【解説】青山学院大学文学部:自己推薦入試の対策 | 総合型選抜の個別指導塾 洋々

青山学院大学 文学部:自己推薦入試


青山学院大学文学部自己推薦入試について解説しています。一通りお読みいただくことで、出願資格、募集人数、選考科目、出願書類の内容など、青山学院大学自己推薦入試の全体像についてご理解いただけます。

入学試験概要

学部募集
人数
現浪
要件
評定
要件
その他要件1次2次
英米文学科約30なしなし 所定の英語資格基準書類筆記・
面接
史学科約13現役全体4.0以上
または
全体3.8以上かつ
世界史Bまたは日本史B4.5以上
なし書類筆記・
面接
比較芸術学科約8現役全体4.0以上
または
全体3.8以上かつ
外国語4.2以上かつ
世界史Bまたは日本史B4.2以上
なし書類筆記・
面接

青山学院大学文学部では

  • 英米文学科
  • 史学科
  • 比較芸術学科

の3つの学科で自己推薦入試を実施しています。
英米文学科のみ出願締切が9月中旬と早いため注意が必要です。
史学科と比較芸術学科の出願締切は10月上旬となっています。

 

英米文学科について

また、英米文学科のみ英語資格による出願要件が定められており、所定のスコアを所持していないと出願できません。
英米文学科の英語出願資格は以下になります。

〇英米文学科の英語出願資格(いずれか)

  • 実用英語技能検定準1級以上
  • TOEIC L&R 730点以上、Speaking 130点以上、Writing 140点以上
  • TOEFL iBT 68点以上
  • TEAP(4技能) 300点以上(TEAP CBTは除く)
  • IELTS(Academic Module)オーバーオール・バンド・スコア5.5以上

 

一次審査は書類選考で、志望動機・理由、入学後の計画・目標を記入する「入学願書」の対策がメインになります。

二次審査では一次の書類審査合格者に対し、「小論文(英文を読み、英語と日本語の両方で文章を書く)」と「面接(英語および日本語)」が課されます。どちらも英語および日本語で課されることが特徴です。
 

英米文学科スケジュール

 

出願:9月中旬

1次合格発表:10月下旬

2次選考:10月中旬

合格発表:11月中旬

入学:翌年4月

 

史学科について

一次審査は書類選考では「志望動機・理由書」、「入学者選抜課題」が課されます。
「志望動機・理由書」では、志望理由・入学後の学習計画・目標等を1200字以内で記入します。
「入学者選抜課題」は歴史に関する2000字以内の意見論述となります。例年所定のテーマが提示され、2023年度入試では「戦争」についての論述が求められています。

二次審査では一次の書類審査合格者に対し、「筆記」と「面接」が課されます。
筆記試験については歴史分野の学力を問う論述(90分)となっており、「歴史に関する資料」または「歴史に関する英文」のいずれかを選択し、問題に答える小論文形式となっています。

 

史学科スケジュール

 

出願:10月上旬

1次合格発表:11月中旬

2次選考:11月下旬

合格発表:12月上旬

入学:翌年4月

 

比較芸術学科について

一次審査は書類選考では「志望動機・理由書」、「入学者選抜課題」が課されます。
「志望動機・理由書」では、志望理由・入学後の学習計画・目標等を1500字以内で記入します。
「入学者選抜課題」は芸術に関する2000字以内の意見論述となります。2023年度課題では歴史上、芸術が社会に対し与えた影響について、美術・音楽・演劇映像のなかから一つの分野を選択し、具体的な作品や作家を挙げて論じることが提示され、芸術についての知見・意欲を存分に表現することが求められています。

二次審査では一次の書類審査合格者に対し、「筆記(90分)」と「面接」が課されます。
筆記試験については芸術に関する基礎知識を問うものとなっています。

地球社会共生学部自己推薦入試の2024年度の倍率は、英米文学科が3.2倍、史学科が4.0倍、比較芸術学科が4.8倍です。
青山学院大学の自己推薦の中では比較的高倍率の部類に入りますが、しっかりと対策を行なうことで着実に合格に近づくことが可能です。

 

比較芸術学科スケジュール

 

出願:10月上旬

1次合格発表:11月中旬

2次選考:11月下旬

合格発表:12月上旬

入学:翌年4月

 

対策のポイント

英米文学科に比べ、史学科、比較芸術学科は出願書類の分量が多くなっているため早めの対策が必要です。
特に1200字以内および1500字以内で志望理由・入学後の学習計画の記入が求められていますが、面接も想定してかなり具体的な内容まで考えておくことが重要です。
入学者選抜課題は形式としては小論文と言えますが、一般的な試験と違い推敲を重ねられる分、高い完成度が求められます。
日頃から関連する書籍を読みしっかりとした知識の土台を作るとともに、実際に論述したものの推敲を重ねていきましょう。

 

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