「鳴かぬなら鳴かせてみせようほととぎす」と言ったのは豊臣秀吉で、織田信長が「鳴かぬなら殺してしまえ」、徳川家康が「鳴かぬなら鳴くまで待とう」、と言ったという話は三人の戦国武将のイメージと合っていてとてもよくできている。信長には比叡山焼き討ちの戦いなどから短気で強引なイメージがあるし、家康には辛抱強く待った末に万全を期して江戸幕府を開いたから、「殺してしまえ」「鳴くまで待とう」というのはそれぞれの性格をうまく表現しているように感じる。ただ、よくよく考えてみれば、殺してしまえのマインドだけで尾張の大 [→続きを読む]