何かの技能を身に着けるためのトレーニングは多くの場合あまり楽しいものではない。なぜなら自分のできないところや苦手なところを重点的に練習する必要があるからだ。ピアノで自分のうまく弾けないところを何度も繰り返すのは苦痛だし、テニスでどうしてもうまくできないバックハンドの練習ばかり行うのも楽しくない。できることなら上手に弾ける曲を気持ちよく弾きたいし、得意なフォアハンドでラリーを続けたい。しかし、大した苦労をしなくてもこなすことのできるコンフォートゾーンでいくら練習を積んでも大きな進歩は見込めない。能 [→続きを読む]