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やっと大学院生生活が具体的に見えてきた。ガイダンス等々で分かった話を超ザックリまとめると、「2年間で40単位取ると卒業」だ。修士論文も含めて40単位。1年間2学期だから、1学期平均10単位取ればストレートに卒業できる計算になる。卒業間際にギリギリの戦いをしたくはないから、1年生の内に少しだけ多く履修しておく作戦。今期は必修6単位を含む全12単位・週6コマで申請した。大学1・2年生の時期、最低でも週10コマ獲っていたことを考えれば、だいぶ余裕のあるスケジュールになる。 しかし当然そう楽なことばかり [→続きを読む]

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新年度が始まって、無事ストレートに大学を卒業した同級生たちが一斉に社畜デビューを果たしている頃、僕は再びキャンパスライフをスタートさせた。今日2日からいよいよ大学院のガイダンスが始まり、SFC ( 慶應湘南藤沢キャンパス ) に来ている。 改めて説明すると、SFCと一言で言っても正確には、総合政策学部・環境情報学部・政策メディア研究科の教室と研究室群のあるスペースと看護医療学部・健康マネジメント研究科のある看護棟に分かれている。総合政策学部生時代に通っていたのは前者、これから健康マネジメント研究 [→続きを読む]

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昨日3月最後の日曜日、広島で開催された平和カップに出場した。去年慶應として初めて出たこの大会は、日本トップの実業団と大学が集まる非公式戦ながらなかなかレベルの高い大会だ。ただし、翌週に福岡で開催される体重別大会に出る選手は出場しない。その意味で、今年も福岡体重別には補欠止まりの僕にとっては悔しい出場だった訳だ。 そして今回は何と言っても、実業団『パーク24』の選手として初めての試合であった。新戦力のテストマッチとして、5人制団体で先鋒、次鋒、中堅の3人が新入生という新鮮なオーダー。ちなみに僕は中 [→続きを読む]

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「自分に同情するな。自分に同情するのは下劣な人間のすることだ。」村上春樹さんの小説「ノルウェイの森」の中で、主人公と仲の良い先輩が言うセリフだ。人間って、辛いことや悲しいことに直面すると、すぐ自分で自分を悲劇の主人公にしてしまう。それって実は何も生み出さないし非生産的だ。そんな暇があったら反省して、分析して、時には真正面から戦え、そんな意味の言葉と考え、僕はこれを一つのモットーとして、いつも心の中の比較的目立つ場所に置いている。 しかし最近、自分が自分にどこか甘くなっているような気がして、若干恥 [→続きを読む]

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もうずいぶんと時間が経ってしまったが、今月9日に東京武道館で行われた東京選手権、全日本選手権東京予選について書いておく。 結果は代表決定戦で、技あり獲られ、技あり獲り返し、判定負け。去年と同じ。自分で言うのもなんだけど、全日本選手権まで本当にあと一歩だったと思う。だけどその一歩がなかなか遠く、ついに大学在学中の全日本選手権出場は叶わなかった。 しかしそう落ち込むことばかりではない。去年11月に大学柔道部を引退してから数か月、若干中途半端ではあるものの新しい環境で練習してきた。そこで得た刺激や成長 [→続きを読む]

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一昨日の水曜日、先月から来日している世界のサーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の公演をお台場ビッグトップに見に行った。香取慎吾さんを中心にフジテレビで盛んに宣伝している 「OVO(オーヴォ)」。夜7時からの公演、僕は今春から所属する新しい柔道部の何人かを乗せて車でお台場に向かった。 比較的遅い時間だったからか平日だったからか、夜のお台場ってイメージより暗い場所。と言うより暗いスペースを選んでテントを建てたのか、いずれにせよ、近くに他の光源が無い真っ暗な闇の中に輝く巨大テントがポッカリと浮かんで [→続きを読む]

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3月に慶應柔道部の同期=卒業生でマカオに行ってくる。いわゆる卒業旅行ってやつだ。他の同期は社畜になる前の遊び貯めとしてこの時期あっちこっち飛びまわっているようだけど、僕にとっての卒業旅行なるものはこれ一発だ。もう一つ言わせてもらうなら、柔道着を持たずに海外へ行くのはほぼ初めてだ。物心つく前、家族でハワイに行ったらしいが、それは残念ながらほとんど記憶にない。「それにしても、何故マカオ?」と思われる人がいるだろう。正直な話、当事者の僕はそう思う。申し訳ないけどマカオにはカジノのイメージしかない。自慢 [→続きを読む]

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2月の始め頃から、スピードラーニングなるものを聞いている。ゴルフの石川遼選手が盛んに宣伝している、聞き流すだけで英語が喋れるようになる!ってやつだ。 ちなみに、わざわざ購入したわけではない。新しいもの、流行っているものに目がない父が、十数年前に興味本位で買って放置していたセットを実家から発掘してきたのだ。父は(姉も)一瞬で飽きたらしく、2巻以降のCDはまだ包装されたままだった。 CD一枚につき、だいたい4・5シーン30分くらい、簡単な日常会話を、英語→日本語の順で交互に話してくる。僕なんかでもだ [→続きを読む]

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玄関を開けると雪国であった。 国境を超えることもない、長いトンネルを抜けることもない。朝起きて外を見れば、そこは昨日とは違う白銀の世界。 皆さんご存知のように僕の住む街はここ2週連続、およそ半世紀ぶりの大雪に見舞われた。こと2回目の奴にいたっては、関東各地で観測史上最高値を記録した。 14日深夜0時を回った頃、テレビを見るのに飽きてふと外に飛び出した。どうせ次の日の練習はない。練習している所があったとしても、これじゃ交通手段がない。こんな日は少しばかり夜更かしだ。ちょうど雪の降り方も全盛。港から [→続きを読む]

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先週の水曜日、「白い巨塔」 の最終回を見て一人泣いた日。実は、もう一つ別の涙を流した私であった。 その犯人こそ 「下町ロケット」 である。 半沢直樹シリーズで有名な作家・池井戸潤さんの代表作。2011年に直木賞を受賞しているこの小説がついこの間文庫本となって発売された。 いつかも書かせてもらったが、池井戸さんの小説は読みやすい。文章に特別な捻りがなく事実をテンポ良く書き連ねていて、小説と言うより雑誌で詳しいニュースを読んでいるような感じだ。気になる展開も疑問も、まぁ大概のことは次の章あたりで解決 [→続きを読む]