中央大学理工学部:高大接続型自己推薦入学試験 | 総合型選抜の個別指導塾 洋々

中央大学理工学部:高大接続型自己推薦入学試験


入学試験概要

中央大学理工学部では、「理学および工学の分野に関する理論と諸現象についての確実な知識と応用力を身につけ、新しい課題への果敢な挑戦力と組織をまとめる卓越した交渉力を持ち、人類共通の知的資産たる科学技術を継承し、自らの新発見を通じて積極的に社会貢献できる人材」の育成を理念に掲げています。高大接続型自己推薦入学試験では、数学科、物理学科、都市環境学科、精密機械工学科、電気電子情報通信工学科、応用化学科、ビジネスデータサイエンス学科、情報工学科、人間総合理工学科の計9学科それぞれで、理系学問を活かした社会貢献という共通性を持ちながらも、異なる募集要旨と試験内容が設けられています。
 

出願資格

中央大学理工学部高大接続型自己推薦入学試験では、各学科ごとに出願資格が異なります。
※2023年度募集要項参考
 

数学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・以下のいずれかに該当し、数学に関する学習意欲、創造力をアピールできる者

(1)高等学校の数学で抜群の成績を修めている者(例:数学の学習成績が4.7以上)
(2)中学校・高等学校在学中に、数学に関する活動で成果をあげた者
(3)科目等履修生として中央大学理工学部数学科で単位を取得した者
(4)日本数学オリンピック予選AランクまたはBランク
(5)日本情報オリンピック予選AランクまたはBランク
(6)情報処理やコンピュータに関して少なくとも1つ資格を有する者

 

物理学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・メンター(助言者)として、在籍(出身)高等学校の教員(理科または数学の教員とする。物理担当教員が望ましい)1名を指定し、そのアドバイスの下、本学物理学科のWebサイトに掲載された探求課題(2000字から4000字程度)の中の1テーマについて研究した者で、以下に該当する者

卒業見込みの者は最終学年1学期(2学期制の場合は前期)まで、卒業した者は最終学期までの、それぞれ5段階方式による学習成績の状況について、「英語」、「数学」、「物理」3科目の学習成績の状況の平均が4.0以上の者

 

都市環境学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・学習成績の状況が3.8以上の者(合否判定にあたっては英・数・物理の履修有無を考慮する場合あり)
・都市環境学を学習するための学習意欲、創造力をアピールするものを持っている者。
・基礎学力あるいはデザイン能力等に近い分野で、特別な能力を有する者。
 

精密機械工学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・学習成績の状況が全体で3.8以上、「数学」と「物理」のそれぞれの学習成績の状況が4.0以上
・本学で精密機械工学を学習するための学習意欲、創造性をアピールするものを持っている者。例えば、以下①~⑥に該当する経験に基づいていることが望ましい。

①各種科学賞(例えば、日本学生科学賞)や全国工業高等学校長協会ジュニアマイスター顕彰制度への応募経験。団体で参加した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。
②各種ものづくりコンテスト(例えば、高校生ものづくりコンテスト、若年者ものづくり競技大会)への参加経験。団体で参加した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。
③各種ロボットコンテスト(例えば、全国高等学校ロボット競技大会(県大会含む)等)への参加経験。団体で参加した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。
④技能五輪(例えば、技能五輪全国大会等)への参加経験。
⑤スーパーサイエンスハイスクールにおいて実施した課題研究への取り組み。グループで実施した場合は出願者の役割を出願書類に記載すること。
⑥海外に居住した経験や、現地の高等学校等で教育を受けた経験およびその経験に基づいた外国語能力、外国文化への理解やそれに対して吸収する意欲、好奇心を有し、アピールできること。

 

電気電子情報通信工学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・「数学」「理科」の学習成績が共に4.0以上の者
・電気電子情報通信分野において主体的に活躍した実績、または今後主体的に活躍するために有用と考える優れた能力をアピールできる者。(資格の取得やコンテストでの成績等の書類があれば好ましいが、必須ではない。)
 

応用化学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・学習成績の状況が全体で4.0以上
・本学で応用化学を学ぶための基礎学力、探究心、創造性をアピールできる者。例えば、以下のいずれかに該当する者、またはそれと同等と認められる者。

①化学グランプリ等に出場している者(受験票のコピー等。また、入賞している場合はその予選通過等の資料も提出可能)。
②化学に関する活動で成果をあげた者。例えば、日本化学会等が主催・共催する学会・発表会で化学に関する研究成果を発表した者(発表要旨やプログラム等の資料を提出すること)。
③化学に関連した研究や調査の結果に対して公的な表彰を受けたことがある者。

 

ビジネスデータサイエンス学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・学習成績の状況が全体で4.0以上
・本学でビジネスデータサイエンスを学ぶための基礎学力、創造力、知的好奇心、学習意欲をアピールできる者。例えば、以下のいずれかに該当する者またはそれと同等と認められる者。

①全国的または国際的な規模のコンテスト(日本数学オリンピックや日本情報オリンピック)等に出場している者。
②情報や数学に関する資格(数学検定や統計検定等)を有する者。
③コンピュータソフトウェアの創作コンクール等に応募し成果を挙げている者。
④経営やビジネス創造に関するコンクール等に応募し成果を挙げている者。

 

情報工学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・学習成績の状況が全体で4.0以上
・コミュニケーション力が「相手の意見をひととおり理解し、相手に自身の意見をひととおり伝えられる」水準に達していること、組織的行動能力が「指示されると作業できる。目標を達成するため自ら動ければ、なお良い」水準に達していること、自己実現力が「自ら明確な目標を定め、その実現のために道筋を考え努力する。その際、自己管理を怠らない」水準に達していること、および多様性創発力が「多様性(文化、習慣、価値観等)を意識し、理解しようとしている」水準に達していることのエビデンスとなり得る何らかのアクティブ・ラーニングの実績をアピールできる者
 

人間総合理工学科の出願資格

・高等学校又は中等教育学校を卒業した者
・学習成績の状況が全体で4.0以上
・人間総合理工学を学ぶための基礎学力を有し、生命科学科所属研究室の少なくとも2つ以上に深い興味を持つ者。生命科学科での学びに有用と考えられる探求心、創造性、コミュニケーション能力等において、自らの能力の高さを強くアピールできる者。(資格の取得やコンテストでの成績等の書類があれば好ましいが、必須ではない。)
 

中央大学理工学部高大接続型自己推薦スケジュール

出願:9月中旬

一次発表:10月下旬

二次選考:11月中旬

最終発表:11月下旬

入学:翌年4月

 

特に重要な書類

中央大学理工学部高大接続型自己推薦入学試験では、全学科で共通の「志願者経歴書」「調査書」の他、各学科ごとにで異なる出願書類があります。
 

数学科 出願書類

 

自己推薦書

「数学に関して特に興味を持ち、印象に残っている事柄、数学に関して自己アピールしたい事柄」について、100字以内の要約とともに、500字以内で詳しく記述します。
 

物理学科 出願書類

 

レポート

学科指定の探究課題の中から選んだ1テーマに関して2000字から4000字程度で記述します。探究課題は主に、物理に関する題材となっています。
 

都市環境学科 出願書類

 

自己推薦書

「あなたが自己アピールしたい事柄」について、それによってあなたの人生でどのようにプラスになったかを含めて、100字以内の要約とともに、1,000〜1,500字以内で詳しく記述します。

課題レポート

一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が開催するオンライン授業のうち、公益社団法人土木学会が提供する「比較自然災害学(水災害編)~多発する多様な自然災害にどう向き合うか~第3章:豪雨編」の4つのビデオを全て視聴し、総括的にこれらの1)概要と2)考察を記述したレポートを提出します。

教員による所見

在籍または卒業した学校の教員に所見を記入してもらいます。記入する教員は、本人の高校生活をふまえて記入することができれば役職等は問いません。
 

精密機械工学科 出願書類

 

自己推薦書

あなたが精密機械工学を学習するための学習意欲、創造性をアピールするものについて、それがあなたの人生でどのようにプラスになったかを含めて、100字以内の要約とともに、500字以内で詳しく記述します。
加えて、精密機械工学に取り組む意欲や適性、能力についてアピールする欄もあります。その際、学科別出願資格に該当する場合は、どれに該当するかを述べ、その内容を説明します。

教員による所見

在籍または卒業した学校の教員に所見を記入してもらいます。記入する教員は、本人の高校生活をふまえて記入することができれば役職等は問いません。
 

電気電子情報通信工学科 出願書類

 

自己推薦書

あなたが本学科を志望するに至った理由を、100字以内の要約とともに、500字以内で詳しく記述します。

事前課題

電気電子情報通信分野において主体的に取り組んで得た実績、または今後主体的に活躍するためにあなたが持っていると考えられる能力や意欲について、具体的な取り組みや経験に基づいて記述します。用紙はA4サイズで枚数は問いません。

教員による所見

在籍または卒業した学校の教員に所見を記入してもらいます。記入する教員は、本人の高校生活をふまえて記入することができれば役職等は問いません。
 

応用化学科 出願書類

 

自己推薦書

あなたが自己アピールしたい事柄、特に化学に関連した事柄について、100字以内の要約とともに、500字以内で詳しく記述します。

教員による所見

在籍または卒業した学校の教員に所見を記入してもらいます。記入する教員は、本人の高校生活をふまえて記入することができれば役職等は問いません。
 

ビジネスデータサイエンス学科 出願書類

 

自己推薦書

ビジネスデータサイエンスに取り組もうとする意欲や適性、能力をアピールします。100字以内の要約とともに、500字以内で詳しく記述します。

事前課題

ビジネスデータサイエンス学科Webサイトに公開される課題について、Webサイトに記載されている指示や注意に従い、A4サイズの用紙にまとめたものを作成します。

教員による所見

在籍または卒業した学校の教員に所見を記入してもらいます。記入する教員は、本人の高校生活をふまえて記入することができれば役職等は問いません。
 

情報工学科 出願書類

 

自己推薦書

「①情報工学をどのような分野と考えているかについて論述した作文1枚以内」、「②自己アピールしたい事柄を明示し客観的に説明した作文1枚以内」、「③上記②を根拠としつつ自己アピールする作文1枚以内」「④自己アピールしたい事柄について、上記の①~③を要約した作文1枚」「⑤所属高等学校等において既に学んだ数学の全教科書に載っている全課題・問題等および解答を自筆にて記述したA4ノート(全てのノートの裏表紙に在籍または卒業した高等学校等の教員1名による校閲と署名・押印を受けたうえで提出)*」の5点を全て提出します。

*海外帰国生の場合は、日本における高等学校の普通科に対応する数学の教科書・参考書等を随意に入手したうえで、同様のノートを作成し提出。

教員による所見

在籍または卒業した学校の教員に所見を記入してもらいます。記入する教員は、本人の高校生活をふまえて記入することができれば役職等は問いません。
 

人間総合理工学科 出願書類

 

自己アピール書類

あなたが自己アピールしたい事柄および志願理由について、まず100字(英語の場合40語)以内で要約し、A4サイズ用紙に2,000字(英語の場合800語)以内を目安に詳しく記述します。記述にあたっては、人間総合理工学科の研究分野のうち自分が興味を持っているもの(複数可)を明確に示し、その分野に興味を持ったきっかけ・理由、その領域を探求するうえで有用であると考える自己の能力についてのアピール、人間総合理工学科でその分野を学ぶことによるあなた自身の社会貢献・参加の展望等について、具体的に述べる必要があります。
尚、本文の内容を分かりやすく補足するため、写真、スケッチ、地図、新聞記事等を使用することが推奨されています。

任意提出書類

自己アピール書類(任意書式)だけでは表現しきれない、受験生自身の個性や人柄、能力の評価において考慮してほしい事柄を示すものがあれば、資料として提出することができます。形式は、紙の書類等をまとめたファイルまたは音声・動画ファイルで最大10点まで提出できます。

教員による所見

在籍または卒業した学校の教員に所見を記入してもらいます。記入する教員は、本人の高校生活をふまえて記入することができれば役職等は問いません。
 

二次試験

中央大学理工学部高大接続型自己推薦入学試験では、各学科ごとに試験内容が異なります。
 

数学科 二次試験

・筆記試験(90分)
基本的な題材により数学的思考力が問われます。

・面接
 

物理学科 二次試験

・筆記試験(60分)
探究課題ごとに試験問題を用意されます。各自、自分が選んだテーマに関するテストを受験します。
高等学校の物理および数学の教科書の関連する箇所についてどのくらい理解できているか、基礎的な問題を課すことにより、「知識獲得力」と「専門性」を評価します。

・グループ内でのレポート発表
受験生を少人数グループに分け、グループごとに、他の受験生と数名の審査委員(大学教員)の前で、各自10分間ずつ発表をしてもらい、その場でディスカッションをします(質疑応答は、受験生同士が5分間、審査委員とは10分間程度)。「自己実現力」と「コミュニケーション力」が評価されます。
事前に各⾃でスライドの電⼦ファイルを⽤意し、当日はパソコンを持参します。

 

都市環境学科 二次試験

・筆記試験(60分)
基礎学力、論理的思考力、都市環境についての理解や発想が問われます。

・グループディスカッション
筆記試験の問題を題材にグループディスカッションを行います。

 

精密機械工学科 二次試験

・筆記試験(90分)
本学科で教育を受けるための最低限の基礎学力チェックが行われます。

・面接(20分)
面接では、これまでのものづくりの経験等、学習意欲や創造性をアピールするもの(学科別出願資格(1)の①~⑥に該当するもの)と、創作課題について、パソコン等を利用した10分程度のプレゼンテーションをし、質疑応答を行います。
※2次選考にあたり創作課題の作成が必要となります。創作課題の具体的な内容は、1次選考合格発表時に提示されます。
※プレゼンテーションは、パソコン等を使用してパワーポイント等のPCプレゼンテーションツールにより発表します。会場にはプロジェクターが準備されています。
 

電気電子情報通信工学科 二次試験

以下の二点で主体性、洞察力、知識獲得力を総合評価します。

・実験または演習
180分程度(説明を含む)で、数学や理科の知識を活用し、設定された課題に主体的に取り組みます。

・面接
20分~30分程度、「実験または演習」取り組んだ課題の成果発表10分を含みます。
 

応用化学科 二次試験

・筆記試験(60分)
日本語および英語の読解力や記述能力、論理的思考能力、問題解決能力、創造力等を判断します。

・面接(20分程度)
面接では、自己アピール(5分以内)をしたうえで、出願書類と筆記試験の結果も含めて質疑応答を行います。
同時に化学の技術・知識に関する質疑応答も行います。なお自己アピールでは、パソコンを使ったプレゼンテーションやポスター、スケッチブックによるプレゼンテーションが可能です。また、自己アピールの根拠となる資料等があれば持参する必要があります。
 

ビジネスデータサイエンス学科 二次試験

・筆記試験(60分)
読解力や論理的思考能力、問題解決能力、創造力、日本語の記述能力および基礎学力を判断します。

・面接(30分程度)
面接では、出願書類と筆記試験をもとに質疑応答を行います。また、基礎学力を問う質問も行います。受験者の希望があればパワーポイント等を使ったプレゼンテーションが可能ですので事前に方法を検討して面接時に持参できます。また、自己アピールの根拠となる作品等があれば持参できます。
 

情報工学科 二次試験

・筆記試験(60分)
数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cに関する筆記試験を行います。

・面接(30分程度)
出願書類と筆記試験に基づいて質疑応答を行います。1次選考において提出した出願書類のほかにも、アピールの根拠となる作品等や写真・設計図等の現物があるときは、それらを持参しても構いません。また、PCプレゼンテーションツールを利用した随意発表(10分程度)も認められています。

 

人間総合理工学科 二次試験

以下を行い、その結果と提出書類を総合的に評価して最終合格者を決定します。
・主として自己アピール書類に関するプレゼンテーション(15分程度)

・質疑応答
 

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