次に胃検査である。バリウムを飲んで胃を膨らましてから、上下左右に360度回転する台の上で色々な格好をさせられながら撮影されるというイベントだ。数年前から30歳以上の会社の先輩たちから「バリウム飲んでからゲップ我慢するのがしんどい」とか「検査後に飲む下剤のせいでその日は仕事にならん」とか散々聞かされていた僕は、これに関しても多少の緊張感を持って臨んだ。検査室に入ると早速バリウムと発泡剤を飲まされた。バリウムはラムネのような少し甘い味がした。特に苦はなかった。診断前の半日何も食べていなかったから、空 [→続きを読む]

今月上旬、健康診断を受けた。毎年会社に受けさせてもらっているごく一般的なやつだ。入社してから毎年、一通りの決まった検査をしてもらい「特に問題ないね」のコメントをもらう何てことのないイベントなのだが、今回は少し様子が違った。なぜなら、今回は僕が”30代”として臨む初めての健康診断だったからだ。 30歳以上になると、検査項目に検便と胃検査が加わる。検便については、もしかしたら凄く小さい頃にやったことがあるのかもしれないけれど、少なくとも僕の記憶には残ってなく、どちらの検査も今回が初めての経験だった。 [→続きを読む]

先週は、前回のブログにも書いたように免許証の更新に鮫洲の運転試験場に出向いた。ブルー免許証への更新のため1時間の講習を受けたわけなのだが、その説明をして下さった講師のオジさんのズボンのチャックが全開だった。そのことに講習が始まって15分くらいで気が付いてしまったせいで、そこから45分は僕にとってとても居心地が悪い時間になった。教えてあげるべきか、見過ごすべきか?他のみんなは気がついちゃってるのか?なんで僕がそんなに悩まなくちゃならないのかもよく分からないけれど、僕なりに真剣に悩んだ末、講習が終わ [→続きを読む]

決して自分を良く見せようという訳ではなく、僕はたいていの人には幸せでいて欲しいと思う。もちろんそこそこの人数嫌いな人もいて、その人たちの幸せを願うほど聖人ではないものの別に不幸になれと祈りはしないし、仲のいい人はもちろん、特に利害関係もない人くらいは皆幸せでいて欲しいと思うのだ。だから、誰かの”やらかした場面”とか”気まずいシーン”など、不幸、不運に出くわすと、どうしようもなく居心地が悪く、場合によっては悲しい気持ちになったりする。 先日ドライブがてらご飯を食べに江ノ島の方に行って、コインパーキ [→続きを読む]

先週の日曜日6/20、運転免許証の更新に鮫洲運転試験場に行った。誕生日が5/30であるから、割と期限間近の更新になってしまった。土曜日は試験場がお休みで日曜日はおそらく混んでいるだろうからと、平日に仕事を半休でも取って行こうと思っていたのだが、6月中旬は少し忙しく、ズルズルとこんな時期に、しかも結局日曜日に行くハメになってしまった。 鮫洲には僕の部屋から自転車で20分ちょいで行ける。案の定、更新窓口には行列があり、まぁ仕方ないよねと、いわゆる官僚的な手続きを一つずつ踏んで、講習を一時間ほど受けて [→続きを読む]

5月の初頭、梅雨の時期を前にして、僕はサーキュレーターを買った。ただのサーキュレーターではない、除湿乾燥機能付きのやつだ。アイリスオーヤマ、値段は1.5万円くらいの僕的には割と立派なやつ、Amazonでポチッとしてやった。 ご存知の通り僕はよく汗をかくし、トレーニングも頻繁にするから、よく洗濯をする。だからこの時期、洗濯物が乾かずにどんどん干した状態のものが貯まっていくのは、結構なストレスだ。そもそもあまり服を持っていない僕だから着るものがなくなっていくのは死活問題でもある。現役の時はとんでもな [→続きを読む]

毎年、日比谷公園で開催される屋外音楽イベント”日比谷音楽祭”に、今年は行きたいと思っていた。ご推察の通り、今年はMr.Childrenのボーカル桜井さんが出演するからだ。イベントは5/29~30の二日間の日程で、桜井さんが出演するのは5/30(日)。運命かな、僕の30歳の誕生日である。「あぁ、これはきっと桜井さんから僕への誕生日プレゼントに違いない」と、久しぶりにちゃんとチケット抽選に応募していた。 しかし残念ながらこのイベントも、漏れなく感染症の影響を受けて実開催は中止、オンラインでのライブ配 [→続きを読む]

ここだけの話、最近ちょっとヒゲに興味がある。自分のヒゲを生やすこと、に興味がある。 なんで今さら?と聞かれると難しいのだが、心当たりがあるとすれば、今放送しているテレビドラマで竹野内豊がカッコよくヒゲを生やしているからか。もちろん、ヒゲがカッコいいのではなく、竹野内豊がカッコいいのだということは分かっている。自分がいくら綺麗にヒゲを生やしたところで竹野内豊になれないことは、いくら阿呆な僕にも分かる。それでもやっぱり男なら、特に厳つい系の顔や身体を持っている男なら、一度は生やしてみたいもの(と僕は [→続きを読む]

「一足早い誕生日プレゼント」と、一冊の本をもらった。本を贈ってくるなんてお洒落じゃないか、と思いつつ、カバーの付けられた文庫本を開くと「走ることについて語るときに僕の語ること」だった。趣味がランニングの村上春樹が、それについて書いた本だ。 もしかしたらお気づきかもしれないが、僕は村上春樹の本で、読んでいないものはほとんど無い。若干退屈な旅行記とか、インタビュー集とかを除いて、ほぼ読んできたつもりだ。なのでこの、「走ることについて語るときに僕の語ること」も既読である。ブログを読み返すと、どうやら2 [→続きを読む]

ある休日、最近子供が生まれたという友人宅を訪ねた。人生の各段階にそれぞれいつも数人、親友と言っていい友達がいるのだが(少なくとも僕は親友だと思っているのだが)、その中の一人、同い歳の女友達だ。彼女の旦那さんも同じ歳ということもあって、昔からちょいちょい夫婦と遊んだりもしていた。その二人の間の子供が生まれたのだから、挨拶くらいしておこうというイベントである。 姉貴の子供が生まれた時もそうだったけど、僕は赤ん坊に触れるのが苦手だ。僕みたいな人間が変に触ると壊れてしまいそうだから。さらに身も蓋もない話 [→続きを読む]