【解説】学習院大学国際社会科学部:AO入試の対策 | 総合型選抜の個別指導塾 洋々

学習院大学国際社会科学部:総合型選抜(AO)


学習院大学国際社会科学部総合型選抜(AO)について解説しています。一通りお読みいただくことで、出願資格、募集人数、選考スケジュール、選考科目、出願書類の内容など入試の全体像について理解することができます。
 


 

学習院大学国際社会科学部 総合型選抜(AO)の概要

募集人数・出願資格・選考科目

学科募集
人数
現浪
要件
評定
要件
その他要件1次2次
国際社会科学科20名2浪まで可*なし指定の外国語検定試験で
基準を満たすスコアを持つこと**
書類筆記試験/
口頭試験

*外国や外国人学校で学校教育を受けた者、国際バカロレア資格取得者などは、詳細を募集要項で要確認

**対象は、TOEFL-iBT、IELTS、TOEIC L&R + S&W、GTEC、TEAP(S+W+L+R)、TEAP CBT、英検、ケンブリッジ英検
詳細は以下『指定の外国語検定試験』を参照

 

スケジュール

 

出願:10月下旬

1次発表:11月下旬

2次選考:12月上旬

最終発表:12月中旬

入学:翌年4月

 

学習院大学のアドミッションポリシー

学習院大学では、“文化の創造発展と人類の福祉に貢献する人材を育成すること”を教育理念に掲げています。それは、人のために働き、貢献する人を意味します。
そのために、入学後は大学の授業や研究だけに留まらず、課外活動にも積極的に取り組む学生を求めています。

 

国際社会科学部の特徴

社会学の考え方と手法を適応し、広い視野から国際社会の問題や現象を分析し、理解する力を身につけます。そのスキルを生かして、様々な国の人と協力して働き、海外でのビジネスに積極的に応じる人材を育成します。
そのために国際社会科学部では、国際的に活躍したい学生を求めています。特に、積極的に国際的な環境に身を置いて活躍の場を見つけたいと考えている、チャレンジ精神のある人がこの学部に向いています。

募集人数は20名ですが、毎年25名-40名前後の合格者を出しています。
(2024年度は40名合格、2023年度は27名合格、2022年度は44名合格、2021年度は33名合格)

 

1次選考:書類による審査

1次選考は、出願資格を証明する書類(調査書・成績証明書など)、指定する英語資格・検定試験の成績証明書、志望理由書、4年間の計画表などから総合的に評価されます。

 

出願書類

出願書類は、大学が指定する用紙で「志望理由書と」「大学4年間の計画表」を作成します。
 

志望理由書

志望理由書では、入学後の勉学意欲、同学部への適性、協業して学ぶ態度などが評価のポイントとなります。特に履修したい本学部の教員が担当している社会科学科目を具体的に挙げ、大学での学びをどうキャリアにつなげるかをアピールすることが必要となります(A4一枚、20-25行)。
 

大学4年間の計画表

「大学4年間の計画表」では、入学後の学修(力を入れたい分野や科目)と海外研修(期間や国・地域・学校名など)の計画を、図や文章で自由に表すことが求められます。思考力や表現力と共に、入学後の学修や海外研修に関する意欲、計画性などが評価のポイントとなります。用紙には1年次から4年次までの枠組みが設定されています。尚、この計画表は入学後の履修や研修を拘束するものではないということです。
 

指定する英語資格・検定試験の成績証明書

学習院大学国際社会科学部総合型選抜(AO)は、指定の英語資格・検定試験で一定の基準以上のスコア・級を持つ必要があります。
全ての資格に対する注意
・全てのスコア・級において、出願時に取得後2年以内のもののみ有効です。
・提出できる英語資格・検定試験は一つのみとなっています(複数のスコアを持っている場合は一番換算成績が高いもの)。
・異なる実施回の4技能スコアを組み合わせて提出することはできません。同一実施回のスコアを提出します。

資格名必要な
スコア
必要な
成績証明書
その他
条件
TOEFL-iBT62点以上Official Score ReportIPT,Junior,Primaryは不可
TOEFLのOfficial Score Report(事務局から大学に直接郵送可*)
もしくは
Test Taker Score Report(事務局から大学に直接郵送のみ可)
IELTSOverall Band Score
5.5以上
Test Report FormAcademic Module
TOEIC L&R + S&W910点以上各OFFICIAL SCORE CERTIFICATEWritingのみ、Speakingのみの
単体受験は不可
団体特別受験制度(IP)及び
TOEIC Bridgeのスコアは不可
GTEC1220点以上Official Score Report4技能オフィシャルスコアに限る
TEAP310点以上成績表(OFFICIAL SCORE REPORT)4技能の合計、同一試験日の
スコアの合計点に限る
TEAP CBT550点以上成績表(OFFICIAL SCORE REPORT)なし
英検準1級以上合格証明書もしくは英検CSEスコア証明書CSEスコア2304点以上
ケンブリッジ英検B2 First以上認定証(Certificate)中高生対象のケンブリッジ英検
(Cambridge English for Schools)
は不可

*TOEFL以外の外国語検定試験の成績証明書は、各事務局から大学に直接送ることは不可

2次選考:筆記試験・口頭試験

筆記試験(90分)
まず国際社会に関する英語の長文を読みます。その後本文の要約英語による本文の要約と意見の記述(英語)、日本語による本文の和訳と国際社会に関する知識が問われます。を解きます。

口頭試験(1人10〜15分)
英語と日本語で行われます。
英語パート:自己紹介や将来像を説明することを通して、英語によるコミュニケーション能力を確認すると共に、国際社会科学部への適性を見られます。
日本語パート:国際社会の課題について説明し、その課題に対する知識や関心を見ます。

 

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