今朝、超大型と言われた台風8号が僕らの真上をゆっくりと通過していった。たくさんあった雨雲たちも、全部こいつに巻き込まれ吹き飛ばされたのか、もう太陽を遮るものは何一つない。さっきまで降っていた雨が蒸発して、湿度も調子に乗ってやがる。雨→晴のフェイントにまんまと騙されたミミズたちがアスファルトの上で大量に干からびている。木の葉たちの眩しい緑を見ていると、まるで光合成の音が聞こえてくるよう。まさに台風一過の猛暑日。夏が近い。そして僕らの学期末が、近い。 こんな日の昼下がり、眩しい太陽を横目に、僕は一人 [→続きを読む]