越後妻有の芸術祭の話を続けたいと思います。 みどりの部屋以外にも、「LOST#6」という暗い部屋の中で鑑賞する作品がありました。床には小さな電車が走っています。電車の片面からは光が放たれており、部屋の壁にその電車から見える風景が影となって映し出されます。どんな風景かというと、線路沿いにその地域で使われている道具、例えば農道具が置かれています。その道具が小さな電車の光で影になって映ると、まるで大きな建物やオブジェ、植物の間を電車が走っているように見えます。……わかりにくいですね。残念ながら写真を [→続きを読む]