今年、洋々では渋谷本校を新設し、それまで三つあった校舎を一つに統合した。横浜、池袋、秋葉原の校舎の方が近い既存の受講生には通学の負担を強いることになり、また、新規の受講生がどれくらい来てくれるかも読み切れず、かなり迷った末の決断だったが、結果として統合はよい判断だったと思っている。まず当然のことながら日々のオペレーションがシンプルになり全体の仕事に占めるオペレーション業務の割合が減りその分受講生のために費やすことのできる時間が増えた。洋々メンバーが一か所に集まった効果もありいつでも誰かが質問や相談に応えることができるような態勢になった。受講生の数も順調に増え、渋谷本校一校舎で、昨年までの三校舎の受講生を合わせた数を優に上回る受講生の方に来ていただいた。

今年の洋々のオペレーションが大きく改善されたのは校舎の統合に加えてジェネラルサポーターズ（GS）に負うところが大きい。渋谷に移行した後、受講生や保護者、講師の皆様に対する窓口だけでなく、校舎の雰囲気をよくするための諸々の業務についてGSに担当してもらっている。6名の個性豊かな女性陣に参加してもらったことで日々の業務の効率が上がっただけでなく、校舎の雰囲気が随分明るく、和やかになった。

受講生が増えた要因としてメディアの影響もある。大学入試制度改革についての議論が深まるにつれてAO推薦入試についての記事が増え、それにともない洋々について触れられることも増えた。5月には読売新聞夕刊のトップ記事としてAO入試が採り上げられ洋々も写真付きで大きく紹介された。その記事はヤフーニュースのトップ記事にもなり洋々のWebサイトへのアクセスが一気に増えた。他にも毎日新聞や東洋経済といった全国規模のメディアで洋々のリーダーシップメンバーのコメントが採り上げられて少しずつではあるが洋々の知名度が上がっている実感がある。

東大推薦入試も始まり大学入試のあり方が変わろうとしている中で洋々が果たすべき役割は今後ますます大きくなると自覚している。来年も少しでもいい仕事ができるよう1日1日を大切に過ごし、自分自身がさらに成長して、洋々の成長に貢献できるように頑張っていきたい。

2015年もどうもありがとうございました。来年2016年も何卒よろしくお願いいたします。