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 前回に引き続き、「放送制度の将来」について。  現時点で問題なのは、「キー局」と「ローカル局」という関係の構図である。キー局の番組が地方で流れることはあっても、ローカル局の番組が首都圏で流れることはあまりない。せいぜい、年に数回行われる「放送ハプニング集」のような番組で、地方のアナウンサーのハプニング映像が取り上げられるくらいだ。地方の番組内容が注目されるわけではない。  地方にも面白い番組はきっとあるはずだ。仮に現在ないのであれば、つくるべきだ。ローカル局にそのような権限を与えることによって [→続きを読む]

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 前回に引き続き、「放送制度の将来」について。  次に、近頃話題になっている「視聴率の低下」について。主にテレビドラマにおいて、その人気を示すひとつの指標としてよく用いられる「視聴率」であるが、その水準が軒並み低下している。もちろん大きな原因は番組の内容そのものにあるのかもしれないが、視聴者が「他の番組を観ている」ために視聴率が低いのではなく、そもそも視聴者が「テレビを観ていない」ことが考えられる。いわゆる、「テレビ離れ」が深刻化する一方で、「You Tube」や「ニコニコ動画」といったサイトに [→続きを読む]

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 今回は、学期末に課された「最終課題」を紹介しようと思う。テーマは、「放送制度の将来」について。以下、私が執筆した論文である。  まず、地上デジタル放送について。2011年7月の地上デジタル放送への完全移行まであと約2年となったが、総務省調査によると、2009年3月時点での対応TV・チューナーの世帯普及率は60.7%で、想定していたペースよりも遅れているのが現状である。景気後退の影響等から普及の勢いが鈍化しており、政府では各世帯への補助も含めた対策を検討している。また、全国約2,200万世帯のC [→続きを読む]

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 今回は「IPマルチキャスト放送」について。  IPマルチキャスト放送とは何か。一般的には、閉じられたIP網(専用回線)を通じて、映像コンテンツを提供するサービス「リニア」と、オープンなIP網でサービス提供を行う「ノンリニア」に分けられる。前者は現在BBTV、MOVIE SPLASH、ひかりTVの3つ。後者はYahoo!動画やGyaoなどが挙げられる。  このような放送によって、私たちは通常のテレビ放送以外にも多くの番組を好きなときに視聴することができるようになった。一見すると、かなり自由度の高 [→続きを読む]

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 今回は、「Googleブック訴訟」について。  「ブック検索」というものをご存知だろうか。全世界の図書をスキャンしてPDF化し、見出しをつける。それをデータベース化し、検索可能にするというもの。著作権の切れたものは全文を閲覧・ダウンロードすることができ、著作権が残っているものは該当箇所の検索結果が示され、オンラインで書籍を注文することができるのである。  Googleでは、世界各国の図書館や出版社などと連携したブック検索サービス「Google Book Search」を展開している。それに対し [→続きを読む]

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 コンテンツ・ビジネスは、21世紀日本の基幹産業になると期待されている。実際、ブロードバンドの世帯普及率が先進国中最高であり、北米市場でも”Anime””Nintendo”などが日常英語として通用していることを考えると、日本のビジネス・インフラは高い水準にあると言っていいだろう。しかしその反面、それを支えるべき法的インフラは脆弱であり、特にその最重要部分である「著作権法」には、いまだ数々の問題がある。 この問題を大きく分けると、次の二つになる。   [→続きを読む]

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 今回は、「アッラー」について。 アッラーとは何か。もちろん、イスラームにおける「神」であることは知っているだろう。 ウィキペディアによると、『アラビア語でアブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラーム教)の唯一神に対する呼称のひとつ。最後で最大の預言者。生みもせず、生まれもしない、絶対固有である。また全知全能で唯一絶対であり、すべての超越である。「目無くして見、耳無くして聞き、口無くして語る」とされ、姿形をもたない、意思のみの存在であるため、絵画や彫像に表すことはできない。』と記されてある [→続きを読む]

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 今回は、「ラマダーン」について。  ラマダーンとは、イスラーム暦9月のことである。このラマダーン月に、イスラーム教徒はサウム(斎戒)を行う。サウムとは、夜明け前から日没まで飲食、争い、性交などを行わないことである。  なぜイスラーム教徒はラマダーンをするのだろうか。伝統か、それとも習慣か。聖預言者の言葉の中にも、昼夜5回の礼拝、ラマダーン月の斎戒、ザアー(喜捨)を行ったものは至福に入るとある。しかしそもそもサウムには、大きく分けて4つの効用があるとされる。  一つ目は、魂のレベルでの効用。斎戒 [→続きを読む]

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 今回は「イスラームとは」について。前回、オリエンタリズムとの関連性も交えて述べたが、今回はよりイスラームそのものについてお話していきたい。  まず辞書的な説明から。広辞苑によると、イスラームとは「神への服従・帰依の意」と書かれている。イスラム教は世界的大宗教で、610~632年頃にムハンマドが創始、アラビア半島から東西に民族を超えて広がった。サウジアラビア・イラン・エジプト・モロッコ・パキスタンなどでは国境となっている。ユダヤ教・キリスト教と同系の一神教で、唯一神アッラーと預言者ムハンマドを認 [→続きを読む]

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 今回は「オリエンタリズムとイスラーム」について。  「中東」と聞いて思い浮かべる人物は誰だろうか。あるアンケート結果によると、日本人の多くは「ビンラディン」「アラファト議長」「フセイン」という3人の名前を挙げるらしい。では「イスラーム」だとどうなるか。今度は「ムハンマド」「ビンラディン」「アッラー」といった答えが出てくる。  しかしこのような非常に限られたイメージだけで、果たして本当に正しい知識を持っていると言えるのだろうか。  「オリエンタリズム」という言葉がある。「近代ヨーロッパの文学・芸 [→続きを読む]