青梅の実家で墓参りをした日の午後、久しぶりに近所の川に遊びに行った。多摩川上流の渓谷である。午後から青梅に遊びに来たパーク24柔道部の2人(同期が1人と、同期みたいな2つ上の先輩)それから姉貴夫婦の5人。 小さい頃は夏の間毎日通った川だが、久しぶりに見ると、水かさも少なくて全体的にこじんまりと見えた。各地で問題になっている梅雨時期の雨不足のせいと、自分が大きくなりすぎて子供の頃見たものが小さく見える現象が相まったのだろう。   水自体はきれいなままで安心した。ただ、水質のせいか他の原因 [→続きを読む]

先日、祖父の命日が近いので、墓参りに青梅の実家に帰った。我が一族の墓は、特に由緒ある厳ついものではない。ここ数年の間に、青梅の実家から近くてペットたちと一緒に入れるという珍しい墓所に、藤井家と母方の赤井家の二つをポンポンと建てた。藤井の墓には今は祖父だけ、赤井の墓には祖母が犬3匹と一緒に眠っている。二つとも可愛らしい小さなお墓だ。そんな大袈裟に祀らないでくれ、というのが僕らの考えなのだ。ちなみに、僕が死んだ時は、骨はどこかの海にばら撒いて欲しいと思っている。暗い石の中に閉じ込められるよりも、海に [→続きを読む]

旅の最後の夜は、白川郷で過ごした。村の一番奥の方にある合掌造りの民宿に泊まったのだ。よく見る合掌造りの写真から、小さくて可愛らしい三角の家というイメージを持っていたが、実際に観てみると、大きくて立派でビックリした。 僕らが泊まった夜、ちょうどどこかのテレビ局が取材に来ていて、夕食の様子を撮影させて下さいと申し出てきた。あまり気乗りしなかったけど、こんなところで断るのも可哀想なので仕方なくOKした。途中「白川郷に来てみて、村や合掌造りを見て、どうですか?」的な質問をされた。大して知識もないくせに、 [→続きを読む]

次の日美湾荘を出発した我々は、能登島を通って北上し、能登半島の先端“禄剛崎灯台”まで行った。何をしに行ったというわけでもないが、一通り有名スポットを見ておきたかったのだ。 能登半島は、どうやら半島の先に行けば行くほどいわゆる田舎になるようだ。北へ進むにつれて、外を歩いている人がいなくなり、走っている車が少なくなり、コンビニがなくなり、信号がなくなっていく。いずれにせよ、貸し切り同然の自然の中を行くストレスフリーなドライブだった。 灯台に登る坂道の途中に、大きく「WELCAME」と彫られた木が立っ [→続きを読む]

全日本実業団団体戦を終えてから、僕ら柔道部は1週間のお休みに入った。こういう長期の休み(我々は「解散」と呼んでいる)は年に3回しかない。この大会が終わったあと、8月末の個人戦が終わったあと、年末年始の3回だ。 そんな貴重な長期休暇に、今回は前々からしっかりと旅行の計画をたてて臨んだ。何度か書いたように計画性のない僕とって、これは非常に珍しいことである。増してや柔道着を持たない旅行を自ら計画するなんて、本当に初めての経験であった。 さて、具体的にどんな旅行をしたのかというと、相方と2人、1泊目=富 [→続きを読む]

ここ何か月か、月末になって慌ててこのブログを更新している。このブログは月に4回の更新が義務なのだ。いつも「来月こそはしっかり計画的に更新しよう」を思っているのだけど、いざ始まってみるとなかなか時間が作れなくて、この有様だ。でもこのお蔭で、スケジュールこそキツキツだが、毎月の終わりにその一か月の間にあった出来事を思い出し、一度自分の中で整理して次の月を迎えられたりもする。 と言うわけで、僕の2017年6月を今から少しずつふり返る訳なのだが、残念ながら最初はあまり明るい話題ではない。この前フリで何と [→続きを読む]

前回の記事にも書いたけれど、今週末6月3・4日は全日本実業団団体戦だ。男子は3日が三部、2日が一・二部の試合が行われる。この大会は全日本実業団個人戦と違って毎年開催地が移動する。僕の実業団一年目は静岡藤枝市、二年目は秋田市、三年目の去年は宮崎市、そして今回は富山県小杉市での開催である。なかなかまとまった休みの取れない自分には特に関係がないと思っていた“北陸新幹線”の恩恵を思わぬ形で受けることとなった。分からないものである。 今回僕は二部の補欠でエントリーされている。「とうとう一部で使われなくなっ [→続きを読む]

どれだけの人が知ってくれているか分からないけれど、あるいはどれだけの人が興味を持ってくれるか分からないけれど、5月の末30日、ゴミ0の日は僕の誕生日である。ちなみに今日は30日、もうすぐ26歳最初の一日が終わる。昨日で僕はちょうど4半世紀生ききったのだ。そう考えると我ながら大したものである。 とは言え、26歳になった感想や抱負などを聞かれても少し困る。26歳から車の保険が安くなるってことは、若干落ち着く、とみなされるということではあるようだが、実際にはどんな風に心境が変化すればいいのか分からない [→続きを読む]

それから一度東京の方に戻って、車を置いて、みなとみらいに電車で移動。赤レンガ倉庫で開催されていた「オクトーバー・フェスト」に行った。ドイツのお祭りを模倣した、飲んで騒ぐイベントである。ちなみに、なんで“オクトーバー”を5月にやっているのかは知らない。きっとそれっぽい雰囲気の中で騒げれば何でもいいのだ。 赤レンガ前の広場に、ドイツビールやらドイツっぽい肴やらを売る屋台が所狭しと立ち並び、仮設ステージやテントが建てられている。ステージでは僕の知らない外国人アーティストがよく分からない言葉で少しうるさ [→続きを読む]

今年の僕のゴールデンウィークは、いつもより少しゴールデンウィークっぽかった。と言うのも、今まで僕らにとってのGWは、だいたい毎年何かしらの合宿や練習で、休みという休みはなかった。それが今年は珍しく最後の3日間、5日~7日、3連休をもらえたのだ(もちろんそれ以外の日はもれなく練習である)。 すくなくともここ10年、2日以上の完全な連休など年に数回しかない。だから僕らは休暇というものに慣れていない。それに加えて僕らには計画性というものがない。いざ休みになってからその日何をするか悩み、結局は友達の下ら [→続きを読む]