最近暑くなってきたから、朝のランニングは外を走るようにしている。少し不思議に聞こえるかもしれないが、僕は痩せるため=汗をたくさんかくために走っている故、暑い季節は外を走るのだ。同じ理由で、外が寒くて大して汗が出なさそうな季節は暖房の効いたジムの中を走るのだ。この梅雨の時期は特に湿度が高くて、汗も文句なしに溢れるし、喉も痛くならないから、僕にとって絶好のランニングシーズンだ。 しかし、当然ながら雨に降られる可能性が高いのが梅雨だ。天気予報もこの季節は「何時頃から雨が降ります」とか具体的な宣言を避け [→続きを読む]

だいぶ温めてきた村上春樹の新作「街とその不確かな壁」をこの前読み終わった。4月末くらいに買ったから、約3ヶ月かけてやっと読んだことになる。今回はなんとなく早く読みたいという気にならなかったし、語り合う仲間も周りにいない故に急いで読む必要性もなかった。1週間に一回くらい訪れる上手く眠れない夜に、1時間くらいずつじっくり丁寧に読んだ。 今回の本も、だいたいの村上春樹小説と同じようにストーリーというストーリーがなく、淡々と物事が進んでいった。その淡々と進む物事が、例によって周りくどい文章で書かれている [→続きを読む]

もう一つ、このドラマを観ていて面白いな、というか凄いなと思ったのは、俳優さんたちの身体だ。みんなちゃんと筋肉で太っていて、ちゃんとリアルなお相撲さんに見える身体なのだ。僕も柔道をしてきたから、しかも長いこと100kg超級にいたから、筋肉のデブと贅肉のデブの目利きはプロだ。強いデブと弱いデブを見誤ると大変な目に遭うから、この目利きには少なからず自信がある。その僕から観ても、みんなちゃんと筋肉デブだった。 主人公こそ、かろうじて他のドラマでも観たことがあったから本業俳優の人だと認識できた。けれど、他 [→続きを読む]

少し前くらいからいろんなところでちょいちょい話題になっているNETFLIXドラマ「サンクチュアリ」を観た。朝、ジムを走る時、タブレットで。九州のヤンチャ坊主が、金に釣られて角界に入り、色々と挫折なんかを乗り越えながら、なんだかんだ強くなることを目指して、もがくドラマだ。もちろん主人公が相撲で強くなることがメインで描かれているのだが、とにかくそいつがヤンチャで、悪ガキで、上にも横にも下にもタテついてばかりで面白い。周りの目を気にしながらビクビク生きている自分には到底真似できないタイプだ。そして、そ [→続きを読む]

しかしながら美容師さんに言われたのは「まだこの長さだと、パーマはちょっと厳しいかもしれない。ツーブロックも浅いのが出来るくらいですね」だった。この時の僕の髪の長さ、長いところで15cmくらいあった。耳周りこそ整えてもらっていたおかげでそこそこスッキリしていたけど、前髪なんかおでこ触りまくりで、一歩間違えたら目に入ってくる長さだ。毎日走っている時、自転車に乗っている時、多大なるストレスを抱えながら必死で伸ばしてきて、もう十分だろうと美容室に駆け込んだらそう言われた。ちょっと恥ずかしかったけど、それ [→続きを読む]

人生を通じて、僕はあまり髪を伸ばしたことがなかった。もちろん柔道をしていたことが最も大きい理由なのだが、引退してからもあまり髪を伸ばしてこなかった。どれくらい短かったかというと、前髪がおでこに、側面の毛が耳に、襟足が首に触れたことがないくらい短かった。というより、それらに触れられるのが嫌だったから短くしていた。 それがここ4ヶ月くらい、今年の2月から6月くらいまで、僕は人生で初めて頑張って髪を伸ばしてみた。僕の毛はめちゃくちゃ多くて硬いから、ただ伸ばすとマリモみたいに膨らんでいってしまう。しかも [→続きを読む]

僕の感覚的として、さほど話題になっていないような気がするが4月13日に村上春樹の新作が出版された。タイトルは”街とその不確かな壁”だ。ニュースによると6年ぶりの長編小説とのこと。前回は2017年の”騎士団長殺し”ということになる。そう言われると「”騎士団長殺し”ってどんな話だったっけ?」というくらい、ずいぶん久しぶりなことだ。 6年も空いてしまったから僕としても自分が村上春樹ファンだということを忘れかけていたけれど・・・そう、僕は村上春樹の比較的強めのファンだ。15歳の時、初めての村上春樹で”海 [→続きを読む]

最近リリースされたけど、今年は”ap bank fes”が開催されるらしい。コロナが日に日に勢いを落としていく中、色々と経済再会に関する明るいニュースが飛び交うが、僕にとってこれはかなり嬉しいニュースだった。 “ap bank fes”は音楽プロデューサー小林武史さんと我らが桜井さんを中心とするバンド”Bank Band”が主催する音楽フェスで、割と豪華なバンドや歌手をゲストとしてたくさん呼んで3日間ぶっ通しで開催される。場所は静岡のつま恋。基本構成としては、桜井さんとゲストで一緒に歌って、次々 [→続きを読む]

そんな彼、3年前からちゃんと強くて、柔道スタイルがとにかく思いっきりのいい技を掛けまくるタイプだから見ていて気持ちがいいし面白い。加えて、彼は柔道にしろトレーニングにしろ、よく考えて取り組んでいる。そして(柔道家には少し稀なタイプかもしれないが)自分の考えを言語化するのに長けている。そしてよく喋る。だから毎大会・毎試合のたびに、「最近はこの技を練習していて、こういうバリュエーションでの攻め方ができるようになりました」とか「しばらく試合が空いたんでトレーニングを厚めにして筋肉量を増やしました」とか [→続きを読む]

4月の最初の週末は、会社の柔道部の付き人として福岡に行ってきた。付いた大会は国内の体重別ではおそらく最もレベルの高い全日本選抜柔道体重別選手権大会である。 引退してから付き人で福岡に連れて行ってもらえるのは今年で4回目。ちょうどコロナの流行が始まった2020年4月、「感染拡大防止の観点から、付き人は同じ所属の者にしよう」という方針に基づいて急遽声をかけてもらったのが最初。そこから4回も連れて行ってもらえるなんて、逆にいえばコロナがただの風邪になるまで丸々3年間かかったわけだ。最初の2020年に付 [→続きを読む]