先月29日にアメリカの連邦最高裁で大学入学選考におけるアファーマティブアクション(積極的差別是正措置)が違憲と判断された。アメリカのトップスクールはこれまで数十年に亘り入学試験において黒人やラテン系を優遇する措置を取ってきた。大学側はそれによって学生の多様性が確保されてきたと主張する。一方で同じグレードやスコアでは不合格にされてしまう白人やアジア系からは逆差別だという批判もあった。今回の最高裁の判決に対しても意見が割れている。バイデン大統領がすぐに強い反対の意を表明したのに対し、トランプ前大統領 [→続きを読む]