日本の大学受験においては志望校だけでなく志望学部まで選ぶ必要がある。総合型選抜や学校推薦型選抜では志望学科まで選択させるケースも少なくない。東京大学のように学部学科毎ではなく理系文系の大きな区分で募集したり、国際基督教大学(ICU)のようにリベラルアーツを謳い一つの学部のみを設定して共通の入試を課したりするケースもあるがどちらかといえば少数派だ。 総合型選抜は9月に出願があるところが多く、高3生はそれまでに志望する大学だけでなく、学部、学科を選ぶ必要がある。自身の受験生時代を振り返ってみても高3 [→続きを読む]

新年おめでとうございます。 今年は3年に亘るコロナ禍からの脱出を試みながら、よりよいサービスの形を探るべく、また1日1日大事に過ごしていきたいと考えています。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今年はコロナ禍3年目に入り、洋々でもwithコロナの形を探る年となった。国内の感染者数は今年も多かったが、緊急事態宣言が出ることもなく、洋々でも幸いなことにクラスターが発生することもなく、1年間校舎を開け続けることができた。個別指導の実施は渋谷本校か、Zoomか、できる限り受講生の希望に沿うようにしているが、一昨年には3割程度まで下がった渋谷本校でのサポートの実施が、今年は半分くらいまで戻ってきた。説明会等のイベントもしばらくは渋谷とオンラインのハイブリッドでの開催を続けていたが秋くらいから渋谷 [→続きを読む]

コロナ禍3年目となった今年は諸々の制限が解除され、感染者数はいまだに多いものの、普段の生活はだいぶ元に戻った。昨年、東京オリンピックが無観客で行われたのが懐かしく感じるくらいだ。大学でも対面の授業がだいぶ戻ってきて活動の制限もなくなりつつある。文部科学省の調査によれば授業をほとんど対面にしているという大学は昨年の10月の時点でまだ65%だったが、今年の9月には85%になっている。7割以上を対面授業とする大学は98.5%にまでなった。基本的に対面だがオンラインの方がお互いの都合がいいところはオンラ [→続きを読む]

先日Harvard大学のロースクールが雑誌U.S. News & World Reportのランキングから離脱する、ということを発表した。New York Timesの記事によれば、Yale、Stanford、Georgetown、Columbia、UC Berkeleyといった他の名門大学もランキングへの協力を辞退するという。Harvard大学はU.S. Newsのランキングの方法が学生の多様性を阻む方向に作用しかねないことを離脱の主な理由に挙げている。たとえば、LSAT(標準テスト [→続きを読む]

今月初めに日本経済新聞に「中小企業融資『経営者保証』を制限へ」という記事が掲載された。金融庁が2023年から金融機関の中小企業向け融資で「経営者保証」を制限するとのこと。現状、中小企業が金融機関から融資を受けようとすると「経営者保証」が求められることがほとんどだ。「経営者保証」を受け入れると企業が融資を受けてそれを返済できないときに経営者個人が肩代わりして返済しなければいけないということになる。 金融機関としては貸したお金は必ず回収する、というのは当然のことだ。金融機関が融資するのは基本的に自社 [→続きを読む]

大学受験の総合型・学校推薦型選抜では出願書類として志望理由書の提出を求めることが多い。面接でもっとも頻繁に聞かれる質問も志望理由である。受験生の能力や適性を見極める方法は志望理由を聞くこと以外にもいろいろあるので志望理由の優先順位が高いことは自明ではない。実際多くの大学学部では、志望理由書以外に活動報告書を提出させたり他のテーマでエッセイを書かせたりしている。面接でも志望理由以外にもこれまでやってきたことや大学入学後にやりたいことなど様々なことを聞く。プレゼンテーションを求めたり、グループ討論を [→続きを読む]