ここに300ページの本があるとする。その中に10ページ落丁があることがわかると、それだけで読む気を失ってしまう。100%を求めているというわけでもないが少しでも何かが欠けると途端にやる気を失ってしまう。ノーヒットノーランまであと少しのところだったのに、1本ヒットを打たれて突然崩れてしまう投手のように。 しかし、300ページのうち、10ページを読まなくても内容は理解できる可能性が高いし、小説であっても十分楽しめるだろう。本当に読みたい作家の本なら、1ページだけでも読みたいと思うはずだ。 100%準 [→続きを読む]