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 今回は、「Web」について。  普段何気なく「Web(ウェブ)」という言葉を使っているが、そもそもは「World Wide Web」の略である。「インターネット」がコンピューターネットワーク自体を指すのに対し、「Web」はそのアプリケーションである。マウスでクリックすると違うページが表示されたり、画像が表示されたり・・・いまでは本当に当たり前になっているが、そういった情報を提供するハイパーテキストシステムを「Web」と呼ぶのだ。  Webが出現し始めたのは、1990年頃。Tim Berners [→続きを読む]

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 いろいろな問題解決をWebで行うようになってきているが、そのためには膨大なテキストを処理しなくてはいけない。検索エンジンはWebのテキストをキーワードに分けて処理をしている。Webテキスト処理法では、このようなテキスト処理の背後にある技術について勉強する。テキストは単なる文字列として与えられるが、これを処理するには、まず単語単位に分割する必要がある。このためには正規表現やオートマトンを用いる。また、文章を適切に処理するには文法的な処理が必要で、このためには構文解析を行う必要がある。最近のWeb [→続きを読む]

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今回は、「消費者ニーズに基づくマーケティングの重要性」について。野村総合研究所のコンサルティング部門の方が、ゲストスピーカーとして招かれ講義が行われた。 一般的なマーケティングプロセスとして、まず環境分析がある。ここでは「3C」という言葉がよく用いられ、「顧客(Customer)」「自社(Company)」「競合(Competitor)」について分析を行う。そこからニーズの把握や市場機会の発見、セグメンテーション(市場の細分化)、ターゲティング(標的市場の選定)、ポジショニングと進んでいき、最後 [→続きを読む]

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マーケティング戦略(その4) 今回は、「生理学的アプローチ」について。 人は皆、「好き」という感情を持っている。その対象は音楽やスポーツ、人や味など、さまざまだ。そして人が何かを選ぶとき、その人自身にとって「好き」なものであるということが、大前提として挙げられる。 センセーション・シーキング(SS)という言葉をご存知だろうか。何か変わった、新しい、そして複雑な感覚や経験を求める性質のことで、そのためには身体的あるいは社会的リスクさえも負う、という考え方である。SSにはいくつかの種類があり、スリル [→続きを読む]

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今回は、「ブランド戦略」について。 まず、ブランドとはなにか。米国マーケティング協会によると、「ある売り手の財やサービスを他の売り手のそれとは異なるものとして識別するための名前、用語、デザイン、シンボル、およびその特徴」と定義されている。消費者にとっては、ブランドによって商品探索時のコストが削減したり、評判が確信度や満足度を高めたりといったメリットがある。 ブランドの価値は、想像以上に大きなものだ。たとえば、コカコーラは企業価値の59%がブランドによるものである。同様に、IBMでは28%、SON [→続きを読む]

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今回は、「マーケティングコンセプト」について。 マーケティングには大きく3つのコンセプトがある。組織の目的は、顧客ニーズを満足させること。顧客ニーズ満足のためには、組織全体を通じて、統合され、よくコーディネートされた努力が必要。そして組織は、長いスパンで見た成功を目指すべき、というもの。 マーケティングの領域を考える際、よく「4P」という表現が用いられる。「プロダクト(Product)」「価格(Price)」「コミュニケーション(Communication/Promotion)」そして「流通(D [→続きを読む]

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 「マーケティング」の概念は、過去30年の間に産業社会と消費生活の変貌を反映して大きく変遷してきた。かつては営業や販売に関わる企業活動と考えられていたが、今日ではその活動主体、目的、提供物(商品、サービスなど)、対象範囲の違いに応じて、実に多元的かつ多様なものとなっている。  この講義では、 競争的なビジネス環境において、 プロダクトやサービスを市場に導入することから生じる諸問題とその解決方法についての理解を得ることを目的とする。統合的マーケティングの視点から、 意思決定のプロセス、 競争を構成 [→続きを読む]

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 今回は、「ネットワークは誰がどうやって支えていくのか」について。  総務省のデータによると、インターネットの利用者数は平成9年末で約1,155万人であったのに対し、平成20年末には約9,091万人にまで増えている。人口普及率に換算すると、9.2%から75.3%へ、8倍以上に急増しているのだ。当然のことながら、ダウンロード数もアップロード数も一気に増え、一般ユーザー一人当たりの利用時間・ページビューも同様に増えている。  結果何が起きるかというと、ネット回線上が混雑しサクサク使うことができなくな [→続きを読む]

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 今回は、「ネットワークの外部性」について。  現代社会の市場構造について考える上で、重要な概念が三つある。「規模の経済性(economies of scale)」、「範囲の経済性(economies of scope)」、そして「ネットワーク外部性(network externality)」だ。  規模の経済性とは、大きな固定設備で同一のものを大量生産・販売すること。より沢山作ることにより、平均コストを下げる。20世紀産業の特徴を表す典型的な概念だ。一方、範囲の経済性とは大きな固定設備で「多様 [→続きを読む]

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 デジタル技術とネットワークは社会にさまざまな「つながり」をもたらす。携帯電話が人々をつなぐだけでなく、ICカードなどさまざまな道具と融合することで、新しいサービスを生み出していることに象徴されるように、つながりは、利便性や創造性を生み出す。その力を活用すれば、活力ある新産業や、環境や高齢化などの社会課題に対応できる活力ある社会を生み出すことが可能だ。  ネットワークの力を利用する上では、単にプラス面を見るだけでなく、ネット上の犯罪など、影の部分にも目を向けていかなければならないし、地方や高齢者 [→続きを読む]