上智大学:帰国生入試の対策 | 総合型選抜の個別指導塾 洋々

上智大学:海外就学経験者(帰国生)入試


上智大学では帰国生を対象に海外就学経験者入試(以下、帰国生入試)を実施しています。
同入試は「青少年期における異文化体験で身につけた個性、各国固有の教育制度下で培われた教養・知識など、国内の学習環境では習得し得ないさまざまな能力を評価する入試制度」と位置付けられています。
実施学部は国際教養学部を除く全ての学部・学科、すなわち、神学部、文学部、総合人間科学部、法学部、経済学部、外国語学部、総合グローバル学部、理工学部の8学部28学科です。

このページでは上智大学帰国生入試について解説しています。本ページをご覧いただくことで帰国生入試の概要と対策の方向性を掴んでいただくことができます。

 

 

上智大学 帰国生入試の概要

 

募集人数・出願資格・試験内容

募集
人数
現浪
要件
評定
要件
その他要件選考
科目
若干名なしなし以下で詳述書類/
学科試問/
面接

出願にあたっては以下の出願資格を満たしている必要があります。

①日本国籍を有し(日本に永住権を持つ者を含む)、国内外を問わず学校教育における12年以上の課程(※1)を修了した者、もしくは入学年の3月までに修了見込みの者
②外国の教育制度に基づく教育課程での在籍期間について(A)または(B)のいずれかに該当すること
(A)中・高等学校の6年間の中で2年以上継続して在籍した者
(B)高等学校の最終学年(1年間)を含め、中・高等学校6年間の中で通算2年以上在籍した者(見込みを含む)
③各学科の指定する外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者
④看護学科のみ、日本の高等学校に3年間在籍した者は数I・II・A・Bが必修(外国の高校に在籍した者は数学のシラバスを提出)

※1.日本の教育制度における小学校から高等学校卒業までに相当する課程。

また、文学部のうち、英文、ドイツ文、フランス文の各学科および外国語学部(全学科)では、それぞれの学科の専門言語を母語としている者(native speaker)は受験が認められません。

 

外国語検定試験について

帰国生入試では、神学部を除き、各学科の定めるいずれかの1つの外国語検定試験の基準を満たす必要があります。提出できる資格は英語検定試験の場合、英検, TOEFL iBT, TOEIC L&RおよびTOEIC S&W, 国連英検, IELTS, TEAP, TEAP CBT, GTEC, ケンブリッジ英検の9つから選択できます。その他、ドイツ語、フランス語の検定試験を選択できる学科もあります。

ここでは、英検, TOEFL iBT, TOEIC L&RおよびTOEIC S&Wの3つの試験の各学科の基準点について取り上げます。その他の検定試験の基準点については募集要項をご確認ください。

 

英検:2級 / TOEFL iBT:42 / TOEIC L&R:550およびTOEIC S&W:240 以上で出願可

<文学部> 哲 / 史 / 国文 / ドイツ文 / フランス文
<理工学部> 物質生命理工 / 機能創造理工 / 情報理工

 

英検:2級A / TOEFL iBT:55 / TOEIC L&R:650およびTOEIC S&W:250 以上で出願可

<外国語学部> ドイツ語 / ロシア語 / ポルトガル語

 

英検:準1級 / TOEFL iBT:72 / TOEIC L&R:785およびTOEIC S&W:310 以上で出願可

<文学部> 英文 / 新聞
<総合人間科学部> 教育 / 心理 / 社会 / 社会福祉 / 看護
<法学部> 法律学科 / 国際関係法 / 地球環境法
<経済学部> 経済 / 経営
<外国語学部> 英語 / フランス語 / イスパニア語
<総合グローバル学部> 総合グローバル

 

上智大学 帰国生入試のスケジュール

 

出願:8月上旬

選考:9月下旬

合格発表:10月月上旬

入学:翌年4月

 

上智大学 帰国生入試の特徴

上智大学の帰国生入試は書類審査、学科試問、面接によって選考が行われます。出願にあたっては主に外国の教育制度に基づく教育課程での在籍期間に関する要件のほか、外国語資格試験の基準を満たしていることが条件となります。
出願書類の様式は共通ですが、学科試問、面接の内容については学科ごとに異なります。

募集人数は全体で若干名となっていますが、実際の合格者数は学科により大きくことなり、少ない学科で1名、多い学科では10名を超える合格者を出しています。年度によっても合格者数の変動はあるものの、学科ごとにある程度合格者数の傾向は決まっています。

以下でそれぞれの選考科目について詳しく解説していきます。

 

出願書類

主な出願書類は以下のとおりです。

・上智大学志願票
・志望理由書
・大学入学資格を証明する書類
・高校3年間の学業成績証明書
・外国学校在籍期間証明書
・パスポートのコピー(外国籍で永住権を有する者は住民票のコピー)
・外国語検定試験の成績または合格を証明する書類いずれか1つ(神学科を除く)
・推薦状(神学科志願者のみ)
・外国学校の数学のシラバス(看護学科のみ/外国の教育制度に基づく高校で数学を履修した場合)

志望理由書

出願書類の中で最も重要なのが「志望理由書」です。Web出願ページ上で作成します。
800字以内の日本語で、「志望動機」「海外の教育制度で学んだ事により得た教養・知識」等を記述することが求められます。例えば海外の学校に在学中の経験からどんな将来像を描くようになり、そのためにどうして上智大学の志望学部・学科で学びたいと考えたのかといったように、一つの一貫性をもったストーリーとして説明できるようにしましょう。

800字という字数制限上、志望理由書では内容については取捨選択のうえ収めなければなりませんが、当然面接ではさらに踏み込んだ内容の質問がされるので、記入した内容以上に考えを深めておく必要があります。

 

2次選考:学科試問・面接試験

出願者全員を対象に学科ごとの学科試問と面接試験が課されます。学科試問の内容は小論文形式をとる学科が多いですが、志望学科における基礎知識や英作文や和文英訳を課す学科もあり、かならず過去問を確認しておきましょう。

面接試験は面接官2名~3名に対して志願者1名という個人面接形式で行われます。時間は10分~20分程度と学科により異なります。英語で質問される場合があり、その場合は当然英語での回答が求められるため、志望理由や海外での経験など基本的な事項については英語でも答えられるよう準備をしておきましょう。

 

上智入試 帰国生入試の準備プラン

洋々では上智大学帰国生入試の出願書類作成から学科試問・面接試験までサポートするプランをご用意しております。

出願書類(志望理由書) → 書類作成講座
面接 → 洋々の面接講座
小論文 → 小論文講座

まずは無料の個別相談をおすすめしております。上智大学帰国生入試に関するより詳しい試験情報の提供ほか、現在のご状況をお伺いし、最適な準備プランをご提案させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

 

 

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