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「情報」というコトバは、私たちが生まれた20年前当たりから段々と使用される機会が増えてきた。家庭用コンピューターを始め携帯電話・電化製品・車・建物など身の周りのものがみるみるうちに電子化される「IT」または「情報技術」と呼ばれるものが軌道に乗ってきたからだ。このような社会の中で起こる実務面の変化に教育分野の反応は非常に敏感だ。それは「社会の中で実務的貢献ができる人材を育成する」という目標を掲げるのが教育分野であるからだ。 しかし、実際に教育機関等が描くような理想は実在しないのではないか。なぜなら [→続きを読む]

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 今日からやっと大学が始まる。小学校のころ、高校や大学にいる従兄弟を見ながらよく自分の将来の姿をぼんやりと想像した感覚を今でもハッキリと思い出す。しかしまさかその自分が本当に大学生になったと一歩引いて考えると、恐ろしい。そんな日の記事に何を書けばいいのか、珍しく迷っていた。そこでふと思い出したのが前に友人から聞いた話で、執筆の方法として何も頭で考えずに手と目のみで書く「オートマチズム」という手法がある事を思い出した。これはSF作家などがアイディアが自分の中で被る事を避ける為に行う深層心理の効果的 [→続きを読む]

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物事には「本質」と呼ばれるものが常にある。例えば消しゴムの本質は消すことであり、鉛筆の本質は書くことだ。しかし世の中にある物事の多くはその本質を覆い隠している。なぜならこの本質はいつでも「イイモノ」とは限らないからだ。 組織を運営するにあたって、構成員には何かと物事を説明して実行へ移さなければならない。そうしたときに、いちいち「本質」を一から伝えて話をつける必要はない。あえてそれは隠し、表向きの「本質のようなもの」を表明することで彼らを納得させ、真の目標を達成することが重要なのではないか。建築で [→続きを読む]

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毎日価値観が変わっていく。 変な話であるが、あの3月11日以降僕の人生は三度目の転機と対面している(ちなみに一度目は留学、二度目は受験(洋々)だ)。震災から数日は自宅で家族とできるだけの時間を共にした。しかし一週間が経過したところで突然友人からチャリティーの話を持ちかけられた。それがきっかけで外出が増え、その機会に僕はまったく偶然にたくさんの人と出会う。 「こんな時に外出しているのは変人か、こんな時でも自己を崩さないもっと変人か」 そう思いながらも目の前に現れる様々な人たちを拒むことなく受け入れ [→続きを読む]

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3月末に高校を卒業し、長かった「義務」教育を終えた。4月に入り震災の影響で遅れが出るところもありながら、周囲では次々と友人が大学生になっていく。まだまだ寒い北風が時折吹く中、先週から咲き始めた桜が今とても綺麗だ。大きな公園ではお花見が開かれ、いま世界でリビアの戦争と並べて論議され、自国における歴史的大事件の最中とは思えないのどかさが、春の香りに欺かれ一面を立ちこめる。 早稲田への入学が一ヶ月延期になった事について言及をするならば、良くも悪くもあると言える。一ヶ月という期間は怠け癖のある自分にとっ [→続きを読む]

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『すべての地球上の生命は消費の連鎖からエネルギーを得る。「太陽>草食動物>雑食動物>肉食動物」といった順。この連鎖の各ステップで前段階と比べて約90%のロスがあり、先の段階に行くにつれて生命量のロスがある。』 この様に我々の住む地球上では、利害が一致せず結果として効率の極めて悪い環境や状態が出来上がっている事が多々ある。この事は、我々生命体の原初的な域にプログラムされているかのごとく植えつけられたいわば「破壊」と言い換えられるだろう。他者を踏み台にのし上がることで我々の先祖は勝ち残ってきた。そん [→続きを読む]

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地震から二週間たった今だ、被災地から300km離れた東京でもまだまだ混乱が続いている。我が家も母親は家族の心配をしてここぞとばかり色々なものを買い貯めた。(笑 そして先日、ついに父親の宣言により京都に疎開までするという事態に陥る・・・ 現在京都の友人宅でまったり中。 せっかく(?)京都に来たので寺社巡りをして来たのだが、清水寺にて非常に貴重な体験をしたので書き記しておこう。 バスを降りてお土産屋や美味しそうなカフェを横目にみながら長い坂を登り切ると、清水の舞台で有名なその寺の入り口が赤い顔で出迎 [→続きを読む]

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 僕は前から「流行」というものがキライだ。流行とはいわば多数決をして勝つ「マジョリティー」のことだ。例えば僕は友人と洋服がカブるのが大嫌いで、学校でも指定のものを着なかった元々の理由にはこれがある(と思う)。持ち物や行動、発言、全てにおいてマジョリティーを嫌ってここまで生きてきた。 マジョリティーが間違ってるとは言わない(僕は何事も総体的に評価する(judge)ことは基本的に無理だと考えている)。しかしこれが創り上げる「まやかし」こそが批判の対象だ。最近のことばで言えば、「流れ」とも言い換えられ [→続きを読む]

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スペインのバルセロナからイタリアのベニスへ渡りローマに入って、食中毒と共に先日東京へと帰国しました。楽しかったです。 スペインにしてもイタリアにしても、一目その街に触れるだけで歴史を感じる事ができました。それは偏見と先入観の話ではなく、単純にそう「感じた」という感覚的な話です。何が僕にそう強く訴えかけたのか不明なまま帰路につき、機内ではその問と激しい腹痛とに悩まされながら帰国しました。 成田から都内中心部に戻ってくるバスの中で、窓の外を過ぎ去っていく景色に目をやりながら僕は先の問が解けていくのを [→続きを読む]

建築家のタマゴ佐藤鴻の『!』の建造物  日々の「!」を積み上げていくブログです。これがいつか何かしらのカタチにつながれば面白いと思っています。  ちなみに自分は4月から早稲田大学の建築学科に通っています。「!」から何かを創り出す、という事を毎日毎日している人たちの中で頑張ります。  どうぞよろしくお願いします^^  [ 2010-03-15 連載開始] RSS配信中 建築家のタマゴ佐藤鴻の『!』の建造物