【解説】武蔵大学人文学部:AO入試の対策 | 総合型選抜の個別指導塾 洋々

武蔵大学人文学部:AO入試


武蔵大学人文学部AO入試について解説しています。一通りお読みいただくことで、出願資格、募集人数、選考科目、倍率など、武蔵大学人文学部AO入試の全体像についてご理解いただけます。
 


 

武蔵大学人文学部 AO入試の概要

 

募集人数・出願資格・選考科目

学科入試
方式
募集
人数
現浪
要件
評定
要件
その他要件選考
方法
英語英米文化語学力・文化理解力重視方式
【検定スコア】
10名既卒も可英語の資格 *1書類/
筆記試験/
面接
語学力・文化理解力重視方式
【課題研究】
課題研究レポート *2
GSC 英語4技能判定方式英語の資格 *3
ヨーロッパ文化語学力・文化理解力重視方式
【検定スコア】
8名既卒も可英/仏/独語の資格 *1書類/
筆記試験/
面接
語学力・文化理解力重視方式
【課題研究】
課題研究レポート *2
GSC 英語4技能判定方式英語の資格 *3
日本・東アジア文化語学力・文化理解力重視方式
【検定スコア】
8名既卒も可英/中/韓語の資格 *1書類/
筆記試験/
面接
語学力・文化理解力重視方式
【課題研究】
課題研究レポート *2
GSC 英語4技能判定方式英語の資格 *3

 

*1 語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】

語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】では、入学後に外国語の習得に力を注ぎ、留学や国際交流に積極的に取り組む意思があるか、学科の教育内容に関する言語・文学・思想・芸術・歴史・民俗・社会などの専門分野を学ぶ意欲や適性があるか、思考力や文章表現力があるか、対話力、主体性、協調性が備わっているかを総合的に評価します。

英語英米文化学科

語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】で、英語英米文化学科を受験する方は、以下の基準を満たす英語関連資格を取得する必要があります。

●英語関連資格
・ケンブリッジ英語検定 140 以上
・実用英語技能検定 CSE 1950 以上
・GTEC 960 点以上(オフィシャルスコアに限る)
・IELTS オーバーオール・バンド・スコア 4.0 以上(アカデミック・モジュールに限る)
・TEAP 225点以上
・TEAP CBT 420点以上
・TOEFL iBT 42点以上
・TOEIC L&R/S&W 1150 点以上(TOEIC S&W のスコアを 2.5倍にし、TOEIC L&R と合算したスコア)

ヨーロッパ文化学科

語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】で、ヨーロッパ文化学科を受験する方は、以下の基準を満たす英語外国語関連資格を取得する必要があります。

●英語関連資格
・ケンブリッジ英語検定 140 以上
・実用英語技能検定 CSE 1950 以上
・GTEC 960 点以上(オフィシャルスコアに限る)
・IELTS オーバーオール・バンド・スコア 4.0 以上(アカデミック・モジュールに限る)
・TEAP 225点以上
・TEAP CBT 420点以上
・TOEFL iBT 42点以上
・TOEIC L&R/S&W 1150 点以上(TOEIC S&W のスコアを 2.5倍にし、TOEIC L&R と合算したスコア)
●ドイツ語関連資格
・ドイツ語技能検定 3級以上
・オーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験 A1 以上
・ゲーテ・ドイツ語検定試験 A1 以上
●フランス語関連資格
・実用フランス語技能検定 3級以上
・DELF・DALF A1 以上
・TCF A1 以上
・TEF A1 以上

日本・東アジア文化学科

語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】で、日本・東アジア文化学科を受験する方は、以下の基準を満たす英語外国語関連資格を取得する必要があります。

●英語関連資格
・ケンブリッジ英語検定 140 以上
・実用英語技能検定 CSE 1950 以上
・GTEC 960 点以上(オフィシャルスコアに限る)
・IELTS オーバーオール・バンド・スコア 4.0 以上(アカデミック・モジュールに限る)
・TEAP 225点以上
・TEAP CBT 420点以上
・TOEFL iBT 42点以上
・TOEIC L&R/S&W 1150 点以上(TOEIC S&W のスコアを 2.5倍にし、TOEIC L&R と合算したスコア)
●中国語関連資格
・中国語検定 3級以上
・HSK 筆記試験 4級以上
・TOCFL Level 3 以上(聞き取りと読解の両項目を含むこと)
●韓国語関連資格
・ハングル能力検定 3級以上
・韓国語能力試験(TOPIK)3級以上


 

*2 語学力・文化理解力重視方式【課題研究】

語学力・文化理解力重視方式【課題研究】では、受験する学科の教育内容に関係の深い言語・文学・思想・芸術・歴史・民俗・社会などのテーマについて、自ら積極的かつ正確に調べ、意見を述べる力があるか、思考力や文章表現力があるか、対話力、主体性、協調性が備わっているかを総合的に評価します。

英語英米文化学科

語学力・文化理解力重視方式【課題研究】で、英語英米文化文化学科を受験する方は、課題レポートを提出する必要があります。課題の詳細は募集要項で確認してください。
例えば、2020年度の課題は以下のようになっています。

与えたれた5種類の課題の中から1つ選び、2000~2500字で論じる。
●課題一覧

① 藤本一勇『外国語学』(ヒューマニティーズ、岩波書店、2009 年)を熟読し、外国語を学ぶときの問題点を自分の経験と照らし合わせながら論じなさい。
② ホーン川嶋瑤子『アメリカの社会変革 : 人種・移民・ジェンダー・LGBT』(ちくま新書、筑摩書房、2018 年)を熟読し、内容を簡潔にまとめた後、興味深いと感じた点を、自分がこれまで疑問に思ったこと、あるいは
経験したことと関連付けて論じてください。
③ イギリス・アメリカをはじめとする英語圏の著名な作家による長編小説の翻訳を 1 作選んで熟読し、あらすじを簡単にまとめた後、興味深いと感じた点を、歴史・社会・文化などと関連づけて、論じてください。
④ イギリス史又はアメリカ史において重要な出来事・事件をひとつ選び、関連する文献や資料などを参照しながら、その出来事・事件の歴史的意義を論じてください。
⑤ 日本とイギリス、又は日本とアメリカのあいだの、過去又は現在における文化交流の中から、具体的な人物や運動をひとつ取り上げ、関連する文献や資料などを参照しながら、その意義を論じてください。

ヨーロッパ文化学科

語学力・文化理解力重視方式【課題研究】で、ヨーロッパ文化学科を受験する方は、課題レポートを提出する必要があります。課題の詳細は募集要項で確認してください。
例えば、2020年度の課題は以下のようになっています。

課題図書4冊の中から1冊選び、内容を簡潔にまとめた後、興味深いと感じた点を、歴史・社会・文化などと関係付けて、2000~2500字で論じる。
●課題図書一覧

① 小塩節『「神」の発見: 銀文字聖書ものがたり』、教文館、2017年
② ヘッセ『デーミアン』、酒寄進一訳、光文社古典新訳文庫、2017年
③ バルザック『ゴリオ爺さん』、中村佳子訳、光文社古典新訳文庫、2016年
④ モーパッサン『女の一生』、新庄嘉章訳、新潮文庫、1951年

日本・東アジア文化学科

語学力・文化理解力重視方式【課題研究】で、日本・東アジア文化学科を受験する方は、課題レポートを提出する必要があります。課題の詳細は募集要項で確認してください。
例えば、2020年度の課題は以下のようになっています。

与えられた8つのテーマから1つ選び、自分の選んだテーマに関連した本や資料(論文、新聞、雑誌など)を読み、自分で行ったリサーチなども加えて、自分の見解としてまとめてください。
●課題テーマ一覧

① 日本の伝統文化に関するテーマ(祭り、着物、歌舞伎、妖怪、旅など)
② 日本中世の環境や人・モノの移動に関するテーマ(開発、災害、物流など)
③ 江戸時代の社会と文化に関するテーマ(江戸と上方といった地域差、江戸と東京の比較など)
④ 外国人の見た日本に関するテーマ(欧米人ではバード、モース、ハーン、フロイス、タウト、アジア人では魯迅、楊逸、朝鮮通信使など)
⑤ 日本語・文学に関するテーマ(日本古典文学、日本近代文学、最近の日本語の傾向、自分の出身地の方言、文学と表現など)
⑥ 中国の社会と文化に関するテーマ(中国料理、映画、伝統劇、古典小説、少数民族、宗教、環境問題、日中関係など)
⑦ 韓国・朝鮮の文化や歴史に関するテーマ(ドラマ、映画、食文化、ことば、スポーツ、歴史認識、日韓・日朝関係など)
⑧ 琉球・沖縄の文化や歴史に関するテーマ(観光、食文化、ことば、信仰など)

 

*3 GSC 英語4技能判定方式

GSC 英語4技能判定方式 を受験する方は、以下の基準を満たす英語関連資格を取得する必要があります。基準は、人文学科の全ての学科で共通です。

英語英米文化学科/ヨーロッパ文化学科/日本・東アジア文化学科

●英語関連資格
・ケンブリッジ英語検定 140 以上
・実用英語技能検定 CSE 1950 以上
・GTEC 960 点以上(オフィシャルスコアに限る)
・IELTS オーバーオール・バンド・スコア 4.0 以上(アカデミック・モジュールに限る)
・TEAP 225点以上
・TEAP CBT 420点以上
・TOEFL iBT 42点以上
・TOEIC L&R/S&W 1150 点以上(TOEIC S&W のスコアを 2.5倍にし、TOEIC L&R と合算したスコア)


 

武蔵大学人文学部 AO入試スケジュール

 

出願:9月上旬

1次発表:9月中旬

2次選考:10月上旬

合格発表:10月中旬

入学:翌年4月

 

倍率

2019年度入試の入試倍率は以下の通りです。全体的に倍率は比較的高めとなっていますが、しっかりと対策を行なうことで合格に近づくことが可能です。

●英語英米文化学科
語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】:2.6倍
語学力・文化理解力重視方式【課題研究】:3.3倍
GSC 英語4技能判定方式:2.3倍

●ヨーロッパ文化学科
語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】:2.4倍
語学力・文化理解力重視方式【課題研究】:2.7倍
GSC 英語4技能判定方式:ー

●日本・東アジア文化学科
語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】:6.6倍
語学力・文化理解力重視方式【課題研究】:7.0倍
GSC 英語4技能判定方式:3.0倍

 

武蔵大学の特徴

武蔵大学は建学理念に基づき、以下のような学生を募集しています。

1. 学園建学の三理想ならびに自立・対話・実践という武蔵大学の教育の基本目標を共有することができる人
2. 広くリベラルアーツを学び、専門的な知識を修得し、主体的に他者と協働して社会に貢献しようとする意欲のある人
3. 本学での学修に必要な基本的な学力を有している人
4. グローバルな思考力を養い、異文化を理解するために必要な、充分な外国語能力を身につける意欲のある人
5. 多様な人々の人権を尊重しようとする人
 

1次選考

志望理由書

1次選考は出願書類による書類審査です。
特に重要な書類が「志望理由書」です。志望理由書は学科、さらに方式ごとに書式が異なりますが、大きくはこれまでの経験や入学後の学習計画、将来実現したいことなど、過去、現在、未来の一貫性について問われている点は変わりありません。
過去の経験からの学びや目指す将来像の明確化を通じ、なぜ「武蔵大学のその学部・学科に進みたいのか」という志望動機を明確化していきましょう。
GSC英語4技能判定方式については、英語による入力となります。

課題研究のレポート(語学力・文化理解力重視方式【課題研究】のみ)

語学力・文化理解力重視方式【課題研究】のみ「課題研究のレポート」の提出が必要です。
課題レポートは、提示された課題を選択し、それに関して2,000字以上2,500字以内のレポートを作成します。
課題図書を読み込んだり、自ら文献や資料を探して参照したりとしっかりとした準備が求められる内容のため早めからの準備が不可欠です。
また作成にあたっては、当該テーマに関する知識をもつ第3者に添削をしてもらいましょう。

 

2次選考

2次選考は、筆記試験面接です。

筆記試験

語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】及び、語学力・文化理解力重視方式【課題研究】は選択した言語の語学力判定問題を含む日本語小論文。
GSC英語4技能判定方式は英語のリーディング・リスニング・ライティング力を問う小問及び英語小論文となっています。

面接

語学力・文化理解力重視方式 【検定スコア】及び、語学力・文化理解力重視方式【課題研究】は日本語によるグループ方式の面接となります。出願書類に記載した内容や当日の小論文の内容に関する質問のほか、語学力・文化理解力重視方式【課題研究】については課題研究のレポートに関する質問がされます。
一方でGSC 英語4技能判定方式は英語にて面接が行われます。

 

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