大学入学共通テストで結局導入が見送られた英語民間試験の利用と国語・数学の記述式だが、元々公平性や実現性の観点から批判も多い中、2021年度の入試への導入にこだわったのはなぜだろうか?もちろん大学入試改革の理念を体現させるという意図があったのだろうが、導入見送りの決定以前にすでに及び腰になっている大学も少なくなかった。東大や京大では結局英語民間試験の受験を必須としなかったし、英語外部資格を出願の要件として挙げている大学でも大学入試英語成績提供システムの利用は必須とせず曖昧な運用をしようとしていると [→続きを読む]