学習院大学文学部公募制推薦入試について解説しています。一通りお読みいただくことで、出願資格、募集人数、選考スケジュール、選考科目、出願書類の内容など入試の全体像について理解することができます。
目次
学習院大学文学部公募制推薦入試の入試概要
学科 | 募集 人数 | 現浪 要件 | 評定 要件 | その他要件 | 1次 | 2次 |
---|---|---|---|---|---|---|
哲学科 | 若干名 | 現役のみ | 全体の評定平均値が3.8以上* | なし | 書類 | 小論文/ 面接 |
史学科 | 若干名 | 現役のみ | 全体の評定平均値が3.8以上* | なし | 書類 | 小論文/ 面接 |
英語英米文化学科 | 若干名 | 現役のみ | 全体の評定平均値が4.2以上 | なし | 書類 | 小論文/ 面接 |
ドイツ語圏文化学科 | 若干名 | 現役のみ | 外国語の評定平均値が3.8以上* | なし | 書類 | 小論文/ 面接 |
フランス語圏文化学科 | 若干名 | 現役のみ | 全体の評定平均値が3.5以上* | なし | 書類 | 小論文/ 面接 |
教育学科 | 若干名 | 現役のみ | A:全体の評定平均値が4.1以上* | なし | 書類 | 小論文/ 面接 |
*高等学校1年から3年1学期または前期までの評定平均値を指す。
**Bの計算方法は以下の通り
数学と理科の教科・科目の評定の合計数/ 数学・理科の科目数
= 数学及び理科の履修した全ての科目の評定平均値
詳細は募集要項参照。
スケジュール
出願:11月上旬
↓
小論文・面接:11月中旬
↓
最終発表:12月上旬
↓
入学:翌年4月
学習院大学のアドミッッションポリシー
学習院大学では、“人類と祖国に奉仕する人材の育成”を教育理念に掲げています。それは、人のために働き、貢献する人を意味します。
そのために、入学後は大学の授業や研究だけに留まらず、課外活動にも積極的に取り組む学生を求めています。
文学部の理念
学習院大学文学部は、人文科学諸分野の研究内容を理解し、研究方法を取得した学生自らが、人文科学研究の創造を行うことを目標としています。文化創造の経験をさせることによって、社会の一員として、社会全体の文化を考え、文化を支え、文化を創造する担い手を育てるためです。
文学部志望者には、高校での学習において、文系科目だけでなく、理系の科目についても深く積極的に学んで、広い視野を養うことを期待します。それも単に与えられた問題に対して解答するというのでなく、何ごとに対しても疑問をもち、自分自身で問題点を発見し、自身で考えてみるという態度が必要です。
晢学科の特徴
東西の哲学・思想史及び美学・美術史の領域における知識と考え方を教え、学生が各々の研究課題を自立的に追究できるよう指導することによって、専門知識を生かして活動する人材の育成はもとより、広くよりよく生きる力としての教養と思索力を身につけた社会人の育成を目指しています。
史学科の特徴
歴史学が蓄積してきた成果を受け継ぐとともに、あらたな時代の要請に応えられる歴史研究を目指し、学生には文献など諸資料の分析をつうじて自主的な歴史のとらえ方を身につけさせるとともに、現代社会の状況に的確かつ柔軟に対応できる思考力を備えた人材の育成を目指しています。
英語英米文化学科の特徴
英語圏の文化ないし英語学を考究することで、各国の文化を知り、国際的な視野を持った人間性豊かな人材を育てることを目標としています。同時に、自分の意見を伝達する英語能力養成のため、徹底的な語学教育を行い、運用英語のエキスパートを育てることを目指しています。
ドイツ語圏文化学科の特徴
高いレベルのドイツ語運用能力を養成するとともに、ドイツ語圏における文化的・社会的事象の研究を通して新たな視座を形成します。それにより批判的に物事を捉え、自立した問題解決能力・自己表現能力を身につけた人材の育成を目指しています。
フランス語圏文化学科
高度な語学力をもとにフランス語圏の文化の多角的な研究を通して、多様な価値観を持つ世界の中に自らを位置づける視野を身につけます。専門性を活用しつつ、複雑化する社会の中で、自立的に世界を切り拓いて行ける人材を育成することを目指しています。
教育学科
教育および社会に関する幅広い知見と教育に関する専門的な技能を獲得させ、発達の多様な可能性を探究・研究することを目標にしています。次代を担う人々の成長を促進し共生社会を形成・創造するための資質・能力をもった人材を育成することを目指しています。
2023年度の学習院大学文学部 公募推薦入試の倍率は、2.3倍(合格54名/志願129名)となっています。2023年度は2.7倍(合格53名/志願144名)、2022年度は1.5倍(合格67名/志願103名)、2021年度は2.7倍(合格41名/志願112名)、2020年度は4.3倍(合格37名/志願162名)でした。
年度と学科によって幅がありますので、詳しくは募集要項を参照してください。
選考方法
調査書・推薦書・志望理由書・小論文・面接により総合的に評価されます。
出願書類
志望理由書
志望理由書とは、なぜ「学習院大学のその学部・学科に進みたいのか」という入学志望動機を書くものです。学習院大学文学部公募推薦入試の場合は、1200字程度で記述します。
小論文・面接
小論文
学科ごとに当日与えられる課題で小論文を書きます。
制限時間は学科によって異なりますので、募集要項を参照してください。
面接
小論文のあと、学科ごとに面接を行います。
教育学科志願者のみ集団面接と個人面接の両方があります。集団面接では、グループディスカッションとプレゼンテーションを行います。
詳細は募集要項を参照してください。
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