して結局完璧にはいかないことを理解して、バスタオルに砂がついたり、足に多少の砂がついたままになったりすることを受け入れる。
何度か試してうまくいかないと全部リセットしたくなることがある。新しいスポーツに取り組んだところなかなか上達せず他の競技に変えたくなったり、英語の勉強をしていてなかなかできるようにならずいっそのこと英語は諦めてフランス語やドイツ語を学ぼう、と考えたりする。人間関係がうまくいかなくなって今通っている学校や会社をやめて新しくやり直したいと思う人も少なくないだろう。
リセットしてうまくいくケースもある。早々に見切りをつけて別のことをやることで花開くこともある。プロのスポーツ選手でも元々別のスポーツをやっていたけど早い段階で切り替えて新しい競技で大成した、という人は少なくない。自分に合わない学校や会社はとっとと辞めた方がいい場合もある。
難しいのは、もう少し続けたら道が開ける、ということもよくあるからだ。最初は大変だったけれど頑張って続けたら軌道に乗ってうまく回り始める、ということがある。ある程度我慢して続けられないと何やってもうまくいかないということになりかねない。リセットしてもすぐに行き詰まり、またリセットをする、という繰り返しだと勿体ない。やることや環境を変えても自分自身のリセットは完全にできないということもある。逆に環境ややることを変えなくても自分の気持ちを切り替えることでうまくいくこともある。
いざというときのためにリセットの選択肢は頭の片隅に入れておいていい。限界だと思ったらいつでもリセットボタンを押せばいい。ただ、限界が来るまではやれるだけやってみる、というようにすると新たな展望が開けるかもしれない。
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。
