梅雨が明ける寸前の週末、久しぶりに文句の付けようのない晴天が広がった日曜日、僕らは海に出た。ある先生が持っておられる船に同級生数人と乗せてもらったのだ。正式な分類と呼び方を知らないのでとりあえず「船」と書いたが、全長50フィートのエンジン付きヨット(帆船)である。50フィートって要するに15mくらいな訳で、なかなかの大きさである。普通の人が持てるような代物じゃないし、増して普通の学生が乗れるような代物じゃない。つまり僕は人の縁にかなり恵まれたかなり運の良い学生というわけだ。 午前中に逗子マリ [→続きを読む]