学習院大学法学部公募制推薦入試について解説しています。一通りお読みいただくことで、出願資格、募集人数、選考スケジュール、選考科目、出願書類の内容など入試の全体像について理解することができます。
目次
入試概要
学習院大学法学部政治学科では、政治学科で学ぶ高い意欲を持つ多様な学生を広く積極的に受け入れる目的で、公募制推薦を実施しています。学業成績、課外活動や社会活動など、学力試験だけでは評価しにくい資質や能力を出願書類によって判断するとともに、英語問題・論述問題や面接によって英語能力や分析能力に優れた、志の高い学生を選抜します。
また、政治学科では、意欲ある学生に英語力や分析力などの能力開発の場の提供、大学院進学後押し等を目的とし、FTコース(特別選抜コース)を用意しており、同入試は、FTコースに進学する意欲がある学生がこれを活用することを期待するものともしています(ただし、FTコース進学を保証したり義務づけるものでははありません)。出願には、学校長の推薦状が必要ですが、1校あたりの推薦人数は制限していません。
学科 | 募集 人数 | 現浪 要件 | 評定 要件 | その他要件 | 1次 | 2次 |
---|---|---|---|---|---|---|
政治学科 | 5名程度 | 2浪まで | 3.8 | 指定の外国語検定試験で | 書類 | 英語/ 論述/ 面接 |
*対象は、TOEFL-iBT、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEIC L&R + S&W、GTEC for Students、英検、ケンブリッジ英検
詳細は以下『指定の外国語検定試験』を参照
学習院大学法学部 公募制推薦入試スケジュール
出願:11月上旬
↓
1次発表:11月中旬
↓
2次選考:12月上旬
↓
最終発表:12月下旬
↓
入学:翌年4月
学習院大学のアドミッッションポリシー
学習院大学では、“人類と祖国に奉仕する人材の育成”を教育理念に掲げています。それは、人のために働き、貢献する人を意味します。
そのために、入学後は大学の授業や研究だけに留まらず、課外活動にも積極的に取り組む学生を求めています。
法学部政治学科の特徴
社会の様々な分野において、高い指導力と問題解決能力を発揮してリーダーとなる人の育成を教育方針に掲げています。そのために、政治学・国際関係・社会学を学び、社会に対する深い洞察力と教養を身につけます。
法学部政治学科に向いている人は、社会の現実の動きとその基礎となる制度に関心がある人、知的好奇心がある人、チャレンジ精神が旺盛な人です。
政治学科では、2022年度志願者2名のうち計2名(倍率1.0倍)、2023年度志願者4名のうち計1名(倍率4.0倍)、2024年度志願者2名のうち計2名(倍率1.0倍)の合格者を出しています。
1次選考:書類による審査
1次選考は、調査書、推薦書、志望理由書、活動報告書、指定の英語資格・検定試験などから総合的に評価されます。
出願書類
志望理由書
大学が指定する用紙で志望理由書を書きます。志望理由書(日本語 500-600字)では、法学部政治学科での勉学に対して適性があると考える理由と、法学部政治学科での勉学が自分に対して持つ意味について記述します。
活動報告書
活動報告書(日本語 500-600字)は高校時代に力を入れて取り組んだ活動を説明した上で、自分がその活動に力を入れて取り組んだ理由と自分がその活動に取り組んだことによって得た成果について記述します。
指定の英語資格・検定試験
学習院大学 法学部政治学科 公募制推薦入試志願者は、指定の英語資格・検定試験で一定の基準以上のスコア・級を持つ必要があります。提出できる英語資格・検定試験は一つです。
全ての資格に対する注意
全てのスコア・級において、出願時に取得後2年以内のもののみ有効です。
資格名 | 必要な スコア | 必要な 成績証明書 | その他 条件 |
---|---|---|---|
TOEFL-iBT | 62点以上 | Official Score Report | IPT,Junior,Primaryは不可 TOEFLのOfficial Score Report(事務局から大学に直接郵送可*) もしくは Test Taker Score Report(事務局から大学に直接郵送のみ可) |
IELTS | Overall Band Score 5.5以上 | Test Report Form | Academic Module もしくは Indicator |
TOEIC L&R + S&W | 910点以上 | 各OFFICIAL SCORE CERTIFICATE | Writingのみ、Speakingのみの 単体受験は不可 団体特別受験制度(IP)及び TOEIC Bridgeのスコアは不可 |
GTEC | 1220点以上 | Official Score Report | 4技能のオフィシャルスコアに限る |
英検 | 準1級以上 | 合格証明書もしくは英検CSEスコア証明書 | CSEスコア2304点以上 |
ケンブリッジ英検 | B2 First以上 | 認定証(Certificate) | 中高生対象のケンブリッジ英検 (Cambridge English for Schools) は不可 |
TEAP | 310点以上 | 成績表(OFFICIAL SCORE REPORT) | 4技能の合計、同一試験日の スコアの合計点に限る |
TEAP CBT | 550点以上 | 成績表(OFFICIAL SCORE REPORT) | なし |
*TOEFLのOfficial Score Reportのみ大学に直接郵送可。詳しくは募集要項参照。
2次選考:英語・論述・面接
英語問題(60分)
英文資料が与えられ、それに関する問いに日本語で答えます。内容を正確に把握する読解力と、問いに対する答えを的確に発信することができる論理的思考能力および表現能力が評価されます。
論述問題(60分)
ある社会の諸現象に関する課題や資料が与えられ、それを多面的・批判的に分析した上で、日本語で的確に発信する能力が評価されます。資料については、日本語の評論、グラフ、データ、図表などが含まれます。
面接
学習意欲、社会の諸問題に関する関心の高さ、質問に対する理解力、基礎的な表現力などが評価されます。
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