入学試験概要
都立青山高校の推薦入試の募集人数は全体の20%となっています。募集人数は2023年度入試から変更(拡大)されており、参照できる倍率はありません。
2022年度までは募集定員の10%が推薦入試の募集枠でしたが、当時の状況は男子が6倍程度、女子が10倍程度でした。
推薦入試配点
青山高校の推薦入試においては以下の配点で評価が決まります。
・調査書 450点
・小論文 500点
・個人面接 100点
(※集団討論は2021年度・2022年度、2023年度実施されず)
合計1050点満点
自己PRカード
出願の際に提出する書類です。自己PRカードには点数がつきませんが、個人面接の材料として用いられるため、面接の出来を左右する重要な要素といえます。そのため、事前によく作り込んでおく必要があります。
自己PRカードでは以下について記述します。
1.志望理由について
2.中学校生活の中で得たことについて
3.高等学校卒業後の進路について
小論文
小論文の試験時間は50分で、社会科的な分野と理科的な分野からそれぞれ一題ずつ出題されます。
社会科的な分野は、記述式の設問となることが多く、条件字数は150~300字程度です。
理科的な分野は作図と記述式の設問となることが多く、作図は分野により異なりますが、グラフの作成が頻出です。また、記述の条件字数は250字程度です。
<小論文テーマ>
令和4年度:「歴史の教科書の記述が変わる理由」、「光合成」
令和3年度:「働き方改革」、「斜面上の物体の運動」
令和2年度:「産業と貿易」、「水溶液の濃度と反応後の質量の関係」
平成31年度:「母性保護に関する賛否」、「細胞分裂」
平成30年度:「気候変動と温室効果ガス」、「光の屈折」
個人面接と集団討論(※集団討論は2021年度・2022年度、2023年度実施されず)
個人面接および集団討論は以下の観点から評価されます。
ア コミュニケーション能力 (他者の意見を正しく理解し、自分の考えを他者に正しく伝える力)
イ 思考力・判断力・表現力 (課題を論理的に考察・判断し、的確に表現する力)
ウ 協調性、リーダーシップ (協調性をもって、自己の指導力を積極的に発揮する力)
エ 出願の動機・進路実現に向けた意欲(出願の動機を明確にもち、進路実現に向けた意欲を兼ね備えている)
オ 規範意識・生活態度(自分の行動に責任をもち、社会のルールを守ろうとする態度を備えている)
<集団討論テーマ>(※集団討論は2021年度・2022年度、2023年度実施されず)
令和2年度: 女子「食品ロス問題の解決」、男子「ジェンダー問題の解決」
平成31年度: 女子「プラスチックごみの削減」、男子「人とAIとの関り」
平成30年度: 女子「新しい元号を作る」、男子「ブラインドマラソンの伴走者になるときの配慮」
平成29年度: 女子「若者の投票率向上」、男子「高齢者による交通事故の抑制」
平成28年度: 女子「企業における女性の活躍」、男子「斬新なアイデア」