意外に思われるかもしれないが、僕は現役時代から、柔道を“観戦“するのがさほど好きではなかった。”やる“のは好きたけれど”見る“のは好きではないという意味だ。他人の柔道、特に自分と関係のない階級や女子の柔道に興味を持つことができなかった。本音を言えば、活躍している選手を見ると、自分の情けなさを見せつけられるようでなんとなく苦しかった。”見ない“のではなく、”見られな“かったのだったと思う。 それが最近になってやっと、しっかり観戦できるようになった。先週から東京で開催されている世界柔道 [→続きを読む]