問題に直面するのは苦しいことである。しかし、問題が全くないとそれはそれでつまらない。 コンピュータのアクションゲームではよく「無敵」モードが存在する。テレビゲームの草分け的な役割を果たしたパックマンやマリオブラザーズ、他にも戦闘機を操作するようなゲームの多くでそういったモードが存在した。何か特別なアイテムを獲得すると、たとえば無敵の実のようなものを食べると、自分の操作するキャラクターや戦闘機が一定の時間どんなに攻撃を受けても全くダメージを受けない状態になる。ゲームをやっているとこれは気持ちがいい [→続きを読む]

サッカーでも野球でも他のどのようなスポーツでもプロの世界でレギュラーのポジションを取るのは難しい。特に順調に勝っているチームだと監督は敢えてレギュラーを変更しようとはしない。レギュラーは出れば出るほど経験を積み技能を上達させ、ますます補欠選手が出る機会はなくなっていく。今のレギュラー選手と年齢の差があれば世代交代もあるが、すでに年齢の近い選手が活躍している場合はそれも期待できない。今まで補欠だった選手にチャンスが巡ってくるのは多くの場合怪我などで急遽レギュラー選手が出られなくなるケースだ。 補欠 [→続きを読む]

福島第一原子力発電所の事故について東京電力から今回の大震災が「想定外」だったというコメントがありそれに対して「専門家が想定外といって逃げるのはどうか」という批判の声が多い。確かに「想定外」だったというコメントは少し安直であるし、情けない。海外にも目を向ければマグニチュードが9.0を超えた地震はこの100年で今回の震災の前にすでに4件起きている。原子力発電所という一歩間違えば大きな危険につながる施設の設計に関して今回の地震やその後起きた津波の規模が想定外だったというのは、もしそれが本当だとすれば、 [→続きを読む]

今回の大震災について海外メディアで日本、特に日本人を称賛する記事が目立つ。 大地震が起きた際は小学生からビジネスマンまで、慌てず訓練通り淡々と避難する。こんなに被害を受けて物資が不足していても皆落ち着いていて暴動や略奪もない。福島の原子力発電所で自らの危険を顧みず何とか被害を食い止めようとする人々、今、自分が東京から出ていったら誰が日本経済の回復を担うんだと言って東京で頑張る人々がいる。日本以外の国で同様の災害が起きたらこんなものでは済まない。このJapanese Spiritとでもいうべきもの [→続きを読む]

以前「見世物」という漢字を「けんせいぶつ」と読むと思っていた。「みせもの」という言葉自体は知っており、「見世物」も同様の意味であることは知っていたが、その二つが結びつかず別の単語として覚えていた。友人と話しているときに、「けんせいぶつ」という単語を使い、「けんせいぶつ」って何?と質問され、意味を説明するうちに「それって『みせもの』のことじゃない?」と言われて初めて自分の誤りに気づいた。 同じように「無理矢理」という漢字をなぜか頭の中で「むりしつり」と読んでいた。これも「むりやり」という言葉は知っ [→続きを読む]

多くのベンチャー企業はIPO(新規株式公開)の実現を目指している。企業は上場することによって社会的信用を得るのと同時に資金調達の方法を多様化することができる。またほとんどの場合株主でもある創業者は、株式を公開すれば自社の株を自由に売却することで創業者利益を実現することができる。ただ、IPOは経営者にとって負担にもなる。株式を公開することで、経営観の異なる人が株主になり、自分たちの思うような経営ができなくなる可能性がある。また、内部統制監査の導入をはじめとして情報公開のための事務作業が必要以上に増 [→続きを読む]

外貨を稼ぐ日本の文化というとゲーム、アニメ、等、が挙げられることが多い。ゲーム、アニメは、日本人が日常的に楽しんでいるものなので海外で受け入れられるのも自然な感じがする。歌舞伎や能、琴や三味線、そういった日本の伝統芸能はもちろんいいものだし、大事にしたいものではあるが、ほとんどの日本人でさえ日常的に楽しんでいるわけではない中で海外にまで広めるのはなかなか難しいのではないかと思う。もっと身近なものでも日本発のクールなものは、ゲーム、アニメ以外にもたくさんある。 まずは食べ物。寿司、天ぷら、すき焼き [→続きを読む]