アジアクラブチーム対抗戦で、僕は初めてモンゴルに足を踏み入れた。入る前にモンゴルに対して抱いていたイメージは、柔道に関してはモンゴル相撲(とにかく密着して相手を持ち上げるスタイル)、国に関しては草原と砂漠と馬と羊だった。 日本に帰ってきて、このイメージを思い返すと、まず柔道スタイルに関しては間違いではなかった。奥襟やら背中やら帯やら、とにかく掴めるところを掴んで密着してくる。僕は、相手に比べて体重も軽いし、密着したら投げられる、ととにかく組手で間合いを取る闘いを強いられた。ウチの姉 [→続きを読む]