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 今回は、最終課題について。最終課題は、「地球温暖化問題の解決法を創案しなさい」というもの。 =====  現代社会は、「車社会」と呼ばれる。日本では1964年の東京オリンピックの直後から「モータリゼーション」が進んでいった。道路特定財源制度などを使った高速道路の拡張や鋪装道路の増加等の道路整備、一般大衆にも購入可能な価格の大衆車の出現、オイルショック後の自動車燃料となる石油低価格化などによって、自動車が利用しやすい環境になったことが原因である。 しかし多くの人々が感じている通り、この車社会が地 [→続きを読む]

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 今回は、「省エネ機器」について。  省エネに対する関心・意識が社会的にも高まる中で、企業の工場や大規模施設だけでなく、私たちの家庭にもそうした技術の導入が進んでいる。家庭での省エネには3つの方向性がある。高断熱・高気密などの「建築物」、太陽電池や風力・太陽熱給湯などの「エネルギー」、そして「家電製品」だ。  家電製品の省エネ化というと、まず思い浮かぶのは「IHヒーター」だろう。ガスによる火力加熱ではなく、「電磁誘導」の原理で加熱する。コイルに高周波を流すと金属に電磁誘導が起こり、金属中を電流が [→続きを読む]

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 今回は、「交通機関」について。  一般的に、温暖化の原因となるモノとしてまず思い浮かぶのは「自動車」だ。実際、日本の温暖化に占める自動車の寄与率は約20%であり、世界的にもこの割合は日々増え続けている。(アメリカでは33%に上る。)特に、発展途上国での大量普及が始まると、莫大な量の二酸化炭素が排出されると懸念されている。インドや中国での自動車の需要が高まる今、この懸念はもはや現実となっている。  現在、自動車は大きく二つの種類に分類される。「内燃機関自動車」と「電気自動車」だ。特に最近注目され [→続きを読む]

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 今回は、「エネルギー」について。  「ドミナントテクノロジー」という言葉をご存知だろうか。一つの社会、一つの時代で、一つの目的を持った技術は一つしか生き残れないとされている。過渡期には複数の技術が存在するが、コスト競争力などの理由から、やがて一つに収束する、というものだ。  自然エネルギーについても、このドミナントテクノロジーの法則が当てはまる。バイオ、風力、水力など、現代ではさまざまな発電方法が考案・使用されているが、現実性や資源制約などの側面をすべて考慮すると、これから先も生き残る最も有力 [→続きを読む]

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 温暖化の主な原因として、「二酸化炭素」が挙げられることが多い。本講義の中では、そうした二酸化炭素を回収・貯留するための技術について、(財)地球環境産業技術研究機構から研究員の方を招き、特別講義が行われた。  二酸化炭素の排出源としては、火力発電所、セメント工場、製鉄高炉、石油化学施設などが挙げられる。こうした各施設において、二酸化炭素を分離回収する技術が導入されている。「科学吸収法による分離」「膜分離」「深冷分離」という3つの方法があり、それぞれ分離した後、地中貯留や海洋隔離へと進む。  また [→続きを読む]

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今回は「温暖化」について。 地球温暖化とは、人間活動によって大気中に放出される温室効果ガスにより地球全体の気温が上昇することである。温室効果(green house effect)、気候変動(climate change)などとも呼ばれ、原因の幅広さや影響規模の大きさ、対策の困難さの視点から見ても、最も重要な環境問題のひとつである。 授業内ではこの温暖化の現象を実感する為に、次のような簡単な実験を行った。頬の近くに手のひらを近づけると、ほんのりと熱を感じる。次に、ビニールの手袋をはめて同じことを [→続きを読む]

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 地球環境問題の定義とは何か。一般的には、「原因と影響が1つの国や地域にとどまらず、国境を越え、あるいは地球全体にまで広がっている環境問題」とされている。例を挙げると、地球温暖化、酸性雨、オゾン層破壊、熱帯林の減少、砂漠化、海洋汚染など、誰もが一度は耳にしたことがあるような言葉が並ぶ。それだけ、世間的にも注目されているということである。  本授業では、数ある地球環境問題のうち、特に「地球温暖化」に焦点を当て、その原因や影響、対策に関して、技術的な観点から論じていく。  温暖化は、他の地球環境問題 [→続きを読む]

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 今回のテーマは、「ネット配信記事は有料か無料か」。  新聞もあまり読まないし、テレビのニュース番組もそれほど観ない。でも、「mixiニュース」なら見る。そういった若者が、ここ最近増えている。また若者に限らず、ビジネスマンや主婦の間でも、「ニュースはネットで」という人が増えているようだ。通勤途中に携帯電話で見たり、家事や育児の合間にパソコンで見たり、時間と場所を選ばず、自分の読みたいニュースだけを手早くチェックできるのは非常に大きなメリットである。  そのような傾向を受け、各社ともニュース記事の [→続きを読む]

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 今回のテーマは、「著作権法どう改正する?」。  SFCは、おそらく日本全国でもかなり「デジタル化」が進んだ大学であると思う。無線LANだけならともかく、課題もWEB上で提出するし、授業資料もWEBからダウンロードする。当然のようにみなPCを使いこなしているため、プレゼンテーションを作る際など、画像や資料をインターネットでダウンロードして用いることも多い。他の大学生以上に、著作権法にも知っておくべきである。  デジタル化が進む現代において、著作権法の問題は切っても切り離せない。インターネット上の [→続きを読む]

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 今回のテーマは、「テレビに未来はあるか」。  近年、視聴率の低下や、収入源の大半を占めていた広告収入が大幅に減るなど、テレビ業界は厳しい状況に置かれている。各社とも産業の多角化を目指し、オンデマンド放送の開始、映画作成、番組を利用した商品の開発など、さまざまな試みをするようになった。  この授業においても、「通信放送融合時代」といわれる現代において、テレビの収益見通しや、オンデマンド放送の需要について考えた。私が書いた文章は、以下の通り。  『オン・デマンドとは、「要求次第」という意味である。 [→続きを読む]