大相撲の夏場所は決定戦の末、大関照ノ富士の優勝で終わったが、決定戦にまでもつれこんだのは照ノ富士が今日の本割での負け以外にも昨日までに2敗していたからだ。その2敗はいずれも物言いがついた取り組みで、いずれも軍配が照ノ富士に上がった後に、それぞれ反則、行司差し違えで負けになっている。11日目のまげをつかんでの反則、14日目のほぼ同体の遠藤戦での行司差し違えの判断を下した審判部長は照ノ富士の師匠である伊勢ケ浜親方だ。自分の弟子に対しても公平な判定をしようとするどころか、むしろ、自分の弟子だからこそ厳 [→続きを読む]

オンライン決済サービスを提供するペイパルは90年代後半に創られた企業だが、その初期メンバーには後にテスラを創業したイーロン・マスク氏やユーチューブの創業メンバーが含まれており、彼らはペイパルマフィアと呼ばれる。そのペイパルマフィアのボスがペイパルでCEOを務めていたピーター・ティール氏だ。投資家としてFacebookを始めとする名だたる企業に投資してきたティール氏は、全く新しい何かを始めることが大切と説く。グーグル社の検索エンジンやアップル社のスマートフォンのようにこれまでの延長ではなく、ゼロか [→続きを読む]

前回、ローリスク・ハイリターンを投資の世界で見つけるのは難しいが、日常の生活においてはいろいろ見つけられるというようなことを書いた。逆にハイリスク・ローリターンはどうだろう? まず投資の世界においてローリスク・ハイリターンの案件を見つけるのは難しいが、ハイリスク・ローリターンな案件はいくらでもあり得る。なぜかというと案件を紹介する人や企業が彼らの利益を追求しようとするときに残念ながらそのリスクを我々一般消費者に負わせながらリターンを得ようとしている可能性があるからだ。投資をする際には、その案件に [→続きを読む]

投資の世界ではローリスク・ハイリターンの案件を見つけるのは難しい。そういう案件があればすぐに多くの人が気づき投資に参加しようとすることで、必要な投資金額が高まり、期待できるリターンが下がってしまうからだ。ローリスク・ハイリターンの案件に投資するためには、ほとんどの人が気づいてないところで、自分だけがそれを先に見つけるしかない。 そういうことが頭の中にあるとローリスク・ハイリターンは基本的に無理なのでは、とあきらめてしまいそうになるが、見方を変えれば普段の行動の中ではリスクを取らずに大きなリターン [→続きを読む]

自分の学生生活を振り返ったときにあまり真面目な学生だったとは言い難いが授業を選択するときのわくわくした気持ちはよく覚えている。入学したとき、新しい学期が始まるときに履修の手引き的なものが配布されて、数多くの授業の中からどれを履修しようかを考えるのはとても楽しい作業だった。残念なことに、興味を惹かれることよりも単位の取りやすさを優先してしまったりして、今だったら違う取り方をするだろうなという反省もある。ビジネススクールに留学したときはその反省を活かして単位の取りやすさよりも自分にとって必要かどうか [→続きを読む]

洋々では総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)の準備のサポートを中心に行っているが一般選抜向けの準備が大事でないと思っているわけでは決してない。創業メンバーの4人はいずれも一般入試で大学に進学しているし、私自身、一般入試の準備の過程で培った考え方や知識がその後も思考の基盤になっている感覚がある。大学受験において一般選抜以外の入試の割合が年々増えていることもあり、総合型選抜や学校推薦型選抜を考えざるを得ない状況になりつつあるが、そういった選抜を受ける場合でも一般選抜を捨てることはせず、 [→続きを読む]

登山の際には、道が整備されていて登りやすく展望のよいところもあれば、歩きにくく景色に面白みのないガレ場もある。比較的平坦で余裕を持って歩けるところもあるし、一つ一つの動きに慎重さを要する岩場もある。登山中は常に楽に歩けて景色のよいところを求めている気がするが、おそらくそのようなところだけだと登山の楽しさは半減する。面倒なところ、きついところは、できれば避けたいと思いつつ、どこかで楽しんでいるところもあるのかもしれない。考えてみれば、平坦なところを退屈に感じたり、厳しい登りに達成感を感じたりするこ [→続きを読む]