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先週11日からの全日本合宿で、来月20日にタイのバンコクで開催される大陸別選手権・アジア大会の代表に選ばれたと井上康生監督から告げられた。僕にとって2年前のモロッコでの世界ジュニア以来の国際大会で、シニアとしては初めての派遣だ。大会賞金も出るしランキングポイントもある、シニアデビュー戦として文句ない、むしろ僕には少々大きすぎるかもしれない舞台だ。僕みたいのにはなかなかないチャンスを頂いた。ここで結果を残すと残さないとでは、今後の柔道人生が大きく違ってくることは間違いない。 試合までもう1カ月を切 [→続きを読む]

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競技者は、チャレンジャー精神を持って試合に臨むことで限界まで力を出し切ることが出来ると信じている。しかし実際にそれを試合で体現することはなかなか難しい。心のどこかで、自分の方が強い、こんなところで負けられないと守りに入ってしまったり、逆に、どうせ勝てないと諦めてしまうことが多いのだ。 先週日曜日3月10日、神戸市グリーンアリーナで行われた自他共栄杯。僕たち慶應柔道部は本当の意味で挑戦者になりきることが出来たようだ。今まで予選リーグすら抜けることが出来なかったこの大会で、自分たち自身びっくりしなが [→続きを読む]

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一段、また一段、確かに登ってはいると思うのだけれど、また届かなかった。 先週日曜日3月3日のひな祭りの日に東京武道館で行われた東京選手権。4回戦、代表決定戦で敗北してベスト16。またしても全日本選手権出場ならず。 今回は、いったい何がいけなくて負けたのか、自分ではよく分からない。あの時の僕に出来ることはだいたい出来た。それでも負けたのは、何をどうしていたら、という話ではない。つまりは完全に実力で負けたということだ。 実力で負けるのは、ある意味では凄く気持ちの良いものだ。それはもう仕方のないことだ [→続きを読む]

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もうすぐ新年度、新歓期間が近い。新歓期間とは4月の始めの数日間のこと。学部オリエンテーションや履修説明会なんかのために学校に来た入学ホヤホヤのなんにも知らない新入生を、それぞれ自分の部やサークルへ引きずり込むべく我々在校生が奔走する期間だ。 その新歓に向けて、新入生に配るチラシや、校舎や日吉の街に貼るポスターを作るのが、今の時期。 我が柔道部の新歓ポスターは2年前から、主将一人のどアップがドーンと真ん中にきて、その周りを部員の小さな写真で囲むといった構図を取っている。しかもそれがA1という他部に [→続きを読む]

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 2月も下旬となり3月の予定が段々と埋まってきている。なかなか忙しくなりそうである。  まず3日に東京選手権が東京武道館である。これがとりあえず一番大事。何が何でも全日本選手権の出場権を獲得して、今年一年を飛躍の年にするのだ。  この日運悪く、今年で5回目を数える関西の甲南大学との定期戦が重なっている。チームの主将であり、僕にとって最後の慶應甲南戦になるのに出ることができないわけだ。 それで僕の他数人をこっちに残し、他の部員は2日から関西入りする。この慶甲戦、僕らはまだ一度も勝ったことがない。僕 [→続きを読む]

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最近、慶應での練習やトレーニングが充実している、ように思う。練習メニューを考えている本人が言ってもあまり説得力が無いかもしれないけど、たぶんみんなも良い感じで疲弊してくれているはず。今日は、こんな素晴らしい練習日程・練習メニュー、俺が作ってんだぜ、っていう自慢話。 うちの部にはいつもいてくれる先生、指導者、的な人がいない。他一般の柔道部からすると、これって少し珍しい。他大学の柔道部にはたいてい一人以上は、超厳しいメニューを提示して、少しでも気を抜こうものなら耳元でガミガミ言ってくれる指導者がいて [→続きを読む]

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僕は昔から、細かいことをいちいち気にしすぎる性格で、何かあるたびに白黒はっきり結論を出さないと気が済まず、納得のいく結論が出るまで考え悩み議論するタイプの人間だ。もう少しドンと大きく構えて、良い意味で大雑把に、広い心を持って生きていけたら楽なんだろうな~なんて最近よく思ったりする。そう、相も変わらず悩める主将の話である。 先日、一人の部員に停部という今までにない重い処罰を与えた。重大な規則違反があったからだ。我々3年役員がよくよく慎重に議論して停部に至った。今までにない大きな問題に、今までにない [→続きを読む]

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先週、あんなことを書いたばかりだったんだけど・・・。やっぱり無視できない。体罰問題が柔道界に飛び火してきた。いや、飛び火どころではない。バックドラフトだ。我々の属している世界は、一瞬にして火の海と化してしまった。 僕も一応全日本強化選手の一員である故、色んな人から 「 実際、そんなに酷かったの ?」 と聞かれる。しかし実のところ、それは全く分からない。全日本合宿で、男子と女子が一緒に練習することはないからだ。だから僕も一般の方々と同様、今はただ驚いている状況だ。いや、ごく身近である分、たぶん一般 [→続きを読む]

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最近、体育会系組織に属する人間をドキッとさせる言葉がニュースに乗って世間を駆けまわっている。そう、部活動における 「 体罰 」 問題だ。僕もいちおう体育会系街道のど真ん中を駆け抜けてきた者として、この問題に対する自分なりの思いを述べておこうと考えた次第である。かねてより感じていたのは、体罰ってのには、与える側と与えられる側、それぞれに二種類あるということ。 まずは与える側 … これは単純、そこに愛があるか否か、の二種類だ。 僕の愛してやまないスポーツ漫画 『 ピンポン 』 での一セリフ。「 技術 [→続きを読む]

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僕にとっての英語、それはまさに悪魔だ。いつからこんなに出来なくなったのか分からないけど、とにかく全く勉強してこなかった。いつかは向き合ってしっかり戦っていかなきゃいけない奴であることは心のどこかで分かっていた。けれどあくまで 「 いつか 」 であって、こいつには出来るだけ触れないように、捕まらないように、慎重に慎重に避けて生きてきたのだ。 そうこうしているうちに大学も最終年、気付けばどこから手を付けて良いのかすら分からなくなってしまっていた。高校の内容はほとんど分からない。中学のどこから分からな [→続きを読む]