新しい炊飯器の選定はそこそこ困難だった。ピンからキリまで種類が多すぎるのだ。ネットや家電量販店のスタッフにアレコレ教えてもらったりもするのだが、とにかく難しかった。というのも、最近の家電は機能が多すぎて「果たしてこの機能は僕に必要なんだろうか?」と悩むポイントが多すぎる。炊き上がりの硬さが選べたり、米の銘柄で炊き方を変えられたり、炊き込みご飯やお粥が勝手にできたり、なんなら米を炊く以外の料理ができたり、とにかく機能がいっぱい。そして当然ながらその機能と絡まって、価格も5千円くらいものもから100 [→続きを読む]

10月の初めに炊飯器を買い替えた。 それまで使っていた炊飯器は、たしか大学に入学するタイミングで、寮のご飯というものがなくなったタイミングで買ってもらったものだ。だからもう15年近く使っていたわけだ。5合炊きで、白く丸っこい炊飯器。一人暮らしで5合炊きを持っている人も珍しい気がするが、僕はしっかりこのサイズを活かしてきた自負がある。1食で3合食べていた現役時代はもちろん、最近でも2合食べてしまう僕にとって、それは絶対に必要なサイズだったのだ。そして、こいつが生涯に炊いた米の量は、間違いなくそこら [→続きを読む]

歌や楽器が好きな会社の友人に誘われて、ここ1年ちょい、3ヶ月に一回くらいの頻度で演奏会に参加させてもらっている。その会社の友人が、プライベートで属している歌や楽器が好きなコミュニティの演奏会だ。演奏会と言っても、特に観客を呼んだりする訳ではなく、ただ自分たちのやりたい曲を演奏して歌って、お互いのそれを聞くだけの、誰も犠牲にならないただの自己満足のイベントだ。 最初の頃はそのコミュニティの方々が主体で演奏していて、僕なんかはその休憩時間に遊び程度で歌わせてもらっていたのだが、ここ2~3回くらいは、 [→続きを読む]

一度敷居を跨いでしまえば、二回目以降は実に容易く行けるもので、仕事の区切りがついて少し呑みたい気分の時や、次の日休みなのに予定がなくて、大人しく帰って寝るのは納得いかないという時、フラッと一人で寄って、軽く呑んで帰るのが日常になった。だいたい僕が行くのは8-9時頃で、店が混み始めるより早い時間帯だから、他に客がいないことが多い。幸か不幸か、村上春樹の主人公みたいに一人でゆっくり考えないといけないような悩みを僕は持っていないから、たいてい店員とおしゃべりしながらハイボールをチビチビ呑む。他に1人2 [→続きを読む]

今年の5月くらいから、僕はとうとう一人呑みを覚えてしまった。 昔から、と言っても村上春樹を読み始めて以降だから高校生くらいから、静かなバーで一人で呑むという行為に憧れがあった。村上春樹の小説に出てくる20歳以上の男は、話の中で少なくとも一回は一人でバーにフラッと立ち寄って酒をちびちび呑みながら考え事をするのだ。そして、たいてい何か簡単な食事を頼むのだけど、たいてい「パサパサしていて味がない」あるいは「頼んでからお腹が空いていないことに気がついて」食べきらずに店を後にする。 憧れてはいるものの、も [→続きを読む]

先月Mr.Childrenの新しいアルバム”miss you”の発売と、それを提げた全国ホールツアーについて、やはり僕はチケットを獲得することができなかった。1回の応募で3公演まで申し込め、二次募集まであったが、全滅。発表時間には一応スマホを握りしめて、WEBページのリロードボタンを連打したけれど、なかなか厳しい結果であった。 倍率は何倍くらいだったんだろう。ハコが小さいから間違いなく凄く高かっただろう。これだけ言っておいてファンクラブにさえ入っていない僕が外れるのは比較的順当な結果ではあるのだ [→続きを読む]

さっき、慶應義塾高校が甲子園で優勝したらしい。当然ながら一生懸命に仕事をしていた僕はリアルタイムで応援していた訳ではないが、数人の柔道関係の知人から「おめでとう!」的なメッセージをもらって知った。慶應に縁の薄い強い方の柔道界からすると、良くも悪くも”藤井=慶應”的なイメージがあるらしい。だからとりあえず僕に「おめでとう!」と送ってくるのだ。しかし一回冷静になってみよう。僕は東海大相模高校の出身で慶應義塾高校の出身ではない。それこそ、よく分からない適当な高校出身で慶應大学に入っていたら、多少は”母 [→続きを読む]

一旦腹が落ち着くと僕らは川に降りる。ベランダの下を流れている小川ではなく、本流に行く。これも僕の小学校の頃の通学路から小道を下って降りる。僕の通学路には、駄菓子屋やら本屋やらカラオケやらゲームセンターやら、文明の誘惑は皆無だが、何にも代えがたい自然と贅沢な別荘があるのだ。 その大きな川で、崖によじ登って飛び込んだり、流されてみたり、石を放ってみたり、昔から何も変わらない遊びを一通りする。当然ながら僕はそれら全ての遊びのプロだ。なんの役にも立たない、生粋の地元民・田舎っ子のタイトルを総なめにして、 [→続きを読む]

夏の間だけとはいえ、4年間も通っている我々の手際は極めて良い。何も言わずとも担当が決まっていて、火起こし・野菜のカット・飲み物の準備・テーブルや椅子の配備がスラスラと進み、家に着いてから10~15分で準備は万端だ。ちなみに担当がなくてダラダラしている奴もいるが、それはそれでいい。みんなそれぞれのん担当を楽しんでいるから、ダラダラしているやつはビールでも飲んでノンビリしていてくれていいのだ。ちなみに僕は根っから火遊びが好きだから、火の管理全般を担当している。 脂っこい豚バラを最初に焼いて網を温めて [→続きを読む]

8月最初の日曜日は、今年初めてのBBQをした。僕の地元:青梅の、昔祖父母が住んでいた空き家で、柔道関係の友達10人弱で盛大にやった。コロナになった2020年の夏から4年連続で開催している。もはや恒例行事だ。 僕の実家は、住所こそ青梅市だが奥多摩に片足突っ込んだような所にある。いちおう青梅市でも、中心の方はそこそこ都会だったりするのだが、僕の家の周りは本当に山と川しかないド田舎だ。その実家から小学校に通っていた通学路の途中に、我々のBBQ会場となる空き家がある。家の反面はジャングルに覆われていて、 [→続きを読む]