「ロバスト」という言葉をいつ覚えたか思い出せないがよく使うようになったのはエンジニアとして働き出してからだ。robustを英和辞書で引くと「強健な」とか「力強い」といった意味が出てくる。元々の意味はそうなのかもしれないが何らかの障害があったり、時には何らかの攻撃を受けたりしてもちょっとやそっとのことではぶれない、どちらかというと受け身の意味での強さのニュアンスで使われることの方が多い。押しても引いても崩れないようなイメージだ。 ロバストというのは少しくらいの躓きがあっても動じずに突き進む強さであ [→続きを読む]

洋々では来年慶應SFC AO入試、慶應法FIT入試を受験される方のために「SFC・FIT選抜生」の募集を開始しました。洋々の講座の特徴である完全個別指導で書類作成を進めながら、グループプレゼンやディスカッションのアクティブラーニングで発信力、コミュニケーション能力も高めていきます。アクティブラーニング系の講座は、全員がコミットしてしっかり準備をしてくることで最大限の効果が得られるため、「SFC・FIT選抜生」は選抜試験に通った方のみ(最大20名)が受講できる講座となっています。 選抜生は高2の冬 [→続きを読む]

英語を学び始めた頃、英文を書くときに、まず日本語で考え、それにあった英単語を辞書で調べて使ってみる、ということをしていた。今でも同じプロセスを経ることがあるが前に比べて注意深くなった。同じような意味であってもcontextによって使えないということはよくあるし、論理的には正しそうでもそういう表現はしない、ということもよくあるからだ。単語の意味は日本語訳があってもわからない。「楽しい」という単語を辞書で引けば、pleasant、happy、enjoyable、delightful、merry、jo [→続きを読む]

野球のバットに重りをつけて振った後、普通に振ると自分のスイングが速くなったように感じる。実際に速くなっているかどうかは疑問だが少なくとも気持ち的には簡単に振ることができるようになった気がする。 人の感覚は相対的なところがあるので、今大変だと思っても、もっと大変になるとあのときは全然大変じゃなかったと思うようになる。借金でも100万円くらい借金していてもうだめだと思っていても、さらに膨らんで1,000万円になったときには、100万円なんてなんて小さいのだろう、あのとき頑張って返せばよかった、という [→続きを読む]

国公立大の2次の学力試験が廃止されて人物評価重視になる(毎日新聞2013/10/11)とか、センター試験を廃止して「達成度テスト」にする(読売新聞2013/10/22)とか、政府の教育再生実行会議の動きが最近よく報道される。私は正しい方向に動いていると思うが、1点刻みのペーパーテストから人物評価に移行しようとする動きについてネットでは批判の声も少なくない。現行のAO入試・推薦入試に対しても反対派が一定数いるがここではその根拠について検証したい。 まず学力が落ちることに対する懸念がある。私もこの点 [→続きを読む]

市場価値という言葉を聞くと公平で客観的であるような印象を持つ。確かにそういう面はあると思うが、それが唯一の絶対的な「適正」な価値を示しているかというとそれは違う。なぜなら受け手によってそのモノやサービスの価値は変わるからだ。自分が今所有する車を市場で売ると10万円にしかならないとしても、自分にとっての価値が10万円しかない、ということにはならない。その人にとっては新車より価値のある可能性も十分にある。車に限らず、自分で使い込んでいるモノは、使い込めば使い込むほど自分にとっての価値が上がる。その一 [→続きを読む]

バッチ処理とリアルタイム処理という言葉がある。コンピュータの仕事の処理の方法に使われることが多いが、前者はある程度まとめて一気に仕事をする方法、後者は反対に仕事が入ってくる度に処理する方法を指す。仕事の種類によって向き不向きがある。 人間の仕事においても、特に事務作業については、まとめて行うバッチ処理と逐次行うリアルタイム処理の2種類の方法を選べる。当然、仕事によっても、その仕事を行う人の性格によっても、どちらの方法で処理すべきかは変わってくる。ただ、多くのケースで必要以上にバッチ処理が選ばれが [→続きを読む]